iPhone 3Gは今時のスカウターなのかも!?

様々なメディアでいろいろな方々がいろいろな評価をしているiPhone 3G。概ねは「日本の携帯電話メーカーはうかうかしていられないぞ」というモノで一致しているが、中には「お財布ケータイ、ワンセグに未対応だから日本じゃ駄目」なんていうお気楽な記事もある。

が、どうだろう。最初の発表からずーっとこのかたニュースサイトやブログをウォッチングしていたのだが、どうにも違和感を感じるのはなぜだろうかとずっと考えていた。。。 で、はたと思った語句をどこかのコメントで見つけた。

「これはつまりスマートフォンの類いなので日本の一般的な携帯電話との単純比較はそもそも間違っている」

これだ! お気楽な記事を書いている記者は此処が抜けている。基本的にスマートフォンのカテゴリーにはいるのでワンセグやらお財布ケータイ等の機能はそもそも必要とされるケースは少ないかもしれない。大体ワンセグは実は私もまともに使った事はない。ぉー、見れる見れると遊ぶ程度。でもYouTubeは見る。こちらが見たいものを選べないTVよりもYouTubeの方がより今風である。

ワンセグはさておき、本当にスマートフォンなのか。個人的にはこれも実は違うと思う。今のカテゴリーに無理矢理当てはめればそうなるのだろうが、つまりは、新カテゴリーなのだ。Internetにあふれているありとあらゆる情報を効率よく利用する方法が求められている。そして個人情報をも効率よく利用する。今いる場所で今知りたいあらゆる事を調べられ、個人のあらゆるデータと絡めて利用出来る。

・・・それって、形は全然違うけれど、携帯電話ではなくて、スマートフォンでもなくて、例えばドラゴンボールでサイヤ人が付けていたスカウターに近いんじゃないだろうか。携帯する、パソコンより進化した個人に特化した情報端末。ただディスプレイはスカウターの様にはなっていないけれど。

そう考えるとスッキリとする。最初なんでAppleは今更携帯電話を?とか思ったのだが、なるほど、実はMacより、より考えの進んだパーソナル情報端末の第一弾を出した、という事なのかもしれない。だから所謂日本の携帯電話と比べるのは土台が違うし、Apple流の携帯電話だと思って買うと、なーんだ、という事も有るかもしれない。でも既に携帯電話という枠から一歩出たもの、と考えるとすごい、とやっぱり思う。。。

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