AKG K271 MkⅡをBELDEN 82761でリケーブル。

いやぁ、素晴らし。なんでもっと早く替えなかったんだろうってぐらいの衝撃。ヘッドホンのリケーブルが良いよ、と言う話はよく聞くけどここまで違うとは思わなんだ。(カールコードがAKG付属。白いコードがBELDEN 82761)

定番BELDEN 82761

BELDENの中では細さと、多少柔らかめの82761。赤い88761の方が音質的に良さげだというレビュー記事が多いんだけど、同時にケーブル自体が「硬い」という話も。ヘッドホンとしての使い勝手だったり装着感だったりを多少犠牲にするか・・・。いや、ここはまず88761よりケーブルが柔らかめでヘッドホンのリケーブルによく使われる82761で行ってみよう、うん。え?自分でやらないっすよw リケーブルとしてノイトリック(REAN)コネクタを使って作っているところから購入します。半田付一つで音質変わるしね、そこはほら職人さんにお任せです。で、実際に手にとってみると、ヘッドホンのケーブルとしてはこれでも硬めですねぇ。でもギリギリ使い勝手を犠牲にしない硬さに抑えられてます。これより硬い88761だったらちょっと個人的には困ったかも(^^;

で、肝心の音質は

最初に書きましたが、衝撃ですね。ガクンとランクが上がります。ハッキリと分かるぐらいw

  • 歪みがなくなる
  • 解像感が上がる
  • 透明感が上がる

純正ケーブルだと、音が多い時、特にポップスなどで楽曲によっては出てくるんですけど、ゴチャッとしちゃうんです。モニタースピーカーのFOSTEXも同じでしたが、ゴチャッとして歪み気味になって気持ちよくなくなるところが出てくる。KRK ROKIT4に変えてそれがなくなって気持ちよく聴ける様になりましたが、AKG K271 MkⅡにBELDEN 82761の組み合わせでも同じく歪みがなくなり、ゴチャッとしてたところがハッキリくっきりします。AKGヘッドホンのちょっとドンシャリ気味の傾向は純正ケーブルの所為だっのか!と、ビックリ。女性ボーカルの高音の「つ」とか「さ」とか、突き刺さる感じだったのが、まろやかになり、全体的にバランスが良くなります。それによって立体感が出てきます。クラシックの生々しさも再現出来てます。

これは想像でしかありませんけど、マスタリングした音が聴こえてるイメージ。非常に音のバランスがいいのでオーディオ用味付けのあるケーブルではない気がしますね。私の場合はこちらの方が良いですが、情報量が多いので人によってはというかリスニング用途だと疲れるかも。ていうかそもそもリスニング用途ならAKG K271MkⅡは選ばないか(苦笑)。でも先述の特徴のおかげでAKG K271 MkⅡとBELDEN 82761ではクラシックやジャズのリスニングでも良いかもしれません。これはAKG K271MkⅡを使っている人にはぜひ試してほしいケーブルですね(^^

AKGのヘッドホン

ちなみに、AKGのヘッドホンは下位モデルでない限りはケーブルは抜き差しできる様になってます。おかげでリケーブルは抜き差しするだけの手軽さ。しかもパッドも交換可能なので壊れない限りは使い続けられます。SONYやオーディオテクニカも良いですけど、興味があったらAKGも一度試してほしいヘッドホンです。

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