B+com SB6RX と SENA 50Rの比較。

↑の、続編。買い替えてからほぼ1年経つので、忖度のないレビューを、と、思ったのだがスペックではわからないところで(個人的には)B+com SB6XRがよかった、というのが1年使っての正直な感想。

バッテリーの持ちがすごく良い

SENA 50Rに限らずこれまで使ってきたSENAのインカムは朝から使ってると夜には確実に心許なくなる、というかその前にバッテリーがなくなる感じ。そりゃそうね、スペック上でも最長12時間だもんね。でこれが韓国スペックというところなのだが国民性なのかかなり良い状態で(盛って)12hなんだろう、というところだ。実際には対感情8h持つか持たないかぐらい。1年も過ぎると6hぐらいまでへたったのもあった。

一方B+com SB6XRはスペック上で24h。少なくとも日帰りのツーリングでは心配することがない。10時ごろでて3時ごろ帰ってくるような場合なら80%以上残っている。そのまま充電せずに次の日にも使える。泊まりの場合なら寝ている時に充電すれば走っている間はバッテリーの心配はいらない。これは一つしたのB+com Oneも近いものがあって20h持つので大概の場合バッテリーの心配をする必要がない。この辺がJapanクオリティというところか。

音質もB+comの方がいい

ハーマンコードンのスピーカーとかいうことで期待していたSENAの方はまぁそれなり。実際にはB+com SB6XRのスピーカーの方が高音質に聞こえる。バイク+ヘルメットという環境に適したスピーカーなのかも。音楽を流してもB+com同士のB-link通過もかなり高音質だ。

再リンクはB-Link使えるならB+comの方が楽

一度B-Linkで使いだインカムと再接続する場合は上下のボタンを1度押せばサクッと再接続する。スマホでの操作でならSENAもB+comも大差ないがインカムだけで再接続できるのはやっぱり楽。

スマホの音声(音楽・ナビ)を聴きながらインカムを使うのはSENAの方が優位

B+com SB6XRの場合B-Linkでインカム通話を始める前にスマホで音楽なりナビなりを流しておく必要がある。そのあとインカム通話を始めると「聴きトーク」になってインカム通話しながら音楽・ナビ音声が聞こえる。慣れればどぉってことないが、間違えて最初にインカム通話を始めてしまうと、一度切って、スマホと繋いで音声が流れることを確認してからインカム通話を始め直す必要があったりする。同様に、バッテリーの心配がないのでSAなどでインカム繋ぎっぱでトイレに行ったりしてiPhoneとの接続が一度切れた状態でヘルメットのところまで戻ると「聴きトーク」が切れてたりしてナビ音声が聞こえなくなる。この時にも一度電源を切って、スマホと繋ぎ直して音声が流れることを確認してからインカム通話を始め直す必要があったりする。このあたりはやはりちょっとだけ面倒に思える。

一方SENAの方は何も気にしなくていい。どちらにもつながってばどちらも聞こえる。一旦どスマホかインカムかの接続が切れても有効範囲に入れば自動で繋がる。こっちの方がはるかに楽。

これと似た感じで、インカム通話中にSIRIを使うのもSENAの方が楽。

ソロで使ってる場合

インカム使わずにソロで使っている分には上のネガティブな部分(「聴きトーク」の使いにくさ)が関係なくなるのでB+comの良さの方が勝る。音楽聴くのも、ナビ音声も、電話での通話も、SIRIもSENAより使いやすい。バッテリー持つし。

てことで

それぞれに特徴があるのだが、バッテリーの持ち・信頼性、音質、B+com同士のB-Linkを考えると個人的にはB+com SB6XRの方を選んで正解だったと思う。これからどちらかを買うかで迷っているならB+com SB6XRをお勧めする。インカム通話をしながらスマホナビなどを使わないのなら「聴きトーク」の無いB+com Oneもいい。インカム通話をしながらスマホナビなどを使い、より価格が安価な方がいいならSENAや他メーカーも選択肢に入ってくるかな。

SENAの最大の懸案事項だった雨天での防水に関しては、B+comをまだ雨天で使ってないので比較できず。

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