「SSDは3ヶ月通電しないとデータ消失するからダメ」・・・はぁ?!

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いや、逆にびっくりしました。そんな話が一部で(?)まかり通っているなんて。びっくりしてググってみると確かにそんな記事がありますねぇ。自身では検証もしていないコピペ拡散記事が殆どで更に調べていくと、どうもソースは初期のSamsungのサイトと価格コムのQ&Aのようですね(苦笑)。さらに、USBメモリーやSDカードなども同じだそうで、いやはやなんとも・・・。いるんですよね、詳しくもプロでも無いのにそういうネガティブな噂を嬉々として広める人。だからFaceBookとか嫌になってやめたんですけど。

最初に書いとくと【実感】として「そんな訳あるかい!」

デス。いや、正確にはSSDというものが出た当初にはそんなだったかもしれない、Samsungのメーカー保障としては当初そう記載せざるを得なかったのかもしれない、それを今でも通用する事のように書いちゃっているという事だろうなぁ。ちなみに2015年ぐらいに書かれたものが多い。後述するその頃の「高温下でデータロストする」という噂の騒動と特定のメーカの過去の記述と特定の人の個人的意見・思考がごちゃまぜになり、尾びれ背びれつきながら広まった、って感じかなぁ。逆にそれより新しい年に書かれた記事ではそれを修正する記事が多い。
仕事柄多く(自身の、顧客の、納品したもの)のUSBメモリー、SDカード、SSDを扱いますが現実的な話として実感でUSBメモリー、SDカード、SSDでそんな事になった事は皆無です、はい。ていうかそもそも、そんなんだったらUSB接続のモバイルSSDが製品として成り立たないです。そういう実感のもてないくらい、PCを使ってない、たんに頭でっかちの人の話なんだろうか、とか。

ただし・・・

これはSSD、USBメモリー、SDカードなどのフラッシュメモリー系に限った話ではなくてHDDを含めPC系のストレージメディア全般に言える事ですが「永久保存メディアではない」というのは間違っていません。特定の条件下では著しく保存率が下がったりするのも事実。件のSSDでは高温下ではデータロストの危険性は確かにあがります。が、45℃以上の環境でPC使う人もそうそういないでしょう。少なくとも日本の環境で正常にPCが動作している環境では問題にはならないはずです。気にするなら例えばデスクトップPCなら排熱やファンの風が当たるようにするとか気をつけるぐらいでOKかと思います。
(あぁ、Samsungの記載はそういう通常ではない環境下で保証できる期間が3ヶ月、という事だったのかもしれませんね…Samsung好きじゃないのでこれは調べてもいませんし、今、どーでもいい。)

参考までに

こちらのGigaZineの記事が参考になるかも。これも2015年の記事で「高温環境下で数時間でデータが消える」という噂は正しいのか?について書かれた記事。

https://gigazine.net/news/20150514-ssd-temp-endurance/

さらにこちらは多分うちと似たような業務をしている方の、SSDメーカーに2010頃に聞けた話だそうで

http://pcinformation.info/pcparts/ssd-lifespan-leave-long-time-no-worry.html

特にここの部分

SSD は約5年間は放置してもデータは消えない


長期間放置についてです。どれくらい放置しても大丈夫なのか、その目安は SSD の劣化具合と放置環境によって決まってきます。 

容量が 128GB の SSD なら、データ書き込み量が数百TBに達しているほど劣化が進んでいても約5年間は放置してもデータが消えることはありません。約10年間放置してもデータが消える可能性は低いです。 

あまり劣化していない状態だと、どれくらい放置してもデータが消えないのか予測するのは難しいほど長い間放置してもデータが聞こえることはありません。 

ただし、高温の環境で長期間放置すると短期間でデータが消えてしまう可能性が高くなりますので、高温の環境での長期間放置は厳禁です。一般的なパソコンの適切な使用環境の温度上限35度を超えないところで SSD を保管しておくのが望ましいです。

「パソコンの選び方買い方」より

これが実際の話だろうねぇ。私の実感とも一致。というか多くのパワーユーザ・ヘビーユーザの実感とも一致するかと思います。プロ・パワーユーザ・ヘビーユーザ以外の、特に所謂スペック厨あたりが騒いでいたのではないかと想像します。そんな事どうでもいいからまず付けて使って必要な作業しろよ!と言いたい(苦笑)。その上で実感や実体験をもってからにしろよ、と。何か聞いたり疑問を持つのはそのあとじゃね?と。カタログ集めてあーだこーだも楽しいのはわかるけど、喧々諤々とするようなこっちゃない、デス。はい。

あと、ついでにですけど

SSDを買うときには実際に使う量より倍程度以上大きめを買うのがオススメ

デス。これも上の

http://pcinformation.info/pcparts/ssd-lifespan-leave-long-time-no-worry.html

に詳しく書かれてますが書き換え回数が多くなればなるほど寿命は短くなるのは当然で、容量に余裕があればあるほど寿命は延びるって事です。これ、Memoryが少なくて(古いPCで4GBまでしか積めないとかで)、SSDでお茶を濁しているPCではSSDにスワップファイルとか作るので速度的にはHDDにスワップファイルつくるより動作が速くて多少快適にはなるんですが、その分書き換え回数は多くなります。。。んじゃぁ、大容量の高価なSSDを古いPCにつけるかって言ったら・・・悩みますよね(^^;;; 古いPCにWindows10入れるような場合はその辺のことを考えて買い換えるか延命するかといのも一つの目安となります。

結論:普通に使っている分にはそんなの心配する必要はない

当たり前ですが。ただし、やはり温度には気をつけた方がいいのと、バックアップは「自己責任」ですので必ず取るように、できれば複数のメディアに、です。SSDのせいで!とかHDDのせいで!とか騒いだところでデータは戻ってきません。SSDだからとかHDDだからとか関係なく、いかにデータを保存するか、結局そういう事です。
(てことで、私にそんな疑問を投げかけた方、理解していただけたろうか。)

12件のコメント

  1. 共感します。
    https://gigazine.net/news/20150514-ssd-temp-endurance/
    そもそもこのgigazineの記事を軽く読んだだけでは誤解しかねないですね。
    この記事内にあるリンクで、
    https://www.anandtech.com/show/9248/the-truth-about-ssd-data-retention
    ここの文章中の、
    Remember that the figures presented here are for a drive that has already passed its endurance rating, so for new drives the data retention is considerably higher, typically over ten years for MLC NAND based SSDs.
    これを見れば、通常は基本3カ月しか持たないなんてことはないことは無いのはわかりますけどね。
    通電しないと3ヵ月しか持たない、という部分だけが独り歩きしているように思われますね。

  2. 実験の結果、無通電で6か月放置でOSごと飛んだりしましたww

    • 貴重なコメントありがとうございます。

      んー・・・。

      ウチでは1年以上保管され通電していないSSDを起動してみたんですけど、なんら問題ないんですよね(ちなみにSanDisk製)。また、1年以上通電されず放置されたSSD搭載機の旧MacBook Airもやはりなんら問題なく起動しました。過放電でバッテリー死んでから1年以上放置されたiPadもバッテリー交換で生き返ってますし・・・。スマホも同じく。少なくともうちの周りでは3−6ヶ月程度の無通電でデータ消失なんてのは一つもないです・・・。SDカードもUSBメモリーも同じく。

      一つだけ無通電とは関係なく、単なる不良でSamsungのSSDが突然死したのは経験あります。2〜3日放置して電源入れたらOS飛んだ的な。これは修理に出しましたが、以後二度とSamsungは使ってません。WDかSanDisk指定。偽物も多いCrucialもできるだけ控えてます。

      より詳しい状況とかSSDのメーカーとか、MLC、TLC、QLCなど、ほか詳細をブログ記事にしているなら紹介してくださるとかしてくださると、皆の参考になるかと思いますが・・・。

  3. こんにちは。
    滅多に使わないサブマシン用に使用したCFD CG3VXのデータが揮発しました。
    3月にクローン作成、以後起動せず数日前に起動するとデータが消えてました。
    ついでに通電時間もリセットされていますw
    一度フォーマットしてデータの書き込みと読み込みテストしましたが問題ないので初期不良ではないでしょう。
    恐らく真っ当なメーカー製のものは年単位で問題ないのでしょうが、二流品は数ヶ月で揮発するのが事実です。

    • 貴重なお話し、ありがとうございます。

      調べていくとこんな記事を見つけました。
      https://chimolog.co/bto-ssd-cfd-cg3vx/
      品質自体があまり良くないという事の様ですが・・・データが3ヶ月で無くなってしまうというのは怖すぎですねぇ。。。 逆に興味が湧きましたので、SanDisk/WD製とCFD製のSSDでそのうちに比較テストしてみたいと思います。

      重ね重ね、貴重なお話ありがとうございます。

  4. 温度だけじゃなくて湿度で故障するよ、
    ほとんどの電化製品は湿度20%から80%の範囲のみで使うように
    制限されています。
    湿度が90%を超えるのを保証するのは野外で使う水没可能な製品だけです。
    太平洋側地域の海辺では日常的に夜間90%を越える地域が
    多数存在しています、天気予報の湿度や湿度計の湿度が80%でも
    北側の床で図ってください、90%は軽く超えています、湿気は下側や日が
    当たらない側に溜まるんです。

    • コメント、情報、ありがとうございます。

      あ゛〜・・・。そ・・・それはおっしゃる通りSSDがっていうより電化製品全般、電子機器全般で、確かにダメでしょうねぇ・・・。

  5. 2012年頃から実験された方の結果です。
    https://botchyworld.btopc.jp/ssd_drp_v4.htm

    「何をもってデータが消える」とするのかについては、当然layer毎に判断が分かれると思いますが、E7=0となるまで使用しているSSDでは3か月でデータが消えたと判断されており、さらに新品でも1年との結論を出されています。

    「放置しているPCが無事起動したから」とか「お客様で問題がでていないから」といった断片的な情報でデータが消えていないから問題ないと判断されるのは結構危険かと思われます。特にお客様を抱えているようなプロの方がそういった判断されるのは微妙かと・・

    • 情報ありがとうございます。

      うちは基本的に「匿名」の方のコメントは載せない方針ですが、内容がしっかりしていれば例外的に掲載する方針です。

      さて、コメント内容に関してですが・・・。「特にお客様を抱えているようなプロの方がそういった判断されるのは微妙かと・・」とまでハッキリ言われてしまうと、こちらもハッキリとリプライします。

      まず「匿名様」ご自身では実験せず、他の方のデータを参照されていること、つまり「匿名様」にとっては単なる知識です。ですがこれ自体は問題ありません。問題なのはそれをさも全ての、現在のSSDにまで当てはまることを実験し実証できたかのように広めている(「匿名様」ではなくて)輩がいるという事です。

      2つ目は実験された方の実験データは特定の一つのメーカーのSSD、かつ、2012製というSSD初期の頃のものだという事。この実験データにはなんら疑念は抱きませんが、かといってこのデータが、今現在の最新のSSD全般に当てはまるのかどうかというのは先述のとおり想像でしかありません。

      私が記事上で疑問に思って書いているのはあくまで「今時のSSDで、当初言われていたような無通電状態で3ヶ月しか持たないなんてことは実体験として感覚的に考えにくい」という事が発端となっています。

      『「放置しているPCが無事起動したから」とか「お客様で問題がでていないから」といった断片的な情報』とかかれましたが、これは情報ではなく、断片的な情報でもなく、実体験であって、実感です。そこは修正させていただきます。また、うちでSSDを扱い始めたのは2017年頃から。しかもSanDiskとWDのみですので、以前のことはわかりませんし、興味もありませんし、全てのメーカーのSSDのことはわかりません。それを踏まえた上で、あくまで「USBメモリーやSDカード」も含めた「実感として」書いてます。逆にいえば実感としては「通電しないと3ヶ月でデータが消えるからSSDなんて使えない、USBメモリーやSDカードも同じこと」という極端な話には違和感を覚えるよ、という記事で、SSDだけならまだしもUSB MemoryやSDカードにいたるまでその話が適用され広まっているのに違和感を覚える、という記事で、今時の有名メーカーのSSDを使ってる限りは、かつ、普通に使っている限りはSSDは使用に耐えないなんてことはないということを書いてます。何年もの間通電せずに保管できるメディアであるとは自身でも思ってもいません。

      念の為書いておくと、携帯用SSDとUSBメモリーはバックアップ用途や長期保管用としては現時点ではオススメはしておりませんし、必ず別途保管するよう指導しております。特に保管メディアやバックアップメディアとしては万一のデータ救出性の観点から現時点でもHDDに優位性があると思います。

      その上でSSDは通常使うOSや通常使うデータの置き場として高速で使いやすくメリットの方が大きいメディアという認識のもとに信頼性のあるSSDをオススメしておりますし、自身でも使っております。合わせて、バックアップの重要性を必ず強く伝えます。

      そもそも3ヶ月通電しないパソコンなんてのは業務では考えられませんし、個人利用ではそういう方は本来本当にパソコンが必要なのか検討すべき人かと考えます。そういう実際の利用状況を鑑みても3ヶ月しかデータが持たないから「SSDはダメ」と、いうのはあまりにも・・・っていう記事です。

      早い話、そんなこと心配するより、Raid HDD+無停電電源装置でバックアップ体制整えて、最重要ファイルはさらに光学メディアに保管する体制も整えて、SSDで組んで便利に使えよ、ってことです。またそこまで大事なデータがないのならそもそも心配する必要なんてないじゃん!ってことでもあります。

      タイトルや文章がわかりにくいかもですが「SSDが3ヶ月でデータ消失するわけないじゃん」「はぁ?」ではなくて、「SSD・USBメモリー・SDカードなどが3ヶ月でデータ消失するから使えたメディアではない」に対して「はぁ?!そんなわけあるかい!」です。SSDに焦点をしぼったとしても「SSDは使えたもんじゃない」「はぁ?!そんなわけあるかぃ!」です。でも確かに今時の最新の、SanDisk、WD、samsung、そして今使ってるSPあたりのSSDで実験して確かめたいところですが、それぞれのメーカーのを複数用意するとなると如何せんお金がかかることなので。。。

      本文より長くなってしまいましたが、ご理解いただけたでしょうか?

      にしても・・・2012年製のクルーシャルのSSDがそんな状態だというのは、ほんとに貴重な情報でした。自身では探せていなかった情報ですので、ありがとうございます!参考になります!

  6. 通りすがりのジジイですが・・・・懐かしい話題の匂いがして首を突っ込みました。

    確かに、昔の外付けHDDは無通電で3ヶ月も経つと部分的にデータが壊れてました。半年も経つと綺麗さっぱり物理フォーマットした感じ(パーテーションも消えてたり)だった記憶があります。
    「絶対抜くなよ」と書かれたコンセントがそこらじゅうにありましたねえ。

    当時のHDDはSASI接続で(SCSIではなく)20MB(GBではない)~40MBまだIDEの壁が530MBなんて知る由もなかった頃(大概のPCは8″~5″FDで起動していた)。
    CPUもi286でRAMも1MB以上は認識できなかったし・・・。内蔵HDDなんてi386マシンが出るまで一般的じゃなかったし、買い換えるにも本体80万円くらいしてたし・・・。20MBのHDDでも当時の0.36~0.72MBFDが30枚くらい格納できてすっごく便利だったような記憶があります。
    (だって探さなくてもいいんだもん)

    でもなんだったんでしょうねぇ?もしかしてデータアドレスをRAMに保管して、NiCd充電電池でバックアップしてたんでしょうか?(そりゃ消えるはずだわ)

    • (爆笑)

      SSDの話題からHDDの話題に飛ばさんで下さい(笑 しかもSASIって(笑

      ええ、私も使ってましたよEPSON 386NOTE Aで10MBのHDDが12万円しました。当時の「パソコン」は減価償却の対象でしたね。5″FDはワカメになるし、暖房の側でよくふにゃ〜って。 それでも、さらに前のカセットテープから読み込みとか紙テープから読み込み、HDDっていっても洗濯機ぐらいあった頃を知っていると「便利になったなー」とか思ったもんです。というか「MS-DOSすげー!プログラムしないでいいんだ。アプリってのを買うと使えるんだ!」でしたから(笑

      ・・・・いやいや、もうやめましょうね昔話は、キリがないので(笑

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