だ、そうです。
詳しく書くと、例えばGoogle Meetでビデオ会議を開催し、iPad/iPhoneで参加。そのiPad/iPhoneにLightning – HDMIコネクタ → TVという感じで接続すると、映像は問題なく流せるが、音声が流れなくて困っていた。
ちなみにこれはTeamsでも同様のようだが、Zoomミーティングでは問題なくHDMI経由で音声も流せる。YouTubeやAmazonプライムビデオなども問題なく映像と音声が流れる。
HDMIケーブルを変えてみたりHDMI変換コネクタをいくつか試しても解決せず、iOSのGoogle Meetのメニューから設定なども見てもそれらしいのは見つからず、iOSの設定メニューでもそれらしいのは見当たらず。そもそもYouTubeやAmazonプライムビデオやZoomミーティングでは問題ないのだからほぼほぼGoogle Meetの仕様なような気がするが、いくらググってもはっきりと「仕様」と書いているところは皆無だし、どこもかしこも「こまった、誰か教えて」という記事ばかり。
てことでGoogleサポートに直接聞いてみた
折角有料のGoole Workspace for Businessに登録しているのから、こんな時に24Hサポートを使わない手はない。チャットで先述の疑問をぶつけてみたところ
「ご不便をおかけしておりますが、現iOS版Google Meetの仕様で、HDMI経由では音声は流れません」
と、ハッキリとした回答を得られたので、その回答をシェアしておく。そう、いくら頑張っても無理なのだ(苦笑)。
Googleのアプリやサービスは必要な機能を絞ってできる限りシンプルにわかりやすくってのが開発の方向性としてあるようで、使いもしなさそうな機能は極力省く傾向にある。考えてみれば、Web会議・ミーティング機能なのだから、双方向で会話を前提としている。ウェビナーで一方的に配信、という使い方はできなくはないがデフォルトではない、ましてやiOS端末では、ということなのだろう。ウェビナーでも参加者からの音声は受け付ける都合上、HDMIでTVや会場のスピーカーから音が流れればハウリングのことも考えなくてはいけない(Zoomでよくある問題)。その点、映像はHDMI経由で流すことをしても、音声(入力/出力)はiOS端末自体って方がハウリングの制御は簡単だ、ということなのかも知れないねぇ。
Apple TVの画面ミラーリングならイケたという記事も見つけたが、例えば職員室で配信し各教室で視聴、のような場合複数箇所でそれをやるため、そのためだけにApple TVを複数台用意するのは全くもって現実的ではない。
音声はBluetooth使うのが現実的ね
現段階の解決策としてはアカウントの関係でGoogle Meetを使わざるを得ないなら、映像はTV、音声はBluetoothスピーカーを使う、って感じか。AnkerのSoundcoreなら5千円。Soundcore2/3でも6-7千円。教室程度なら十分すぎる音量で流せる。Apple Lightning – Digital AVアダプタより安価。もちろんAppleTVより安価。なによりTVのスピーカーより音いいし、ね。
一応書いておくけれど、これから買うなら初代のSoundcoreより2か3がお勧め。2はAUX入力可能、3はBluetooth専用だが2より高音質。
(同じ理屈でBluetoothレシーバー経由で手持ちのスピーカーやオーディオ使うのも、もちろんあり)
Google WorkSpaceを法人アカウントを持っていれば機能のリクエストもできるようなので(英語)、一応しておくかな。