あまりに腹立たしいので、エントリーします。宮城県の鳴子署のとある警官の話。
事の発端は今年の夏ぐらいの深夜、車で家路へと向かう途中、急なS時カーブの真ん中にある踏み切りを渡り切ってしばらくして後ろから声がする。「え?」と思ってバックミラーをみると赤い回転灯。パトカーが何かスピーカーで話している。「え?私何かしたのか? あ、ストップランプでも切れてんのかな?!」と思い少し広くなった場所で車を止めた。すると1人の警官が車に来てパトカーに乗れと言う。素直に従うとなんと【踏み切り一時不停止】だという。はい?!ちゃんと止まりましたが。いくら話しても警官は聞いてくれず、よく見りゃ既に切符は切られていて、私の押印待ち。
- 絶対に止まっている。
- そもそも警官は、深夜で車のランプが付いている状態で前方からの目視で止まったのかと待っていないのかの正確な判断が出来たのか。
- そもそも急なS字カーブの真ん中にある踏み切りへの進入は相当徐行した状態で入らねばならず、一時不停止をする方が不自然。
- いままでの経験上、説明があって「では切符を切るからね」といわれて切符を切り(内容を書いて)、押印を求めるというのばかりだったが、今回は車に乗った時点で既に切符は切られていた。こんなのアリ?
などから押印は拒否した。すると交番へ来いというので素直に従い、調書をとり、調書へのサインはした。このとき警官から「こういうのって、どーせ、検察へ書類が送られてあんたが悪い事になる。それでも不服なら裁判になるが殆ど勝ち目はない。今のうちに切符に押印しないか?!」というような、殆ど脅しともとれる事を言われたが、はっきりと断った。
数ヶ月後に検察庁から呼び出しがあって、話を聞かれ、説明すると、不起訴になった。不起訴の細かい内容については教えてくれなかったが兎に角この事に関して刑事処分はされないことになった。これで終わったと思っていた。が・・
先日免許書き換えのお知らせの内容をみてびっくりした。踏み切り一時不停止がはっきりと印刷されていて、点数も引かれ、2時間の講習とその講習料、当然免許もゴールドからブルーになり、更新時期も3年に。はい!?
直ぐに免許センターに問い合わせる。すると公安委員会にかけろと言う。公安委員会に電話をかけると今度は仙台の免許センターの行政処分係りにかけろという。やっと話が出来たと思ったら、一度警官が提出した切符は変更できないのだという。つまり予めそもそもそんな覚えはないとは言えないという事である。「では、警官が勝手にありもしないことをでっちあげ切符をきってもそれは有効になるのか」「そうだ」言語同断である。市民に出来ることは行政処分を実際に受けた後にその処分に関して不服申立てが出来るのみである。何をどう考えたって、小学生だってこのシステムがおかしいのが解る。はっきり書けば冤罪だ。まず警官が間違い、次に意地になって切符を切り(もちろんここは想像。だがそうとしか考えられない)、押印の無いまま手続きをした。刑事処分は事無きを得たが行政処分にかんしては為す術無しだという。
ネットで調べてみると行政処分不服申立が通る可能性はほぼ100%無いという。警察が自身の間違いを正す事を極端に嫌がる組織だからだそうだ。そういう一方的で強大な権力から市民を守るため・公正を期すために設けられているハズの公安委員会は県警の中にある。バカじゃねぇのかこのシステム。最初から機能するわけがねぇじゃん。行政処分不服申立がありますよ、という見せかけだけで、実際にはほぼ100%通らないというのも「あぁ、なるほどね」と頷ける。あとは裁判しか無いが、これに関しても同様でほぼ100%勝訴する事は難しいという。なんで?! 明らかに冤罪なのに、警官がやったと一度言ってしまえばやったことになってしまう、且つ訂正されるシステムも機能していない。
こういう所だよ、民主党に期待しているのは。無理だろうけれど。。。 警官は強大な権力をもっていても当然良いとは思っている。良い警官も知っている。警察には感謝もしている。だが、人間だから一個人としての警官が当然間違いも起こすこともあるだろうし、ミスもあるだろう。それを訂正するシステムがまったくもって無い(あっても機能しない状態になっている)事に腹が立つ。また強硬に切符を切ったその担当警官にも相当腹が立つ(疑わしきは罰せずでは無いのだろうな、きっと。疑わしきは全て罪なんだろう)。刑事処分と行政処分が全く別だという認識はあったが、これほど無関係に縦割りで動作しているとはさすがに想像がつかなかった。刑事処分がないなら行政処分も無しという事にはならないのだろうか。それとも私の刑事処分の不起訴が単なる執行猶予で、だから行政処分だけは行政処理上、事務的に執行されたという事なのだろうか。このやり場の無い怒りを持っていくところがどこにもないなんて。。。
行政処分に関しては涙をのんで受け入れるしか道はなさそうです。 ほんと、なにもしてないのに。。。(大泣&怒)