原発と次期FXにふと思う。

一応書いておくが、私は原発反対論者でも肯定論者でもありません。その事を踏まえた上で読んでもらいたいのだが、「原発というのは怖いもの」という思いがある。ずっと頭の片隅にあったのが有事に原発は標的になるだろうなぁという事。よく「戦争では、その後に占領しても土地が使えなくなる可能性が高いので原発は狙わないはず」という意見があるが、これはすごく違和感がある。

 

その意見では核ミサイルはあっても使わないという話になる。核ミサイルは最悪の切り札としてあるはずで、核ミサイルを使わずとも日本を攻撃する最悪のシナリオは原発攻撃で間違い無いだろう。そんなリスクを常にもっているわけだ。

視点を変えて。何も知らないと「日本の技術は素晴らしいから何かの時には原発は安全に停止出来るのだろう」と、なんとなしに思っていると想像するが、原発は一度作動させると止めることが非常に難しく(確立されていない!)単に対処療法の策しかとれないというのはあまり知られていないだろう。福島原発が、津波で壊れてるから放射能を止められないのでは無い、根本的な問題があるという訳だ。

この辺り、興味あるかたもない方も【ぜひ】コチラのサイトの記事を読んでみて欲しい。

なんとなしに原発は怖い、問題はあるんだろうなとちらりと思っていたのが何なのか、ハッキリと解る。ちなみにこれを読んだ後に私は「原発は悪魔との契約みたいだな」と感じた。圧倒的な力を得られる反面、それ相応の大きなリスクを負い、且つ、契約破棄も出来ない。

じゃぁ、もう止めればいいじゃん!って話はもちろん通らない。色々な思惑と金が絡むからだ。そう。最終的には倫理もくそも無い。思惑と金だけだ。

思惑と金といえば、次期FX選定もそうなんだろうなと。次期FX候補はずっと現実味のないF22にこだわり続け遅れに遅れ、F35, F18, ユーロファイタータイフーンの3つに絞られたが、ここでも開発がまだ終わっていないF35を選ぶ始末。もうとっとと選択して導入し、且つ国内生産させるのがどう考えても最善なのに、まだハッキリと先が見えないF35を選定。ユーロファイタータイフーンは非常に優れた機体でマルチに使える多分日本では非常に使い勝手が良い機体だ。しかもユーロファイタータイフーンはすべてを公開して国内での生産を可能とするという条件まで提示した。てことはだ。ユーロファイタータイフーンを日本仕様にして後に導入予定のF35との連携も全く問題がないレベルに改変も可能だという事ではないのか。てことは何も一機種にこだわらずにF35がハッキリとするまでユーロファイタータイフーンをある程度導入して、空白を暫定にでも埋め今ある驚異に対応した上で、F35で完成させれば良かったのではないかと思う。そうすることで両方の機体のメリットが相乗効果を生み日本にとってはメリットが大きかったのではないか。しかしそれをしなかった今、F35が納入されるまでの間、主力戦闘機の実質空白状態が続く。。。

ついでに集団的自衛権の問題だが、みんな、もう、いい加減目を覚まそうよ。性善説を元にした戦争の放棄と平和なんて成り立たないってば。現実を見えていないのか? 見ないようにしているのか。自分に痛みや苦労を伴わせず、単にほへぇっと平和主義だなんて言ってるのはそうとうに滑稽であるのに気がつかないのだろうなぁ。セキュリティを導入した家のセキュリティを電源を常に切っているようなもんだ。番犬を飼ったが番犬を家の中、更に小屋に鍵をかけて外にも家の中にも出さないようなもんだ。警察が機能しなくなったら国内はどんな事になるかぐらいは想像付くだろう。家レベル、国レベルの平和で考えりゃわかりやすい。平和とは現実的には決して理想論では無くてバランスと思惑の上にかろうじて成り立っているのだ。言い換えれば何かの結果、だ。何もしないさせない、では結果は出ない。それは単に放棄だ。しかもバランスの悪いことにそういう輩に限っていろんな事を欲する。己を律し鍛え、凛とするというのが日本国民の美徳では無かったか。私には平和という蓑を着た利己主義と、それに乗っかった小さな利己主義に見えて仕方がない。。。原発の問題、拉致問題、防衛の問題、第9条解釈の問題、そして平和。それらは一見別々の問題の様だが、実は根本は繋がっており複雑に絡み合っているのだが。。。

6 thoughts on “原発と次期FXにふと思う。”

  1. 原発を持つことって『悪魔との契約に似ている』とういう感想、同感です。
    メフィストフェレスですね、原発って。人間は昔から同じようなことを繰り返しているんだなぁと。
    そして悪魔と契約しちゃった人たちは滅茶苦茶強いので、とても敵いません。歴史をみればいつか自滅してくれるんですが、それを待つしかないんでは歯がゆい (`皿´)

    FX問題も、何十年も同じことを延々繰り返してますよね。利権と政治で決まる。単純にコスパと使い勝手で、自動的に選出するような仕組みにできないものか?と思いますが…

    防衛に関してはこう思ってます。
    僕は運動のため杖道を齧りましたが、初心者が実戦使でうと相手を殺してしまう恐れがあります。ましてや刀を使う居合は、高段者にしか真剣を使わせない。
    居合の先生が、居合の最終目標は相手と和合すること、といいました。刀を抜かずに相手を鎮める、という秘伝もあるとか。
    また道場に貼ってあるポスターにこんな言葉が『日本の柔道は美しい 磨き抜かれた(鍛えられた、だったかも)技は 自分を守り 相手を守る』
    洗練された武力は、必ず争わないことを目指す、と信じてます。
    だから防衛長官は、武道の高段者に就いてほしい。そして自衛隊を指揮したくて仕方がないような首相にも、武道を深く究めてからにしてほしい。
    アベさん?ボクと同じ、齧っただけで実戦試したくて仕方がない、危なっかしい人に見えるんですよねー

  2. motoマジマンさんこんにちはー。コメントありがとうございます。コメント、ふむふむ。と読みました(^^
    (ただ、アベさんに関しては私個人は違う印象を持ってますが、コチラでは控えます(^^; )

    1. カエルさんお久しぶりっす。バイク乗ってますかー?
      と、本文がないコメントに返信してみるw

  3. お久しぶりです。

    月並みな意見ですが、原発は事故したときのリスクがあまりに大きいような気がして、早く代替の発電施設に変わってほしいと思ってます。

    生活の質とか経済規模とか核武装の可能性を維持するためとか、嘘か本当か簡単には判断出来ない、単に発電量以外の問題もあるので、軽々しくは判断出来ないのですが…

    で、集団的自衛権の問題は、きっと少なくない人が気付いていると思うんですよ。usadii3と同じ方向性の人、実は少なくないと思うんですよ。

    でも、それが聞こえてこないとか、紛争時に日本人の生命を、実力行使で守るのが当たり前でないと思う人、ウクライナやイラクで起こっていることを見ても侵略戦争が起こらないと思う人、侵略戦争が起きれば他国が簡単に助けてくれると思っている人、そんな人の意見が大きく聞こえてくるのは、たぶんマスコミの偏りのせいだと思います。

    だって、今の自民党を支持する国民が一定程度いて、マスコミがあんなにネガティブキャンペーンやったのに、自民党が躍進したのがこの間の選挙ですから。

    「民主への幻滅、反対票だ」って解説もあるけど、そればかりじゃないと思います。

    ウクライナを例に出すのはてきとうかどうか分かりませんが、国内が混乱状態におちいれば「自国と同じ民族を助けるた」という理由で、国際条約違反の識別章もつけてないような完全武装の兵隊を隣国に進軍させるのが、世界第2位の軍事力を持つ国なんです。

    そのための現地工作だって普段から抜け目なくやってたはずですし。

    日本だって、対岸の火事じゃないんですよ。
    東日本大震災の時、3月12日、アメリカ軍が日本に展開し、仙台港に軍艦が入ったのはなんのためか。

    僕は隣国の軍隊への牽制のためだと思います。
    だって、彼らは実質救助活動は全く行ってません。

    アメリカ軍と同じ頃に、どういうルートでかは知りませんが、隣国の軍隊も、自動小銃を所持して宮城にいました。
    彼らも災害救助に来たわけではなかったと思います。福島のこともあったのか、何もしないで3月13日にはいなくなっています。

    ここらへんって、全然報道されてませんよね(^_^;)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA