さて。年が明けてしばらく経ちますが、前回のエントリーから間が開いたのはそりゃぁもう、アレです。忙しかったからです(笑) それとつい最近MacBook Air 11inchを導入したのでそれとたわむれていた、というのもあります。MacBook Air 11inchに関しては別にエントリーする予定ですが、それに絡んでメインのMacとAirを同期すべくクラウドな環境を構築しようと目論んだわけです(^^;
さーて、私が選んだMac Book Airは11inch, Memory2GB, SSD 128GBという下から二番目の標準構成のまま。ここにBootCampで約30GBをWindows 7 (Memory 2GBしかないけれど手元にあった64bit版をInstall)に割り当て、残りの約92GBを(計算が合わないのは無視して下さい)Macとして使います。最安構成のSSD 64GBよりも30GB程度多いとは言え、今どきのMacにしては中途半端な容量で、何もしないで放置するとすぐにいっぱいになる容量です。ので、MacBook Airをサブマシンとして運用する為に以下のpolicyを決めました
-
- バッテリー節約の為にBluetoothは基本OFF(Bluetooth機器も基本使わない)
- HDD容量確保の為にデータ量の多いiLifeはMacBook Airでは使わない。
- DownloadしたInstallerやログ等、保管の為のものは極力置かない
- 極力余計なアプリケーションは入れない
これを基本に、別途Installしたアプリケーションは現在下記の通り。
-
- Microsoft Office 2011 for Mac(Excel, Word, PowerPointのみ)
- iWork 09(Pagesは削除)
- FileMaker Pro 11 advanced
- Adobe Illustrator CS5
- Adobe PhotoShop CS5
- BiND 4
- iBackup
- mi
- Transmit
- メモ+
- Sophos Anti-Virus
- Thunderbird
- かわせみ
E-MailはThunderbirdが基本で複数アカウントのどれもIMAPですので、ThunderbirdをInstallさえすればメインのMacと同じ環境が展開されます。Mobile Meも使っているので、Safari、iCal,アドレスブック、Transmitのお気に入り、かわせみ、はMobile Meで同期されます。
問題はMobile Meで同期されない部分、データをどうするか、です。当然クラウドサービスを利用するわけですがググって調べる限りどれも一短一長で、実際に試してみないとなんとも言えない事は明白。てことで色々と比較検討をしてみました。
まずは速度計測です。一番ネックになりそうな「小さいファイルが大量にあるフォルダ」(1KBとか4kbとかのファイルがいっぱいある、120MBぐらいのフォルダ・・・BiNDのデータフォルダなんですが(笑))でそれぞれテストしてみました。以下その結果・・・と言いたいところですが、結果が明白なので簡単に書きます。
全部駄目。使い物にならない!
小さいファイルがいっぱいあるような場合には全滅です。120MB程度のフォルダ一つアップロードするのに現実的でない時間がかかります。(半日以上)
では、ZIP圧縮して1ファイルにしてみるとどうか、と思い立ち速度テスト。これでそれぞれの素性がわかります。
31KB/sec〜333KB/secを繰り返す。巷で言われているほど速くない! 6〜7分かかった。これでは私の場合、1つのフォルダしか同期できないというデメリットの方が目立つ。明らかにSugarSyncとくらべて速いならシンボリックリンクで・・・とも思ったが、この程度ではあまり魅力なし。当方での利用方法も見つけられなかったので即削除。
133KB/sec〜良くて170KB/sec程度。そのかわり上下はあまりない。安定してアップロードする。10分〜12分程度。遅い遅いと言われているSugarSyncだが、最大のメリットは自由に同期するフォルダを選択出来る、しかも複数。てことはだ。データサイズが大きくなく、頻繁に大量に更新される事もないフォルダの同期には最適って事ですね。てことで、Desktopの幾つかのフォルダ、FileMakerのデータフォルダ、文書ファイルや表計算ファイル、個人のメモとデータベース的に使っているSepvのメモ+のデータフォルダを同期対象にしてみる。しめて500MB程度。
最初のアップロードはそれなりにかかったが以後の更新と同期は非常にスムーズ!大きくないファイルの同期を1度に大量ではないなら、Mobile Meで賄えない部分の同期をするならDropBoxよりSugarSyncの方が絶対的に優れている、と感じました。SugarSyncファイルマネージャーも使いやすく、管理しやすい。また私がSsugarSyncで同期しようとしている位のデータなら無料の5GBで充分。ので私はSugarSyncを利用することに決定。
【iDisk】
Mobile Meのサービスの一つで今一つ使い勝手が良くなくそんなに使っていなかった機能。相当に遅い感じもしていたので放置していた。実際はどうなのだろう。
FinderからiDiskをマウントしアップロードしてみると・・・げっ! 信じらんねーくらい遅い。20kb/sec〜40kb/secって。。。バカじゃねぇの!? こりゃぁユーザがiDiskから離れていくわけだ。。。
と、ここで終わっちゃぁdennno-bonno的じゃない。Finderに組み込まれたWebDAVが遅いという話もある。てことで超高速を謳っているTransmit 4でiDiskにアクセスしてアップロードしてみる。
1MB/sec (爆
速いじゃん!(笑 なんだこれ。転送方法でこんなに違うもんなのか!? 少なくともiDiskが遅いんじゃなかったんだ! FinderのWebDAVが信じらんねーぐらい遅かったんだ。うーむぅ、Mobile Me契約しているひとでiDisk遅せー使いもんになんねーとか言って他の有料service利用している人はiDiskに対応したFTPソフトとか試してみる価値大有りです。
てことで、iDisk自体は実は速かった事が判明。Transmitと組み合わせてサイズが大きなファイルを同期・転送するのに利用することに決定。(小さいファイルが大量にある場合はTransmitとの組み合わせでもやっぱり時間はかかります。もう、これはどうしようもない)
↑と思ったら、時間帯によっては120kb/secだったり700kb/secだったりしていて、1MBsec出たのはなんだったのか状態になってます。遅いときにはSugarSync〜DropBox並。やっぱりこりゃぁ駄目ですね。
【2/6追記】
iDiskの件ですが、今日の朝3:30頃にもう一度計測してみると、FiderでiDiskをマウントして130MBをダウンロードしてみると、1.4MB/sec出てます(^^;;; と、思ったらすぐに2度目をやってみると今度は550MB/secにすぐ落ちました。アップロードはもっと幅があって40KB/sec〜200KB/secだったり、1MB/secでたりと。。。ちょっと不安定な様です。まぁもっとも自身で別途借りているレンタルサーバへの速度の方が遥かに速いので、結局はコストパフォーマンスは悪いと言わざるを得ないという結論ではあります。
——————-
さて、これで大体データのクラウド利用はいいのだが、問題の小さいファイルがいっぱいあるデータ(BiNDデータ)をどうするか・・・ですが、これだけはもうクラウド向きじゃないってことでUSBメモリにいれて持ち歩くしかないですね(^^; (このUSBメモリにも色々とあるので別エントリーで)
とか書いていたら、まさに明日2011/1/24にpogoplugが日本で正式に発売され、サポートもされるとの知らせが!これがうまく行けばMobile Me以外のサービスはすべて(っていうかMobile MeもiDiskは)いらねーんじゃねぇかという。。。
Pogoplug。。。すげぇ。買ってみよう、うん。
パーソナルクラウドを構築するファイル共有デバイス「Pogoplug」、日本上陸
2012.4.11追記
古いこのエントリーにまだアクセスがあるようです。今なら、こちらもどうぞ。
One thought on “MacBook Air 11inchを導入したので同期の為にDropBox, SugarSync, Mobile Me iDiskを比較。そしてもう一つ・・・”