10年以上ぶりにMacのセキュリティアプリをESETからIntegoに戻ってみた。

特にこれだという理由はありません(苦笑)。強いていうなら

  • 今のIntegoはどんな感じなんだろう?
  • Apple silicon(M*)に対応しuniversalになっていると思うけどどぉなんだろう?
  • ESETは毎度毎度MacOSのメジャーバージョンアップのたびに使えなくなるけれどIntegoはどぉだっけ?
  • ESETは付き合いのあるWindowsの方々向けに入れていたけれど、Microsoft Office系の書類をよこされる事もごく一部となり、よこされてもサブのWindows PCの方で処理するのでMacにはMacに最適化されたセキュリティアプリの方がよくね?
  • 手動バックアップにはSync!Sync!Sync!を使ってきたけれど、Ver4もなかなか出ないし、もっとスマートで今時っぽいIntego Personal Backupを試してみたい。

あたりでしょうか。加えて今セールで半額以下になっていたので「んでは試してみっかな?」と。

※ そういやかつて日本ではact2が扱っていたっけ。act2、今の人はほぼ知らないだろうなぁ。昔はApple系のアプリの扱いサイトで有名どころの方だったと思うんだけど、昔は日本語化する必要とかもあったからってのもあるのだろうな。標準でマルチリンガルになっている今はIntegoサイトから直接買った方が良いしねぇ。

Intego Mac Premium Bundle X9

65%OFFだったので迷わずIntego Mac Premium Bundle X9の1台分2年にした。

そのうち、ContentBarrierだけは使わんので未Install。

ちなみにESETが動作中でもInstallはできた。Integoを入れたのでESETはMacからは完全アンインストールし、Intego各アプリのセキュリティ設定などの初期設定とアップデートを済ませた。現時点の最新バージョンはこんなかんじ。

早速立ち上げてみる

Virus barrierはこんな画面

ファイアウォールのねっとバリアはこんな感じ

もちろん全てuniversal対応になってました。うん。加えてESETよりずっとMacっぽい見た目と操作感。いずれも常住状態でアクティビティモニタで監視してたけれど、特に重くなるような事もなく、普段は静かなもんです。そういえばIntegoってかなり行儀のいいアプリだったよな、と、昔の記憶を思い出す。

スキャン自体は一度スキャンすれば2度目からは高速になるという最近のならよくあるタイプ。 Macに対応しているだけあってMacにも感染するマルウェアでは特に検出率高い。(ESETはMacではちょっといろいろ厳しすぎる感じがあったのでこれぐらいがちょうど良いかもしれない。)

ネットバリアの方はすごくわかりやすいUIだ。迷う事なく設定できるだろう。加えて使い始めではESETよりも事細かに聞いてくる。「⚪︎⚪︎がバッググラウンドでアクセスしているけど許可する?(記憶もしておく?)」てな感じでわかりやすいので、都度答えていけば良い。これ、何気に嬉しい。意図しない通信をしているアプリも発見しやすい。ESETはもっと大雑把だったし、設定も奥の方に入ってちょい設定が難し目だった。

Personal Backupがシンプルでできる事も多くてなかなか良いがSync!Sync!Sync!の方が圧倒的に速い。

たしか10年以上前のやつはもっとできる事少なく、動作がかなりシンプルだった記憶があるが、流石に今時のはできる事が多くなっている。それでいてUI自体はシンプルで設定を間違えにくく、なかなか良い。バックアップアプリは設定を間違えると大変だしね(苦笑)。最初「どこへバックアップしますか?」のところでドライブボタンを押して選択するとドライブごとしか選べずその中のフォルダが指定できないので、アレ?と思ったけど「他を選択」ボタンでファイルサーバの当該フォルダを指定すれば良いだけだった(苦笑)。だよねぇ(苦笑)。

Sync!Sync!Sync!より設定が簡単。できる事もほぼ同じ。加えてPersonal Backupでは起動できるシステムのバックアップ「起動可能なバックアップ」(システムクローン)も出来る。Mac標準のドライブユーティリティーの「復元(クローン)」が(どういう条件かよくわからんが)稀に動作しない場合もあるので、サードパーティ製の起動できるシステムバックアップが取れる手段があるのは嬉しい。滅多にないことだけれど、Macを修理に出したり、買い換えたりする時に、これができるのは安心感がちがうからね。

Sync!Sync!Sync!との違いは複数のバックアップセットの同時進行も可能でそれぞれが円グラフで進行状況がわかるのと、製品版なだけあって安定度も高い。

これならSync!Sync!Sync!から乗り換えても良いかなとちょっと思ったけれど、2TBクラスのSSDのバックアップを2つほど試してみると圧倒的にSync!Sync!Sync!の方が処理速度が速かった(爆)。実測ではSync!Sync!Sync!で1.5hで終わる差分コピー処理が12-24hぐらいかかる感じ(^^; (容量やファイル数の少ないものだとそこまで差はない)

なので、手動バックアップアプリはこれまで通りSync!Sync!Sync!を使うことに。残念。

まぁ、でも、少なくとも設定がクソ難解で動作も不安定で遅いな「Sync Folders Pro」よりは遥かに使えるバックアップアプリであることは間違い。100点満点で各アプリに独断で点数をつけるとしたらこう。

Sync!Sync!Sync!:90点
Intego Personal Backup:60点
SyncFolders Pro:25点

てことで

Intego Mac Premium Bundle X9を入れてみたけれど、Backup以外は今のところはなかなか良い感じでお勧めできる感じ。Backupは数TB単位でやるような方はSync!Sync!Sync!の方が圧倒的に速いので特におすすめってわけではないが、ちょっとしたものなら問題なく動作するので使い方次第かな。あと、システムクローンができるのはメリットと言える。そんな感じなので、一般的にはIntego Mac Premium Bundle X9ではなく、BackupのないMac Internet Security X9で十分じゃね?という感じ。

Mac1〜2台だけならアリかも。それ以上の台数やWin/Mac混在ならコスパを考えてもESETの方をお勧めするかな。

※ Intego製品、最近は日本じゃ情報少ないのと、せっかく購入したのでこのまま使ってみます。なにか気がついたことがあったら追記します。

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