
↑の、続き。先のエントリーでも書いているが、Beelink EQ12で「使える」と判断したので、できれば中華インディーズメーカー製ではなく、台湾のちゃんとしたメーカー製のものを、ってことでASUS NUC Essential Intel N150 KITを発売日前に注文したのだが、発売日を1週間過ぎてもなお、メーカー在庫なし、いまだ入荷目処が立ってないという。駄目っすな。一旦キャンセルして数店で【在庫アリ】になったら、また考えよう、と。
追記:2月も月末の28日の時点で「PSEマークの貼り付けについて問題が起き再度発売延期、現在出荷の目処が立ってません」との回答。え?最初の発売予定日から1ヶ月で? ASUS製品は好きだけどこのゴタゴタはちょっと(^^;
では、何にするか。あれから更に色々と調べつつ悩む。
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候補1)AOOSTAR G5

Beelinkと変わらず中華インディーズメーカーでアレだがN100/N150じゃなくてAMDの低電力版にしてスペックをアップさせる方針はどうよ。
AMD Ryzen 7 5825U (TDP 15W)
DDR4 3200MHz (Max 64GB)
2.5GbE LAN
NVMe SSD PCIe x4(最大4TB)x2
OcuLink
てな感じ。OcuLinkは今のところ私は使う予定はないから置いといて、NVMe SSDのサポートが最大4TBでかつ2つさせるのは魅力。それと底面以外はアルミなのもなにげに(電磁波対策でも)ポイント高い。
それとN100/N150ではなく5825Uのコレに目をつけたのは4コア4スレッドのN100/N150に対して、8コア16スレッドのより多いマルチコアな部分且つ5825Uが比較的新しくてノートPC用の低消費電力版なこと。そもそもIntelよりAMDの方が好きだし。N100/N150のTDP 6Wという超低消費電力に対して倍以上のTDP15Wだが、BIOSで10Wで制限をかけることもできるし、25Wまで上げることもできる。多分私の使い方だと10Wで制限かけて省電力化を優先するかも。いずれにしろN100/N150よりちょっと電力を食うぐらいで能力的にはかなりアップする。Beelink EQ12からの買換としても魅力大。つか、これ、第12世代 Core i5-1235U搭載のubuntu Desktopとして使ってるThinkPad X13 Gen3より高性能なんだが(^^;
懸念点はBeelinkと変わらず中華インディーズだということか。メインボードに使われている部品やBIOSの提供などがちょっと気になるが、Windows 11 24H2に対応した新しいBIOSは提供されたようなのでとりあえずはBIOSに関してはよしとしよう。
価格はWindows11と16GBメモリーとSSD512GB付きで3.9万円。安っ。

候補2)ASRock 4×4 2つ

正確にはASRockの関連会社のASRock Industrialの製品てことで、産業用向けなのだそうだ。ASRockの中の人曰く「使ってるパーツ・部品ともに産業用グレードなので耐久性は折り紙付き」だそうで、サーバ用途にはうってつけ。が、中華インディーズminiPCを見たあとでは躊躇する価格。倍するもんね(苦笑)
けれど、よく見りゃ(中華インディーズminiPCにおされてあまり出ないのか)2023年発売とか2022年発売とかのちょい古めのものが多い。そのために探すと価格が下がっているものもある。
候補2-a)ASRock 4×4 BOX-7535U/D5
Ryzen 5 7535U搭載でなんとUSB4 x2。NVMe SSD x1と2.5inch SATA x1搭載化。Amazonで5.5万円で見つかった。ただしベアボーンなのでこれにMemory+ストレージ+OSは別途必要。製品の完成度にはかなり後ろ髪が惹かれたが、コレの問題はAPU。Ryzen 5 7535Uは「U」がつく通りノートPC用省電力版だがTDPは28Wなのだ。サーバとして使いたい私にはもう少しTDPが低いほうがいい・・・。

てことで、普通に使うにはかなりいいのだが、私の場合はServer用途として探しているのでこれはパス。もう少し低いクラスものか更に古いのないかなと探すと
候補2-b)ASRock 4×4 BOX-5600U/JP
あった。2022年発売。3年前か・・・。TDPは15WでAoostar G5の5825uと電力関連は同じ。能力的には5825uより劣る。でも2.5GbEでAPU以外は過不足ない。が・・・5万円弱か・・・。それにDDR4 MemoryとストレージとOSで6万円弱。うーん・・・いくら中華インディーズとはものが違うといっても3年前のものに(売価が下がったとはいえ)5万円+αだすか、だなぁ。うーん・・・と、悩んでいるうちに(安価な)在庫がなくなったのでこちらも必然的にナシ。
4X4 BOX-5600U/JP(価格.comへ)
番外)GMKTec G9


一部で話題のGMKTec G9。なんとeMMC 64GBがM/B直付でその他にM.2SSDを4枚させるという自分でNAS組みたい人向けな変態的なのを出してきた(笑) デフォルト状態ではeMMCにubuntu 24.10がInstallされ、付属SSDにWindows11 ProがInstallされている。NAS用のフリーOSも多分入る。
こいつの懸念点は放熱かな。実際にレビューを漁ってみるとSSD用に小さい2連FANがついているがそれでもかなり熱くなるらしい。それからサーバ用としてはファイルサーバとしてだけ考えると直付なLPDDR5 12GBでもじゅうぶん間に合うが、例えばFreeNAS OSをいれるだとかDockerでいろいろ構築するだとかすると足らなくなりそうで、今後Memoryを増設できないってのはNAS用としてだすなら「?」な部分。それにもしほんとに使うなら底面カバー外して14cmぐらいのUSBファンの上に乗せて冷やすとかが必要そうで見た目もスマートではなくなるし。ま、私はNASとしてはAsustorがあるので、更にこれを組もうとかは今のところは思えないので食指は動かんが、なかなかおもしろいマシンではある。
てことで
安心と耐久性のASRockを取るか、未知数な耐久性(+中華インディーズのセキュリティ的不安も)を無視して価格を取るか。1週間あーだこーだ悩んだが、結局コスパと、耐久性とセキュリティ絡みの興味(勉強と経験のため)から人柱上等ってことでAoostarを選んでポチった。ASRockはいくら産業用グレードとはいえ、古いのと価格が、ねぇ。5600Uのが4万円台前半だったらそっちにしてたかも。5万弱ならASUS NUC 14 Essential KIT N355の方がいい。
そんなわけでAoostar G5をポチったのだが、ASUS NUC 14 Essential KITのN150もしくはN355は購入をやめたのではなくちゃんと入荷するまで待つってことなので、入手できるようになって少し価格が落ち着いたら入手するかも、だ。
// 一応補足:記事中LenovoのようなPC大手ではなく、実績もサポートも実態もよくわからん小規模中国メーカーの事を「中華インディーズ」というふうに書いているがもちろんそんな言葉はありません。イメージから勝手にそんな言い方しているだけですm(__)m //