MT-25にミシュラン PILOT STREET RADIALを履かせてみた

MT-25さんを新車で購入してから1年、純正タイヤのIRC-RX01のままで履き潰そうかとも思いましたが、結構ツーリングに行ったりしているのと、そもそもどうも硬いというかなんというか、まぁ、普通だわなという感じの、レンタルバイクに乗っている感じというか。つまらないというか。

まだまだ山は残ってたりするんですけれど、1年我慢したし、ま、いいかってんで履き替えて来ました。いつもの仙台のタイヤナビさんです。

バイアスタイヤだったのをまずはラジアルタイヤにしたかったのが一番ですが。

履き替えてもらって、帰り道・・・

な・なんだこれは(笑

履き替えたばかりでこなれて無いというのもあるのかもですが、違うバイクに乗ってるみたいです(笑

Dunlop GPR-300、ピレリー ディアブロロッソとも全然違う乗り味。直進安定性はいいです。なにせ少し倒しても倒れたまままっすぐ進もうとするというか(笑)。車体の立ちが早いというのとも違う、不思議な感覚です。一本橋は得意そうw

そうかと思えば「曲がろう」と意識した途端にスゥーっと曲がる。ステップワークだけでも(意識すれば)スゥーッと曲がる。「スッ」じゃなくて「スゥーッ」。逆に曲がろうと思ってなければ倒しても曲がらないというか。ちょっと説明が難しい。

ある程度速度が乗ったコーナーではイメージがまた違って、思ったラインをビタッと綺麗にトレースしやすく、かつ、まだまだ余裕がある感じで、コーナリング中にさらにインにとか少しアウトにとかも思っただけでスッとできる感じで自由度が高いというか。コントローラブル+安心感。ブレーキングにしてもIRC-RX01よりずっと短い制動距離でフロントに荷重をかけて曲がっていく的なのも、いずれもピレリー ディアブロロッソよりハッキリしているというか。

PILOT STREET RADIALのレビューとしてよく「直進思考のタイヤで曲がらない」とかで一部で不評かってたりっていうのがあるようだけれど、実際のってみるとその感覚もわからなくも無いなぁ、確かに。普通にちょっとだけ乗ったらそう思うかもです。無造作に漫然と乗っていると・・・うーんそうだなぁ(かなり語弊があり勘違いされそうな感覚ではあるのだけれど)ちょうど車で白線とか黄線を認識してはみ出しそうになるとハンドル操作に介入して戻してくるやつあるじゃ無いですか。あの感覚に近いものを(漫然と乗っている時に)個人的には感じました。違う、ここはこう、と言われているような、「え?曲がりたいの? 直進?どっち?」とタイヤから念押しされているような・・・「ツンデレ」というワードがよぎります(さらにわかりにくい(苦笑))。

でも、逆に癖がわかってくるとというか、ちゃんと意思表示をしてあげるとその通りにも(しかも余裕をもって)動いてくれるタイヤだなぁと、私的にはそんな感想です。

通勤のように普通に楽に走りたい人、免許取り立ての人、は挙動が素直で普通なIRC-RX01のままの方がいいとも思う。ただただラジアルタイヤにしてみたいだけの人も、やめといた方がいいとも思う。

ミシュランのツーリング向けのタイヤでラジアルでは一番安価だけれど、なかなか面白いタイヤです(^^ あ、あと、乗り心地は(特に高速域で)IRC-RX01より良いです、はい。

(※ うちのMT-25さんはパフォーマンスダンパーをつけているのでそれの影響もアレコレあるだろうとは思いますので、参考程度に)

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