最近のIJプリンターがダメダメだった件。今度のは・・・。

ウチではメインはモノクロレーザーだが、CANONの7年前2006年製のIJ複合機MP810も未だに現役だ。というか、買い替えられない理由がある。

ウチのお客様の所でも何ヶ所かIJ複合機を使っているところがある。一番はクロネコヤマトの伝票発行だ。クロネコヤマトの伝票発行の用紙は大きく別けて2種類あり、ひとつはレーザー用、もう一つはIJ用。だが、レーザープリンターは安価なものは手差し給紙があってもくるっと180℃回転して出てくる機構のモノが殆どだが、これが良くない。シールになっている伝票を通すと熱で糊が機構に付き、故障の原因となるのだ。これを回避する為には水平に手差しして印刷して水平に排出する機構をもっている高価なレーザープリンターで無くてはならない。

そこへいくとIJプリンターは背面給紙からならカールすることもなく、大体熱を発生させないので、糊が故障の原因になるリスクが少ないので、小規模な事務所等では非常に重宝している。

ところが・・・である。

ここ最近、主要プリンターメーカーのEPSONもCANONも背面給紙を廃止してしまった。

 

上位機種では前面2段給紙になり、一見問題なさそうにおもえるが、実際に使ってみると使用に堪えない程に、使い物にならない。例えばヤマトの伝票は実際には種類があり、大きさも違うからイチイチ引き出しを出して大きさとセンターをセットし直し、また別な用紙を入れる為に引き出しをだして大きさとセンターをセットし直して・・・とやらなければイケないのだ。

Photoの印刷にしても2L版ぐらいならあまり問題にはならないだろうが前面給紙だとよりカールするのであまり良くない。印刷の用紙の大きさを替える時にもイチイチ引き出しを出して、・・・以下同文。

インクに関しても改悪が続いていた。容量は少なくなり吐き出し量も多く、準備段階でかなりの量を吐き出して、実際に使える量が激減、というモノだ。MP810あたりまでは良かったのだが、これの後継あたりのインクからダメダメ路線に変わってしまった。インクに関しては前回あたりで大容量インクなんてものを出してお茶を濁したが・・・。

開発者が机の上の理論だけでやったと言わざるを得ないこの仕様。もー営業サイドの話なんて届いていないか、営業サイドが実際にはユーザの声を聞いていないか、だろう。それじゃ、駄目なんだよ、おい! Panasonicの衰退と同じ事じゃん! 想像した良いものじゃ無くて、実際に使っていいもの、細かなところに気が利いているモノを作れよ、おい。

そんなわけでなかなか買い替えられないでいたのだが、ニューモデルがCANON、EPSONから出そろった。CANONを見てみると、背面給紙は廃止のまま。CANONはもうウチでは完全除外決定です。EPSONはというと・・・をっ! 復活しました! 但し、背面1枚手差し。それでもイイじゃないか、昨年にはどのモデルからも無くなったのが復活したというのはユーザの声がEPSONには届いた、という事。これでクロネコヤマトの多種類に渡る伝票にも対応出来る。

背面手差しに対応しているのは

A4モデルのEPSON インクジェット複合機 Colorio EP-806

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とA3モデルのEPSON インクジェット複合機 Colorio EP-976A3

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とくにこのA3モデルは個人的には魅力だなぁ。カセットはA4。背面手差しがA3対応。うん、イイじゃん。解ってんじゃん、EPSON!

4 thoughts on “最近のIJプリンターがダメダメだった件。今度のは・・・。”

  1. 家のプリンタは、キャノンの2005年製のIP4200です。
    うちのも壊れることなく現役で使っています。

    そうかぁ・・・背面給紙ってなくなってしまったんですね。
    たしかにVisioなんか使っていると、給紙ボタンの設定がハード側と
    ソフト側にあってややこしかったりすることもありますが、総じて
    背面給紙は便利でしたけどね。

    最近のプリンタはインクも小型になりランニングコストが高くなって
    いる印象で、うちは壊れるまで買い換える気はないです。

    それまでにキャノンさんには背面給紙復活をしてほしいですね。

    1. sueさんこんばんはー。

      そうなんですよ。

      うちではたまーにある程度のクオリティが求められるPhotoプリントすることもあるのでCANON、EPSONの2択、HP、Brotherは複合機では少なくともMP-810以下のPhotoプリント品質なので候補外、なおさら痛かったんですが、EPSONの上位機種で背面給紙が復活したので、嬉しいですねー。

  2. はじめまして。
    ip4700が壊れたので探したところ、仰る通りキヤノンは背面給紙がなくなりましたね。
    タックシール、ステッカー、耐水ラベルなどの利用頻度が高いので、前面給紙はありえません。
    エプソンには良い機種がありました。
    ビジネスモデルに位置付けられる機種で、高耐久が特色ですが、価格はミドルクラス。
    http://www.epson.jp/products/printer/biz/px205/

    顔料系で文字には強く、4色独立タンクでランニングコストも抑えられます。
    写真はコンビニ印刷でいいやw

    1. nobyさん、こんばんわー。

      そーなんすよ。canonがなんか迷走を始めちゃって。。。(^^;;

      EPSONの4色ビジネスモデルでも意外と2LぐらいのPhotoプリントならイケるかもですよ(^-^)

      にしても、背面給紙、復活して欲しいっすねー。

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