あまったiPhone4をJailbreakeして考えてみた。

かなり遅いですが、あけましておめでとうございます。今年も更新頻度は多くないですが、わたしなりにやっていこうとおもいますので、どうぞよろしくお願いします。

さて、iPhone 4Sが出てすぐiPhone4から機種変更したので、手元にはiPhone4が1台転がっています。この「携帯電話」として使わなくなったiPhoneですが、普段は時計&ひかり電話の子機として便利に使ってます。さてこのiPhone4ですが、以前の業務で愛用していたWiFiFoFumがついにiOS5で使えなくなった。というエントリーでWiFiFoFumがiOS5.xで使えなくなって非常に困っているという話をしました。その後MacBook Airを持っていったりしてしのいでいたんですが、やはりどうにも不便。Jailberakeしてなら使えるので、意を決してiPhone4をJailbreakeしました。(Jailbreakeを【安易に】助長したくないので、ここではやり方を詳しくは書きませんが、ググれば信頼できる所はいくつもみつかります)

やり方はちょっとコツがあったりするものの、意外と簡単。実現したハッカー達、協力した方々に大きな感謝と畏敬の念を抱きつつ便利に使わせて頂きました。ただ、実際にやってみてやはり自己責任が大きいなぁと、改めて思った次第。これで晴れて(?)WiFiFoFumが使えるようになったので業務には最低限iPhone4と4Sをもっていけば良くなり思っている以上に便利。と同時に、自身が必要とする機能以外に特段にJailbreakeによる恩恵はなく、実際にはリスクの方が大きいなぁと。実際に色々と何か他にメリットを探しましたが、私自身は先のWiFiFoFumが使える以外のメリットは見つけられませんでした。(というか、なぜWi-Fiの電波状況を調べるだけのアプリも同一にアップルは禁止しているのかそれが理解出来ませんし、今後それらのアプリがアップルから認可されたらJailbreakeをする必要は私にはありませんし、メインのiPhone4SをJailbreakeをする気はありません。)

そしてJailbreakeをする際にはあちこち下調べをし、先人達の記事を参照すべくあちこち見ていたんですが、その際の一つ、こちらのブログの記事に衝撃を受けました。

iPhone jailbreak 誰かが入れてるアプリ紹介編

iPhoneの脱獄ってなんの為にしているの?とか時々きかれることが有るのですが、それは自由が好きだからと答えています。脱獄することによってiPhoneのすばらしい性能を引き出すことができます。

脱獄が嫌いという人間も世の中にはいるらしいのですが、そういう人間がいることが僕には驚きでした。
自由には自己責任がついて回るものですが、自分で判断し選択することが大切だと思います。

とくに「脱獄が嫌いという人間も世の中にはいるらしいのですが、そういう人間がいることが僕には驚きでした。」という部分。そういう風に考えている方がいる事が逆に僕には驚き。自由というのとiPhoneをJailbreakeするというのは別な次元の話であり、性能を引き出しているかというと一概にはそうとも言えない部分もあります。

Jailbreakeするというのは、つまりはアップルのプロテクトを外して不当に改造している訳で、テザリングはキャリアが全体のバランスを見て禁止しているのを無視してやるという事です。そこには自己責任とバランス感覚が必要で決して全ての人に薦められるべきモノではありません。そういう一部のパワーユーザの手段の一つとしてあるもの、とでも言いましょうか。

たとえるなら法定速度30km/hのスクーターを改造するようなモノです。改造した時点でメーカーの保証は受けられません(Jailbreakeの場合には復元で元に戻せばOKですが、Jailbreakeしようとして失敗した場合はどうかなぁ。確認した訳では無いけれど、多分だめだろうなぁ)。安全に関わるのでスキルも必要です。ボアアップして120km/h出るようにするのも、スピード違反して現行犯逮捕されにくい様に?ナンバーを見え難くするのも、爆音が好きだからとマフラー外すのもやろうとすれば出来るし、軽量化の為とトチ狂ってブレーキ外すのも出来ます。が、センスのよい改造というか、改新が出来ればそれはカッコいいし、公道を走らせないならスピードとパワーに特化したマシンを造るも良しだけれど、改悪ならカッコ悪いしルールを無視した改造はそれは自由ではなく誰かに迷惑をかける事にもなる。

その辺の事を理解出来ないならJailbreakeに手を出すべきではないと強く思います。Jailbreakeはある意味自由ですが、ある意味では不自由です。Jailbreakeをせずとも自由に使う事も使い方によっては出来ます。どこを自由にしてどこを不自由にするかという話なだけです。少なくともJailbreakeを「好き」とか「嫌い」というレベルで判断すべきではないという事だけは断言出来ます。

何より大前提として(ルールとして、仕組みとして)基本的には、一般的には、やらない方が良いもの、です。

不自由さ、リスクを知り、ルール・仕組みを尊重し、それによって得られる機能・自由を知り、そして検討し判断すべき一つの選択肢である、と、そう思います。

 

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