SONYがVLOGカメラ第三弾としてZV-1の派生バージョンとなる、単焦点レンズのZV-1Fを出してきました。でもこれ・・・
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コレジャナイカメラ感
SONY・Panasonic・JVCからも出ていたアクションカム・ウェアラブルカムが完全にGoProやDJIやInsta360にとって変わり、アクションカムとしての使われ方だけではなく、自撮りのVLOGカムユーザーすら視野に入っている状態なのに、こんな狭い範囲のユーザ層で勝負してどぉするよ、と、いう感じがします。
ZV-1は1inchセンサーで光学ズームができるから価値があったのであって、ユーザが求めてたのはズームの広角側をもっと広くしてほしい、であって「単焦点をつけて画角を広くしました」じゃねぇし。光学手ぶれ補正もなくなって電子手ぶれ補正だけになり、しかも迷走はそこだけにとどまらず大きなメリットでもあったスチルの機能は大幅に落ち、シャッター速度は最低でも1/4秒、フォーカス機能もシングルAFのみって・・・。それで価格が8万円越えって・・・
だったらiPhoneでいいじゃん
だったらGoProでいいじゃん
と、なるじゃねぇかよ、と。これなら5〜6万円台とかで出して欲しかった。それならまだ「1inchセンサーで6万円台！」とかのインパクトで選択肢の一つに入っただろうに。
まさかSONYから「コレジャナイ」カメラが出てくるとは思いもしなかった。
GoProなどのアクションカムを持っている方がこれを買うメリット
暗所性能：
暗所性能は明らかにZV-1Fが優ってますね。室内で固定で撮影するとか夜間の動画撮影（スチルは先述の通り暗所撮影には向いてない）するとかならZV-1Fもアリかと思います。ていうかほぼ「自撮りするYouTuber」の室内撮影用の動画専用カメラっすな。（でもそれにしたって、サブカメラとしてたとえば天吊り固定で使うにしてもズーム使えなきゃ厳しいだろうに。メインカメラはもっと良いの使うだろうよ？ 手軽にとりたきゃiPhoneで済ますだろうよ？）
他、なし（苦笑）。VLOGカムとして見ても全てGoPro/DJI Action 3/Insta360 One RS/Insta360 One X3の方が優ってます。
iPhone持っている方がこれを買うメリット
一生懸命考えたけれど、買い足すメリットは見出せず。無理やりメリットを見出すなら自撮りの時にバリアングルがある、とか、iPhone並みの動画を別個体で撮影できるのでiPhoneのストレージ残量やバッテリーを気にしなくて良い、くらいか。でもそれだったらZV-1F以外の選択肢の方がメリット多いよねぇ？
どうして日本企業はユーザの声が届かなくなった
DJI Osmo Action 3を導入したばかりだけれど、実はモノによっては「買うかもしれん」と結構期待してたのだが、完全に肩透かしを食らった感じ。
ZV-1は1inchセンサー搭載の高級コンデジとしての側面もあったので、魅力があったのだが、ZV-1Fはスチル機能劣化でそれは無し。スチル機能を劣化させなければ20mm単焦点は（非常に狭いユーザ層だけれど）アリだったかもしれない。これなら素直にZV-1やZV-E10の方が良い。ていうかiPhoneとアクションカムでも事足りる。これでなくちゃイケないポイントが何も無い。
どうして最近の日本のメーカーはこうもことごとくユーザーの声が届かなくなった？「欲しい」という需要とかけ離れた、ワクワク感のないものがほんと多くなった。ユーザーの想像を超えた商品を出せなくなっているのか？
もしくは逆にごく一部の（YouTuberとかの）人間の（ある意味特殊な）意見だけを真に受けてそれをユーザの総意だとでも思ったのか、アンケートを読み違えたのか。先述したとおり、室内での自撮りの動画以外の優位性が見つけられない。いずれにしても、ちょっと考えりゃわかるだろうに、なぁ。。。
欲しかったのはUSB-C採用で、20mm相当からのズーム（テレ側はある程度でいい）、電源ボタンの位置変更、ぐらい。それにプラスアルファの新機能があれば多少価格が上がってても買ってたかも知れん。うーん。。。ZV-2とかを待つことになるのかなぁ。
かつて私はSONY大好きでSONY派で「やっぱりワクワクするものはSONYからだよなー」と言っていたのは完全に過去のものとなってしまった様で、悲しいっす。うん。