チラ裏な話。FUJIFILM X-E4は本当にいい子。

今年の1月末に自分への誕生日プレゼント(?)にポチってから動画撮影にスチルに、仕事に趣味に活躍してくれているX-E4。もうこれ以上重くて大きいカメラは持ちたく無いです(笑)。

実際に使ってみるとX-E4にも細かいことを言い出せば不満がないわけでは無い。が、それもまた個性だと思えば良い。動画の時に手ぶれ補正がない? そんなのはジンバルを導入してサクッと解決(ていうか動画なら本体手ぶれ補正よりジンバルの方が多くで優れている)。使ってるレンズのおかげもあってそれでもかつて使ってたフルサイズ一眼より軽いし。ジンバル持って行ってない時に動画が撮りたくなったら? アクションカムで撮れば良いし、iPhoneでも良いじゃん。

そう、馬鹿みたいに使いもしないスペックだけにこだわって、あーだこーだいうなんて無意味(私の撮りたいものに限った話)。このコンパクトさのおかげで機材もだいぶスリム化されて、実際ほんと楽になったし、とても気に入っている。何よりこの愛らしい、カメラ然としたスタイルが良いじゃ無いか(^^

結局レンズ構成はこうなった

実際に仕事でも使っているが、先の記事であーだこーだ悩んで落ち着いた今のレンズ構成はいずれも単焦点(ただしAF)の

  • FUJIFILM XF16mm F2.8 R WR(フルサイズ換算24mm相当)
  • FUJIFILM XF23mm F2 R WR(フルサイズ換算34.5mm相当)
  • VILTROX AF XF-56mm F1.4 STM(フルサイズ換算84mm相当)

広角、標準(35mm)、中望遠の3本だけだ。これでほぼ間に合っている。スチルで出番が多いのがXF23mmついでVILTROX 56mm、動画ではシチュエーションに合わせてこの3つを切り替えて使っている。23mm(フルサイズ換算34.5mm相当)を私の標準レンズとしてるのは私の感覚やスタイルではそちらの方が近いから。35mm(フルサイズ換算52.5mm)は微妙に望遠側なんだよねぇ、私的には。

ちなみにこの3本のレンズで一番気に入ってるのがなんとVILTROX 56mmだ。中華レンズだが、TOKINAのatx-mシリーズと実は同じもの。いわゆるOEMで出しているので、VILTROXブランドの方が若干安価。これがなんとも言えない色なんだなぁ。クラシックネガやブリーチバイパスと組み合わせるととても良い感じ。

で、このコンパクトな構成のおかげでバッグも

てな感じで6Lのバッグで間に合うわけだ。F1.4やF2の明るさをズームレンズに求めると大きく重くなるし(使わない)領域も当然出てくるし、何より撮れる画が違うので、ね。

これがベストだと言う気はさらさら無いし、人それぞれなので、私にはこれがベスト、ってだけですが。で、唯一心残りなのが・・・

Voigtlander NOKTON 35mm F1.2 Xマウント

https://www.cosina.co.jp/voigtlander/x-mount/nokton-35mm-f1-2/

です。35mm(フルサイズ換算52.5mm)のマニュアルレンズ。

16mm広角はもちろん広い範囲を切り取る時に使うし、普段は標準の23mmを使う。人物のアップや物撮りでは56mmを使う。これでほぼ間に合うのだが、稀に23mmと56mmの中間が欲しくなる時がある。物撮りってほどでもない、棚に置かれた小物とか、そういう、周りの雰囲気とか空気感も画角に入れた構図の時だ。大概は23mmか56mmでどうにかするのだが、どうにもならない時もある。使用頻度的には一番少ないのでそれこそ趣味的に走ってVoigtlander NOKTON 35mm F1.2 Xマウントが良さそうなのだが、ちょっと前まで大人気で売り切れで買えず、現在は在庫は解消されたがちょいと気分的にタイミングがずれた感じで自身の中で優先度が下がり、Insta360 One RS 1inch ライカ360度エディションとかDJI Action 3を先に入手し、いまだに買わずにいる。ていうか、これは中古で価格が下がってからでも良いかとも思ってる。

そこへきて、来月あたりポートレートで「ほわぁぁぁっ」とした画を撮りたいって撮影があって、Voigtlander NOKTON 35mm F1.2の解放で撮った感じがまさにそう言うイメージなんだよねぇ。そのためだけに買うか? 中古もあまりなく、新品で7万円弱。うーん・・・。

そうだ、レンタルすればいいじゃん!(笑

とか思ったけれど、Voigtlander NOKTON 35mm F1.2 Xマウントなんてマニアックなレンズをレンタルしているところなんてあるのか?

GOOPASS

あったよ(笑)GooPass。Voigtlander NOKTON 35mm F1.2 XマウントはPass Lv.1で借りられるので6380円/月。Pass Lv.2の9800円だったらちょっと考えたけれど、この金額で1ヶ月借りられて業務で使えるとペイできるし、契約して借りてみるとこにした。

https://goopass.jp

梱包料が別途かかるとかレビューサイトで書いてあったけれど、なんだ、一つレンタルするだけなら梱包料無料クーポンが1枚/月発行されるので実質無料じゃんね。2つ以上の場合にかかるって感じですね。なーんだ。てことで、早速。

(UFフィルタと、ミニレンズフードが付いて商品写真よりちょい長め)

これで、実際に1ヶ月使って見て、一旦返却してみて、それでも恋しく思って普段の撮影に使いたいとなったら買えば良いし、写りは気に入ったけれど、自身の撮影スタイル的に年に1回〜2回程度使いたいだけならその時だけ借りても良いんだしね。

え?もっと望遠の撮影? しません(笑)もしあったとしてもそん時はCANONを出してきます。E-X4に馬鹿でかいレンズつけるなんて考えたくもない(笑

ズームレンズは今のところいらないなぁ。一度GooPasで安価なのを借りて見たけれど、基本暗いし、F値が可変すると動画ではズームは使い物にならんし、ズームを多用するド素人のハンディカムとの差別化するためにもズーム使わないでなんとかする、です。まぁ、ズーム必須な撮影がないから言えることだけれど(苦笑

そうそう、前にもチラリと書いたけれど、その後に一度とある方に言われた一言

APS-Cのカメラで仕事になるの? フルサイズでなくていいの?

(苦笑)なるっすよ、十分。世の中、特に日本人に特に多い気がしているんだけれど、スペック至上主義みたいなのがやっぱり蔓延していて、最上位機種じゃないと写真としてダメとか、そんなことはもちろんあるはずも無いです。APS-Cのセンサーがあれば十分です。モニターで等倍鑑賞(粗探し)する意味わからん使い方はしません。

注)あ、もちろん、写真館の人とか専業の商業カメラマンとかは別っすよ。これらの方々は打率と効率上げる必要があるので、最上位機種といいレンズ、それもズームで良いレンズが必須なので、一応書いておきます。

私の場合商業印刷で大きくてA0サイズのポスター、A4サイズのチラシ、Web Siteのトップページぐらいの出力になるので(趣味の写真なら最大でもA1まで)、画質だけの話ならパンフォーカスでよければ実はA2サイズぐらいまでならiPhoneの画質でも十分で、APS-CであればA0でも大丈夫です。もっともA0ならフルサイズ機の方が余裕がありますが。

レンズ交換式を使うのは撮れる画が違うからで、APS-Cが必要なのは暗所の耐性がより優れているから。15年ぐらい前はフルサイズ機の方が良かったけれど、現行機種ならレンズも良いのが揃っているしよりコンパクトで機動力のあるAPS-Cで全然良いです、(あくまで)私の場合。

注)もちろん、屋内のスポーツを撮るならフルサイズ機の方がいいだろうし、CM系で本当に画質を追い込むなら(どデカい写真広告とかも視野に入れる)フルサイズどころかラージフォーマットのカメラの方が良い場合もあるでしょうし、鳥とか撮ったり、それこそコスプレの写真の様に作り込む写真なら必要なレンズからカメラが決まる的なこともあるでしょうけれど。

そんな感じなので、仕事でもない、そこまで凝った趣味でもない(中には趣味ですら無く単にモノ好きなだけの人も)カメラを買う人がスペック求めてフルサイズ機と20万越えのレンズを用意して、モニターで等倍でみてあーだこーだ言っているのってなんだかなぁ?と思います。まぁ人それぞれだし、そう言う方が放出して良い中古の在庫になったりするので、一概に否定はしませんが、高いカメラ買ったからって必ずしも写真の腕上がるわけじゃなし、です。本来スペックが上がればいい瞬間を捉えられる確率は上がるのだけれど、iPhoneで撮った写真と大差ないものを量産している方も実際みてるし、ねぇ。

動画に関しても仕事でもないのにBlackMagicの8KカメラだったりSONY α7IIIだったり、人気YouTuberならまだしも・・・(略)

まさにその手の人が「APS-Cのカメラで仕事になるの?」って聞いてくることが多いです。本当に疑問に思って聞いているのではなくて「僕のカメラの方が高い」と自慢したいか、マウントとりだいだけなんだろうな、と。はい。真剣に答えても聞く耳もってないか、相入れないことが多いので、笑ってごかまします。

逆に本気で写真に取り組みたいってんなら(初心者だろうと)迷わず最初から最上位機種行っとけ!いけいけー!とも思います。私も仕事として写真を撮る様になった時にはNikon F5とNikonの大三元レンズから入ったもんね。高かったけれど、無理して揃えた。それで趣味の写真と商業写真との違いを学んだもんね。デジタルになってからは(当時の)メイン機は予算の都合で落とさざるをえなかったけれどそれでもCanon 5D mark III。レンズももちろん大三元レンズ。撮れる写真が多くなるのはもちろんのことだけれど「あぁ、ちゃんとした機材で撮るとこうなるんだ!」ってのをわかっているのとないのとではやっぱ違う。矛盾した話になっているようだけど、スタンスが違う。「仕事でもない、そこまで凝った趣味でもない」なのか「本気で取り組みたい」のかの違い。

私の場合はそれらを経て必要な画とそのレベル、好きな画がわかってきたのでそれらが充分に撮れて、趣味性も満足させてくれるX-E4でやれてる、というわけです。

どんなカメラを使うか、が最初ではなく、最初に何をどう撮りたいか、です。はい。

X-E4がディスコン。だから何?

そうそう、FUJIFILM X-H2とか出たタイミングでひっそりとX-T4とX-E4がディスコンになったようですね。「X-T4はX-T5の噂があるので納得ですが、X-E4はどぉなる?」的な記事、YouTube動画はいいんですが、ガッカリなのはディスコンになったら「買い替えを検討」とか「もういらない」的な意味合いの記事や動画もあって、相当にガッカリ。それって要するに単に流行ってるらしいからと「所有欲」を満たす為のカメラだったと言っているようなもんでもあります。ディスコンになったから所有欲満たされなくなってあーだこーだ理由つけ始める。まぁそんな感じの方はX-E4の本当の魅力がわからないままだったのだろうし、合わない方だったのだろうし、逆にそういう方にはX-E4を使って欲しくねー(語って欲しくねー)とかも思うので、そういう方はブログ記事やYouTube動画でみっともないことしてないで、「黙って」とっとと市場に流して別なの買って「あたらしいこれ、やっぱサイコー!神!」とか、そっちの方に視点むけて下さい、と思います。うん。

X-E4が好きで所有している方は、佇まいとコンセプトが好きで立ち位置がはっきりしているでしょうからディスコンになろうがなるまいがどーでもいいこと。佇まいとコンセプトを受け継いだX-E5とかが出て、真っ当に進化したのなら真剣に買い増し・買い替えを検討しますが。それまではSONY α7シリーズもFX30も個人的には興味ないです。はい。今現在、唯一X-E4以外で興味があるのはFUJIFILM X-H2/X-T5ぐらいですかねぇ。でも価格と、重さがなぁ。。。

X-E4の後継機で、重さは多少アップぐらいで、手ぶれ補正と動画性能のアップ、リモコンもマイク端子ではなくてBluetoothにフル対応して各社ジンバルでもより多くの操作がジンバルでもできるようになれば、即買い換えるかもですが。

てことで、X-E4、とてもいい子です(^^

2 thoughts on “チラ裏な話。FUJIFILM X-E4は本当にいい子。”

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