私がいま愛用しているFUJIFILM X-S20。つい先日コンパクトな魅力的なX-M5が出た。でた、のだが・・・。
2024年3月期決算説明会が行われ、その質疑応答の中でイメージング事業への社長答弁が炎上した例のことをいまさらながら考える。
ようはこうだ。
- 作りすぎて値段を下げるのはもったいない
- 富士フイルムはライカ並みの価値を目指す
- 在庫状況は平常である
つまり、生産調整し・在庫調整し、プレミア感をだして結果ライカ並みの価値の人気を目指す → (在庫操作してプレミア感をだしてライカを目指す?)ふざけんな! って感じ。
その後あちこちでこの話題が取り上げられ、FUJIFILM終わっただの、FUJIFILMから他メーカーに切り替えるだの、わーわーあったのだ。
なんかどちらもバカな気がして個人的には静観していたのだが、「あぁそうか、そういうことか」と、ふと思った。
「言い方!」
特に「1」と「3」。そして余計な一言「2」。失礼ながらやっぱりバカなんだと思わざるを得ない。そうじゃなくって、同じ事象を説明するにしても、たとえばだ。
「我々はずっとFUJIFILMのカメラを作り、提供し続けたいと考えてます。そのためには大量に作って売るというこれまでのビジネスモデルでは存続が厳しい状況にある。昨今の情勢のなか存続させるためにも大量生産から少量生産に切替える。今後FUJIFILMのカメラが入手しずらい状況になりユーザー・ファンの皆様には不便を強いることもあろうかとは思うが、FUJIFILMらしいカメラの提供を続けることを約束すると共に、より一層の品質・機能・体験を提供していこうと考えております。一人一人に愛される一台をお待ちいただければと、願います」
なら、入手しずらい状況も納得でき、少量生産、高品質で、新機種への期待もたかまり、必然的に」プレミアがつくってもんだと思うのだが。答弁から受ける印象はまるで違う、よねぇ。
少なくとも社長自らFUJIFILMのカメラの価値を貶めたのは間違いはない、と、個人的には思う。
え?私? X-S20から買い替える気は今のところありません。Voigtlander NOKTON 23mm F1.2と合わせて気に入っている、いいカメラです。はい。