
youtuberやブログ、Tech系記事で「これはいい!」「これはすごい!」と褒め称えられていて、クラファンでもものすごい勢いだが・・・。
ちょっと、まて、だ。それら記事や動画はすべて所謂「案件」だ。クラファンも、発売前にあちこちばらまいてレビュー依頼しているのも、コレ全てプロモーションだ。しかもどうも「そこまで詳しくない」人を選んでいるような節もある・・・。それは、まぁ、いいとして一旦横に置いとこう。
大丈夫か?ほんとに?
ただの動画ステーションに使うなら別になんでも良いが、RAID組んで大事なデータ、業務用のデータを保管するつもりなら、流石にちょっとまて、だ。
NASのデータにWANからアクセスするにはファイアウォールのポートを開ける必要がある。かつ簡単に個人のNASを特定するためにIDとパスワードを決めてユーザ設定して、サービスを提供している企業のサーバにログインして転送してもらう。ざっとこんな仕組みなのだが・・・。
UGREENて中国企業だよ? UGEEN,充電器やバッテリーやケーブル・USB Hubは品質もよく、私も好んで使っているので好きな中国メーカーの一つだが、流石にNASは怖すぎる。これ、WANからアクセスするにはどう考えたって一旦中国サーバを通るよねぇ・・・。それにNASにWANで接続するためにIDとパスワードを(中国サーバに)渡しているよねぇ・・・。
加えて、NAS用のOSもつまりは「中国産のOS」だ。セキュリティアプリが入っている?中国に不都合なマルウェアやウィルスは防ぐだろうが、都合の良いものはスルーするようなふうになっていたら?
中国の件の法律をよく思い起こして欲しい。
EcoFlowなどの単にID/パスワード登録とはわけが違う。XiaomiやOPPOなどのスマホ、DJIドローン、DJI / Insta360などとはわけが違う。何かあったときのリスクはLenovo PCや野良メーカーのmini PCとはスケールが違う。
そのあたりの検証をレビューで触れた方はまだいない。少なくともそのあたりの検証が誰かからされるまでは、待ったほうが良いように思う。詳しくない方なら特に。
私は
今のところ選ばない、というか選べない。これまでの台湾勢のNAS(QNAP / Synology / Asustor)の方がはるかに心理的にも安心。加えて、個人的にはAsustorの4ベイで2ベイでRAID1、残る2ベイはアーカイブドライブでとっかえひっかえってのがとても気に入っている。まぁ、クセはあるが(^^;
UGREENのNASync、かっこいいし、機能的には良さげなのは間違いないのだが、なぁ・・・とはホント思う。UGEENのハードウェアの品質に関しては多分大丈夫。問題はほんと、NAS OSとWANの仕組みがどうなっているかなのだけれど、ASUSTORを持っている身で検証のためだけに入手するわけにもいかず。てことであくまで想像の話なのだが・・・。
最後に一応書いておく。
NASは【絶対に】価格だけスペックだけで選ぶな、だ。多少使いにくかろうが信頼できるメーカーのものを選ぶべき。私はそう思うし、人にもそう伝える。個人的な考えでお勧め順に書くとQNAP、ASUSTOR、Synology、Buffalo、Elecom。
そんなことを、ふと思ったという、つぶやき。