エヴァンゲリオン Re-Take

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エヴァンゲリオン Re-Take
今回はいつものとはちょっと毛色が違うエントリーですが。。。す・・・すごいものにたどり着いてしまった。いや、エヴァンゲリオンの話なんだが、実はもともとはあんまりエヴァンゲリオンって好きではなかった。たんなる食わず嫌いだったんだけれど、今年に新劇場版 序をTVでやっているの見て初めてちゃんと見ようと思った。それからまもなくTSUTAYAでTVシリーズを借りてきて見たのだが、最終話2話が個人的には消化不良を起こした。「新しい表現にあえて挑戦」とからしいけれど、アニメとして新しいのかも知れないけれど、良く良く考えてみればありゃ「ストーリー」を完全に放棄してますよね? で、どうなったの?も解らないし、どう捉えればいいの?も解らないし、あえて絞り込まないにしても、その世界観すら解らない。ダメだこりゃと思って今度はエヴァンゲリオン旧劇場版2作を借りてきて見ました。今度こそ方向づけくらいは出来るかなと期待していましたが。またはぐらかされた感じ。面白いですよ、確かに。が、途中の実写映像は気持ち悪いし、終わり方には非常に不服。はっきりと書けば最後には嫌な感じしか残りませんでした。ストレスたまるというか。で新劇場版 破を見てきていくらかスッキリする訳です。そして新劇場版 序を改めて見直すと、あぁ、パラレルワールドなのかもしれない、旧劇場版のラストはある意味スタートかも知れない、そう考えるといくらかスッキリ。ふっと途端に全体がつながってくる面白さも出てくるわけです。まぁ次作の新劇場版 Qを見るまではなんとも言えませんけれど、超楽しみなのは間違いないです。
でそんなこんなしてnetを徘徊していたら何気に飛び込んできた「Re-Take」という文字。同人誌らしい。同人誌という時点でウーンとなるんだが、どうもこれは違うらしい。ものすごく人気でHな表現を抜いた全年齢版1・2・3巻があるらしい。でも、ちゃんと読みたいなら元版の方が良いらしい。。。
はい。気がついたら探して元版をほぼ全巻一気(1,2,3,0,4,afterまで。1.5というのもあるらしいが残念ながら探しきれず)に大人買いしてました(笑) 版権とかもちょっときになったり、正直「どーせ同人誌だろ?」と注文はして見たもののあまり斜に構えて見てました。が、届いて読んでみて。。。 ちょっと涙が出そうになりました。私の旧劇場版のストレスが一気に吹き飛びました。これはエヴァンゲリオンが好きなら読んで欲しいと思う本です。ストーリーの一つの可能性として、TV版のラスト、旧劇場版のラストからの世界の一つのストーリーの可能性として、その方向性づけの可能性として、パラレルワールドの一つとして、すんなり受け入れられて、エヴァンゲリオン旧劇場版3として読めました。Hな描写はさほどでも無く、必要なものとして描かれているので大人な方は全年齢版ではない方をお勧めします。それにしてもこのストーリーのレベルの高さといったら無いです。同人誌だからこそなのかもですが生々しい表現、且つ作者の思いが伝わってきて心地よい。「碇シンジ育成計画」なんてそうとうちゃちい感じがするほど。いやそもそも比べるのが間違っているのだけれど(笑)、読みもしないでちょっとバカにしていた自分を恥じました。Re-Takeを世に出してくれた作者に感謝です! 少なくとも私のTVシリーズ・旧劇場版へのストレスは完全に補完されました(^^
# あぁ、それにしても私も例に漏れずてっきり自分では綾波の方が好きなんだなろうなとなんとは無しに思ってましたが、実はアスカの方が好きだったという事に気がついてみたり(笑) (綾波のコアなファンが見たらどぉなんだろうなぁ、とはちょっと思います。見ないほうが良いかも、とも。)
新劇場版 破のDVD or Blu-rayが発売されるのと、新劇場版Q公開がよりいっそう楽しみになりました。

今回はいつものとはちょっと毛色が違うエントリーですが。。。す・・・すごいものにたどり着いてしまった。いや、エヴァンゲリオンの話なんだが、実はもともとはあんまりエヴァンゲリオンって好きではなかった。たんなる食わず嫌いだったんだけれど、今年に新劇場版 序をTVでやっているの見て初めてちゃんと見ようと思った。それからまもなくTSUTAYAでTVシリーズを借りてきて見たのだが、最終話2話が個人的には消化不良を起こした。当時「新しい表現にあえて挑戦」とからしかったけれど、アニメとして新しいのかも知れないけれど(当時)、良く良く考えてみれば見方によっちゃぁありゃ「ストーリー」を完全に放棄してますよね? で、どうなったの?も解らないし、どう捉えればいいの?も解らないし、あえて絞り込まないにしても、その世界観すら良く解らない。ダメだこりゃと思って今度はエヴァンゲリオン旧劇場版2作を借りてきて見ました。今度こそ方向づけくらいは出来るかなと期待していましたが。またはぐらかされた感じ。面白いですよ、確かに。が、途中の実写映像は気持ち悪いし、終わり方には非常に不服。はっきりと書けば最後には嫌な感じしか残りませんでした。ストレスたまるというか。で新劇場版 破を見てきていくらかスッキリする訳です。で改めて新劇場版 序も見直して、あぁ、パラレルワールドなのかもしれない、旧劇場版のラストはある意味スタートかも知れない、そう考えるといくらかスッキリ。ふっと途端に全体がつながってくる面白さも出てくるわけです。まぁ次作の新劇場版 Qを見るまではなんとも言えませんけれど、超楽しみなのは間違いないです。

でそんなこんなしてnetを徘徊していたら何気に飛び込んできた「Re-Take」という文字。同人誌らしい。同人誌という時点でウーンとなるんだが、どうもこれは違うらしい。ものすごく人気でHな表現を抜いた全年齢版1・2・3巻があるらしい。でも、ちゃんと読みたいなら元版の方が良いらしい。。。

はい。気がついたら探して元版をほぼ全巻一気(1,2,3,0,4,afterまで。1.5というのもあるらしいが残念ながら探しきれず)に大人買いしてました(笑) 版権とか著作権(※1)もちょっときになったり、正直「どーせ同人誌だろ?」と注文はして見たものの斜に構えて見てました。が、届いて読んでみて。。。 ちょっと涙が出そうになりました。私の旧劇場版のストレスが一気に吹き飛びました。これはエヴァンゲリオンが好きなら読んで欲しいと思う本です。ストーリーの一つの可能性として、TV版のラスト、旧劇場版のラストからの世界の一つのストーリーの可能性として、その方向性づけの可能性として、パラレルワールドの一つとして、すんなり受け入れられて、エヴァンゲリオン旧劇場版3として読めました。Hな描写はさほどでも無く、必要なものとして描かれているので大人な方は全年齢版ではない方をお勧めします。それにしてもこのストーリーのレベルの高さといったら無いです。同人誌だからこそなのかもですが生々しい表現、且つ作者の思いが伝わってきて心地よい。「碇シンジ育成計画」なんてそうとうちゃちい感じがするほど。いやそもそも比べるのが間違っているのだけれど(笑)、読みもしないでちょっとバカにしていた自分を恥じました。Re-Takeを世に出してくれた作者に感謝です! 少なくとも私のTVシリーズ・旧劇場版へのストレスは完全に補完されました(^^

# あぁ、それにしても私も例に漏れずてっきり自分では綾波の方が好きなんだなろうなとなんとは無しに思ってましたが、実はアスカの方が好きだったという事に気がついてみたり(笑) (綾波のコアなファンが見たらどぉなんだろうなぁ、とはちょっと思います。見ないほうが良いかも、とも。)

新劇場版 破のDVD or Blu-rayが発売されるのと、新劇場版Q公開がよりいっそう楽しみになりました。

# ちなみに写真は本家エヴァンゲリオンDVD Vol.3のモノです。念のため。

【※1】

エントリー中でも触れていますが同人誌の中でもエヴァンゲリオン始め既にあるキャラクターモノを使ったものってのは多分グレーもしくはアウトなんだと思います、基本的に。ただ、このRe-Takeの様にエヴァンゲリオンの世界観をとても大事にし、尊敬し、その先を丁寧にしっかりと作り上げたこの作品に関してはGINAXさんは大事にし優しく見守るべきと(アウトでも見て見ぬふりをしてあげるべきと)個人的には思います。それよりも次作以降をRe-Takeに負けないような度肝を抜くストーリー展開で見るものを楽しませてやろう驚かせてやろう、という方に力を注いで欲しいと強く願います。非常に勝手な意見ですが、そういう色んな事を考えさせる漫画でした。

【補足:12/22】

  • Re-Take Afterの最後でアスカがドイツ語で話している内容を訳せないでいる方はRe-Take 1でアスカがシンジに抱きついて「あたしのこと好きなんでしょ」の後に話している内容とほぼ同じかと。。。
  • Re-Take Afterの最後でシンジに指輪をもらって日にかざしているシーンはRe-Take 2でアスカが自爆する直前「だいじなものもらいわすれてんじゃない」のシーンと重なりますね。これは既視感で何かを感じたのか、忘れていたことを思い出したのかははっきりとは描かれていませんが、個人的にはレイが「いつかは思い出すかも」との記述があること、自分のメールを見て泣き出して考えてあいに行こうと行動している(この時点で思い出すというよりは何かを感じ取れたんだと考えます)などから、指輪をトリガーにしてある程度の事は思い出したのだと考えて(感じて)います。
  • Re-Take 4のラストは旧劇場版の世界のラストからちょっとだけ進んだ内容となっており、旧劇場版世界のを内容を一切けがしてはいないと思います。このラストのシーン、アスカとシンジは死んでいるのだろうか気になるところではありますがそれよりも、このシーンでアスカとシンジを眺めている少女という構図と、Re-Take After(旧劇場版とは違う世界)のラストでアスカとシンジを眺めている犬という構図が重なって何か、意味を持たせているのだと思いますが、私にはまだ解りません。何度か読み返すうちに解ってくるのかも知れません。
  • Re-Take Afterのラストでアスカとシンジの子供が目を覚ますシーンがありますが、これはRe-Takeシリーズが全て所謂「夢落ち」という風に捉える方もいらっしゃるようですが、個人的には夢落ちとするには逆に無理があり、ここは素直に神として現れた少女が時を経て子供として生まれて来て、過去に自身の魂?が両親に神として関わったと捉えるほうが自然だし、読者としてそうであって欲しいと思いますが如何でしょう。
  • しかし、このRe-Takeのおかげで例えば「碇シンジ育成計画」も「旧劇場版」も「TV版」も「新劇場版」ももしかしたら「プチえゔぁ」さえもすべてパラレルワールドの一つの可能性として捉えられると思うと、面白いというか、本作のエヴァンゲリオンが如何にすごいものなのかが改めて解ってくるというか。

8 thoughts on “エヴァンゲリオン Re-Take”

    1. コメントありがとうございます。
      東京…まさか(^^;;
      ネット通販で探せば簡単に見つかると思いますが(^^;;

  1. あ、そうですか。
    僕、九州在住なので東京だったらどうしようかと思っていました。
    まだ中学生なので。
    回答、ありがとうございました。

    1. nemoさん、こんにちは。そうかぁ、中学生なんですね。私も東北の地方ですから(^^) って言っても地元の本屋や古本屋にはまず出てこないとは思います(^^;;
      全年齢版は全部で3巻あります。amazonにもちょっとまえには普通にあったけれど、今見て見たら一冊7000円なんてふざけたプレミア価格になってました。せっかく全年齢版を出した作者の思いを踏みにじるようで、そういうショップがあるのはガッカリです。。。

      オークションとか、古本通販あたりを探した方がイイかもです。

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