iOS6に最適な安価なBluetooth Headsetを選ぶ。

iPhone5にしろ、iPad/iPad miniにしろ今はSiriが使えます。まぁ正直言えば認識率は思ったほどでは無いのですが、折角ある機能だし、個人的には積極的に使って見ています。

会話である程度の操作が出来てしまうので、車の運転中に使う事が多いです。が、画面を見ながらの操作は絶対に危ない。そこでBluetooth Headsetが重宝する訳です。Officeで仕事中にも手が塞がらず画面やキーボード入力をしながら会話が出来るので、これもまた楽。

色々とBluetooth Headsetは国内メーカーの含め使ってきましたが最近はHeadsetといえば、な、海外の有名メーカー製のもグッと価格が下ってきました。興味と業務が半々で5000円未満のBluetooth Headsetを幾つか試したので、レビューを。。。。

まず、最初に書いておきますが、私の耳は多分ごく一般的な形、穴も普通サイズかと思います。カナルイヤホンのチップも普通でOKな耳です。

Jabra EASYGO A2DP Bluetooth headset

後述のPlantroniscと双璧をなすHeadsetメーカーJabra。コンシューマー向けにも中々安価に色々と出しています。同価格帯にEASYGO A2DP対応版、EASYVOICE A2DP対応版、EASYCALL A2DP対応版と似たようなのがでていますが、これはデザインが違うだけで、中身は完全に同じもの、という事です。

で、なかからホワイトのEASYGO A2DP対応版を試してみました。スペックは

  • Bluetooth 3.0+EDR
  • 連続通話時間:最大6時間
  • 連続待ち時間:最大8日間
  • 重量:約8g
  • DSP
  • 音声アナウンス(”Low Battery”, “Connected”)
  • Jabra Status Display™搭載(バッテリー残量、接続状況を表示)
  • A2DP対応で(モノラルだが)音楽やワンセグの視聴、ナビ音声を聞く事が可能
  • 2台のBluetooth機器と同時接続可能。

今回比較するなかでは一番安価。安価だが、音声アナウンス等もあり中々にスペックは充実。iPhone5とのペアリングもなんの問題も無くサクッとつながった。が・・・。耳に合わない(^^;何をどうやっても浮いてくる。イヤージェルの形が悪い。数人に試してもらったけれど、やはり同じ感想。日本人には合わないのか? これの一番の難点はじつはそこではない。前面全てが(Apple MagicMouseマウスのように)スイッチになっている。その大きさはサイドにまで掛かっているので、先の耳に合わずに浮いてきたのを操作しようと触っただけで、間違えて押してしまう。これには閉口した。手探りで何かの操作をしようとする時に手で形を認識して、どこかに指を添え、それを支点として他の操作をするという事は普通にやることだが、これはそれが出来ない。手をやって一番に触ってしまうところがスイッチになっている。通話中に位置を直そうと手を伸ばすと切断してしまう。また、On/Offのスライドスイッチがイヤーフックの付け根にあって、非常にスライドしにくい。目視してスライドしないと出来なかった。例えば、夜間に車に乗り込み、耳に付けてから片手でスイッチをONにするなんて事は出来なかった。

siriのon/offは着信ボタンの長押し。未着信時に1クリックするとコネクトしているのかどうかのアナウンスが流れる・・・。なぜこのような仕様なのか意味不明。

総じて基本的な機能は良いが、各部のデザインの詰めが出来ていない。惜しい。音声はクリアなのでこれはOffice専用とする事にした。

次は同じく、Headsetといえばこれ、なPLANTRONICS。

PLANTRONICS Bluetooth ワイヤレスヘッドセット M55

より安価なM25もあるがデザインと仕上げが安っぽ過ぎるのでM55を試す。スペックは

  • Bluetooth 3.0+EDR
  • 連続通話時間:最大11時間
  • 連続待ち時間:最大16日間〜ディープスリープに入ると5ヶ月間
  • 重量:約8g
  • DSP
  • 音声アナウンス(”Low Battery”, “Connected”)
  • A2DP対応で(モノラルだが)音楽やワンセグの視聴、ナビ音声を聞く事が可能
  • 2台のBluetooth機器と同時接続可能。
  • ボタンを押さず、「Answer(応答)」と声に出すだけで着信に応答

これの最大の利点は通話音声のクリアさとバッテリーの持ち、だ。フィッティングも良い。バッテリーは「あれ、前いつ充電したんだっけ?」っていうぐらい、いつ繋いでも「battery level High」と言われる。車に入れっぱなしにしておくのには最適かも知れない。スイッチも片手で操作しやすく、運転中に突然にiPhoneに着信があったとしても、すぐにこれを耳に付け、スライドスイッチを押して接続して着信するという事も可能。独特な形状のイヤーフックやチップは非常にクリアに聞こえ、通話に専念出来る。バッテリーlevelやコネクト状態はiOS端末にも表示される。
良い事ずくめの様だが、これはPLANTRONICS製のBluetooth Headset全てがそうなので仕方がないのだが、Jabraと同じく着信ボタン長押しでsiriのon/offになる(音声ダイヤルモード)。まぁ、慣れるッちゃぁ慣れるんだが、ほら、Siriって意外とお馬鹿なので何度かやり直さないといけなかったりするのに、このイチイチ着信ボタン長押しをしていると更にイライラが募る。

バッテリーの持ちを最重要視する知人に譲った。Siriを使わないのなら、多分、一番出来は良い。以前も何かで書いた気がするがPLANTORINICSのサポートも凄く良い。

最後はMOTOROLA。色々とあるなかで高機能と価格のバランスが取れているこれを試す。

MOTOROLAブルートゥース ワイヤレスヘッドセット HK250

携帯電話メーカでもあるMOTOROLA。Bluetooth機器の作りにも定評がある。スペックは

  • Bluetooth 3.0+EDR Class1対応!
  • 連続通話時間:最大7.5時間
  • 連続待ち時間:最大8日間
  • 重量:約9g
  • DSP
  • 音声アナウンス(”Low Battery”, “Connected”)
  • A2DP対応で(モノラルだが)音楽やワンセグの視聴、ナビ音声を聞く事が可能
  • 2台のBluetooth機器と同時接続&キャッチホン対応。
  • ボタンを押さず、「Answer(応答)」と声に出すだけで着信に応答
  • 急速充電(15分で約3.75時間通話可能)

これの特徴は何といってもBluetooth 3.0+EDRのClass1対応だと言うことだろう。Class1対応製品は少ない。PLANTRONICSやJabraには無い。Class1対応だとこれまでのBluetoothの弱点である最大通信距離10mが一気に100mまで伸びる。これは例えば車内にiPhone5を設置しっぱなしにして車から降りてガソリンを入れたり、コンビニにいったぐらいでは切れないという事である。これの便利さは想像以上だ。実際に、100mはむりだったが50mの範囲でなら充分に実用範囲だった。1階のiPhoneの着信を2階で受けられる。そして次の利点はバッテリーだ。連続通話時間こそさしたるものはないが、15分の急速充電で3.75時間使えるというのは例えば災害時等に非常に有利だ。通話品質はJabraと同等。PLANTRONICSにはちょっと劣る。が、フィッティングも良し、各部スイッチの位置も良し。そしてMOTOROLAはsiriを使う場合着信ボタン1クリックだ。長押しがリダイヤル。こっちの方が感覚と合う。siriを使うならMOTOLOA製のBluetoothをお薦めする。総合的な使い勝手の良さは比較したなかで一番だ。唯一他のに劣るのはPLANTRONICSに通話のクリアさで劣るぐらい。

Bluetooth機器のノイズに影響を受けやすい弱点を克服しているBluetooth 3.0 EDR Class1対応という事が一番のメリットになり、結局私は、メインのBluetooth HeadsetとしてはMOTOROLA HK250を使う事にした。

誰かの何かの参考になれば幸いである。

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