そういえば、先日、誰かから聞かれたので、思い出してエントリー。固着したネジやボルトを外す時、チェーンの潤滑、回りにくい鍵穴、防錆などなどに使われることの多いKURE 5-56。バイクや車などを自分で整備する人は知っているのだが、そうでない人は知らないであろう真実。軽いサビや軽い固着なら5-56で対応できる。サビ洗浄というのならまぁ使える。が、5-56は防錆効果は全くないし、潤滑性能もかなり低い。防錆・潤滑・清浄とうたわれていて、ホムセンでもよく見かけるし有名なので手に取りやすいのだが、過大広告の所為だ。実際自転車でもバイクでも良いのだがチェーンに潤滑油として使うとあっという間に錆びるので嘘だと思うなら試してほしいw つまり、機構をダメにする可能性もある。チェーンクリーナーにサビ落とし成分が付加されている、ぐらいのものだと考えると良いかと思う。(つーか、チェーンにはチェーン専用の潤滑材を使うべき)
じゃぁ、そういう用途には何が良いのかというと、もう、一択。ワコーズのラスペネだ。しかも業務用のA121が良い。手放しでおすすめする。サビに効くのはもちろんのこと、潤滑・防錆・浸透性に優れている。5-56でうたわれている洗浄性はラスペネには無い。古くなって回りにくくなったネジ、ボルトに浸透し回しやすくするというモノだ。5-56はサビと油分を溶かしサビが浮き気味になることにより回しやすくなるという違いがあるのだ。
スプレータイプになっているが、微妙な加減ができる。本当に浸透性がいいので使う量も「え゛!?」というぐらいで良い。例えばギシギシした蝶番には一滴ぐらい。鍵穴にはコンマ3秒噴射。本体価格は多少高いが本当に必要なところにオールマイティに使えて少量で効くからなかなか減らないのでコスパは抜群。下記の用途なら絶対にラスペネだ。
[…]