KTM 125DUKE カッティングシート ラッピング ドライ貼り施工w

えーと、とある方からカッティングシートの貼り方について質問がありましたので、エントリーしておきます。予め断わっておきますが、私は趣味の範囲でやっているので、プロじゃありませんので、その辺は差し引いてご覧になって下さい。

追記13.04.21 シャークミラー部はハッピークロイツではダメでした。→ カーボン調カッティングシート、一部貼替え。

まず、カッティングシート自体の話ですが、あまりに安価なモノはダメです。それからバイクに貼るのですから当然対候性のあるもので無くてはダメです。スコッチ3M等の薄ーいカッティングシートは複雑な面にも施工しやすいですが、薄くて粘着力も高い為、気泡が入りやすいので気泡を抜きやすい水張りをお薦めします。私のバイクのKTMロゴやR、ピレリーロゴ等のステッカーも水貼りです。(水貼りのやり方は、気が向いたらいつか(笑)) 今回のはドライ貼り。ちょっと厚めで、糊面に空気が抜けやすい工夫のしてある、カッティングシートの場合はドライ貼りでイケます。そうそう、貼る前に貼る部分をしっかりと脱脂するのを忘れずに。場合によってはプライマーを使います。

今回あちこちに使ったカーボン調のカッティングシートは評判を調べた上でこれを使いました。

これ、評判通り貼りやすく扱いやすいです。貼りやすいと言ってもやった事がなかったり、慣れなかったりすると曲面や三次元的な部分に貼るのは中々うまくいかないので、こーんな感じに貼ってます、的な。。。w

 

丁度、KTM 125DUKEのチェーン&スプロケット交換・・・とちょっとした事故?!(泣にて傷が付いてしまったシャークミラーがありますのでそれに上のカーボン調カッティングシートを貼ってみます(^^

シャークミラーは三次元的な造形になっているので、考えて貼らないとうまく行きません。まずはよーく観察してスタート位置を決めます。方や三次元、方や二次元ですからつじつまをどうやって合わせるかを頭の中でシュミレーションして、決める必要があります。カッティングシートはドライヤーで暖めれば伸びますからどこを伸ばして、どこを伸ばさないとつじつまがあうか(ラッピング出来るか)、それとカーボン調の場合には柄をどう見せるかも考える必要がありますね。

私は一番目立ってそして自身が気になるであろう上の面をスタート位置としました。位置を決めたらちょっと大きめにカッティングシートを切り分け、スタート部分2cmぐらいだけ台紙から剥がして位置合わせ。

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綾織りに見えるようにカットしたものを上の端に合わせます。真ん中から貼って左右に空気を抜きながらしっかりと貼ります。次はある程度台紙を剥がしてドライヤーで熱を加えながら前面の一番出っ張った所をラッピングしていきます。引っ張るとしわが出来るので伸ばしながら貼っていきます。
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次に側面ですが出っ張りが少なめなので上の工程ではあまり引っ張らずにいましたがそれでも余り気味になるので今度は横方向に伸ばしながらうまくつじつまを合わせます。柄があるカーボン調のようなのは特に引っ張り方にも注意が必要ですが、柄がない場合はもう自由に引っ張ります(笑 カッティングシートは、そのまま暖めると縮みます。暖めて引っ張ると伸びます。この特性を活かして三次元曲面に合わせていく訳です。言葉だと難しいですが、やってみるともっとコツが要ります(爆

するとこんな風になります。ちょっとカーボンのラインが歪んでますが下の方なので目立た無いので、良しとします(^^; (柄を左右対称にしわすれたので、結局貼り直しました。※下は貼り直す前のもの)

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更にエンド部分は曲面がきついので、赤い丸で囲んだ部分の様にしわが出来ますので、ちょっと剥がして更にドライヤーで暖めてしわと空気を抜いて行きます。しわが取れて少し冷まして落ち着いたら再度しわを確認。OKなら不要部分を切り取ります。くれぐれも急いでカットして仕舞わない事。暖まったカッティングシートや貼る部分がさめて来ると縮んだり、しわが寄ったりします。余分な部分をカットしてしまった後だと多くがどうにもなりません(^^; 最初からやり直しです。余分な部分を残したまま冷まして粘着力が高まるのをちょっと待って、様子を見てからカットする方がお薦めです。形もキレイに残ります。

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上はもう片方を冷まして落ち着かせているところ。引っ張りも上手く出来て柄もこっち側はいい感じになりました。ま、パッと見気にならないので反対側もそのままで行きますw

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左右出来ました♪ ・・・。あっ!柄が左右で同じじゃん!(泣)
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どれ、引っ張って柄がいい感じで無い方をやり直し。

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やり直しました。まだカット前で、落ち着くのを待っている状態です。今度は左右で対象になるようにして、引っ張ったところの柄も両方上手く出来ました♪

話が前後しますが、三次曲面に貼るのと違い、下のような平面にキレイに貼るのはちょっとしたコツがあるだけです。

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やはり同じくカッティングシートの端だけを位置決めの為にちょっとだけ剥がして台紙を折り曲げます。

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剥がした部分が台紙の折り返しで少し浮くので、台紙が残っている部分でキッチリ位置決めをします。

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位置決めが出来たら、そぉっと剥がしている部分を押さえつけるように真ん中から貼り、端に向かって空気を抜きながら貼っていきます。

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スタートが貼れたら台紙をちょっとずつ剥がしつつ、空気を真ん中から端に向けて抜きながらちょっとずつ貼っていきます。

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途中、気泡が出来たらソコまで戻してやり直して下さい。最後まで気を抜かずにやるとこんな感じに貼れます。

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ちなみにiPhoneやiPadのフィルムも同じ事です。但しiPhoneやiPadのフィルムの場合は小さな埃が気泡となります。事前にキッチリと埃をとって、埃の出やすい環境、服装をさけて、貼るとうまく行きます。

てことで、シャークミラーのカーボン柄カッティングシートラッピングと・・・これは何?(笑 が、完成。(※ 下の写真はまだ左右対称になるように貼り替える前)

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さーて・・・。フロントアンダーカウルとヘッドライトマスク部分はどぉすっかなぁ・・・。

7 thoughts on “KTM 125DUKE カッティングシート ラッピング ドライ貼り施工w”

  1. なるほど〜・・・これは何?が分かったぞ〜

    それにしても、曲面貼りが、お見事〜‼
    左右対称っていうのも、素晴らしいです〜。

    1. あ、mistyhillさん、こんばんわー。

      わかっちゃいましたか(笑 っていうか、それっぽい形ですしね(笑 流石に予算がソコを付いてきたので暫くこれで代用。ソのうちにホントにワンオフでカーボンで作ります♪ フェンダーレスキットの裏側の露出部カバーと一緒に。造形が難しくないので、多分イケるかと♪

      やった事ある方だとわかるんですが、曲面、それも三次元的な造形だと難しさ一気にアップですよね(^^; もうこれは慣れるしかないです(笑
      私の場合の方法ですが、スティーブモーターサイクルさんで頼んでいるグラフィックプリントの様に、柔らかくしたカッティングシートを水面に見立てて落としていく感じにすると上手く柄が乗るかなぁと。難しいんですけどね。2回目はうまく行きました♪

  2. usadii3さんは、ホント器用なんですね。
    3D素材へのカッティングシートを張るところなんて職人技ではないですか(驚)
    私には、たぶん真似出来ないな~。
    決して不器用な方では無いと思いますが、根気が無いので….(笑)

    さてさて???
    平面張りした黒いプラスチックの板って何に使うものですか?
    前オーナーからの引継ぎ品の中にあったのですが…何に使うものかが分からないのですが??

    1. 125Riderさん、こんにちわー。
      職人技だなんてとんでもないです(^^;; でも、ありがとうございます。

      あのプレートは実際使っている画像は探すと出て来ますが、ナンバープレートを取付けるものの様です。DUKEの元々長いリアフェンダーを更に長く出来ますw

      1. ほほぅ~。
        あれは、ナンバーの下に付けて「アッカン、ベェー」とするものだったんですね!
        おっ、何となく何をされるか…分かったような?!

        1. 125Riderさん、こんばんわー。(あれ、reply付けわすれてた(^^;; )

          あっかんべぇ、なんてもんじゃなっすよ(笑) 我々世代でいうとKISSの舌を出している感じ、ですね(笑)

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