USBメモリー 2023

上からKIOXIA、Transcend、Kingston、KIOXIA、SanDisk

Cloud、NAS、ポータブルSSD,スティック型USB SSDの時代にまだUSBメモリーの需要があるのかと思うだろうが、意外とまだある。例えばそこまで容量の必要ない(16〜64GBぐらい)OSのInstall/Liveメディアだ。Windows11のInstallメディアは何かあった時のメンテナンスで使えるし、ubuntuのLiveメディアはもっと使い道がある。個人的にclonezillaメディアも持ちあるいている。OfficeにはClome OS Flex Install USBもある。

他にはWindows回復ドライブや、以前はCDやDVDだったデータ納品はUSBメモリーにしているし、そういや機器のファームウェアアップデートでも使う。流石に容量的にも信頼性的にもデータ保存にはうちでは使わないが。

USBメモリーには寿命がある

大体長いもので3年ぐらいだと考えていると間違いはない。メーカー保証も大体そのぐらい。もちろんちゃんとしたメーカーのものでの話。聞いたこともない中国メーカーのUSBメモリーだったり、有名メーカーでもAmazonなどで怪しいショップのものだと偽物だったりするので注意。その場合耐用年数だったり信頼性だったりはなんの保証もない。事実そういう類のものは数ヶ月でダメになったり、そもそも128GBのはずが実は16GBしかなかったり(容量詐欺)する。

いつも書いていることだが、例えばAmazonで買うときには

  • Amazon販売、Amazon発送
  • メーカー公式ショップ、Amazon販売

以外は注意が必要だ(というか基本、やめといた方がいい)

メーカーでの差を確認する

3年以上経って、でもまだ使えそうかも?という甘い考えは捨ててきっぱり3年使ったものは廃棄し、いくつか新しいものにした。が、意外とメーカーによって差があるので、手持ちの主要メーカーものを確認してそれぞれ適した使い方をしよう、ってのが今回の趣旨。ちなみに速度計測はWindowsではなくてあえてubuntuで。また、いずれも特に「高性能」とか「高耐久」とかうたってない普通のモデル。

速度計測とかしているのでUSBメモリー選びに参考にしてもらえれば幸い。

Kingston DataTraveler Kyson

速度計測

読み込みは速く、シーケンシャルライトもそこそこ速いがランダムライトが遅い。容量も64GBモデルを入手したこともあるので、この感じからOSの起動が少しでも早くなることを期待してubuntuのLIVE USBが良さそうなのでそうする。

SanDisk Ultra Dual Drive Go 

速度計測

※ これだけFAT32とかexFATではなくext4フォーマット

USB-Aで接続してテストしてみらたランダムライトがそこそこ出ており、全体的にバランスがいい感じ。そういえばUSB-Cで繋いでも同じかな?と思って追加テスト

うぉ。USB-C接続だとシーケンシャルライト/リード共に落ちた。ランダムの方はほぼ変わらず。全体的に一番バランスがいい。SanDiskのUSBメモリーはAmzzonで買う場合には注意が必要。N⚪︎w-idea Sh⚪︎pでの扱いが多いが、いくつか容量詐欺だったというレビューがあがっているので注意。私もmicroSDで偽物をつかまされた。Get Shop!扱いのものを買ってみたら、多分(確定ではない)本物っぽかったので、そちらの方がいいかも。

で、これはUSB-CとUSB-Aが使えるのでメンテ用にWindows11 Install USBに。

KIOXIA USBフラッシュメモリ 16GB USB3.2 Gen1 KLU301A016GW

速度計測

・・・。ランダムライトが0.00だった(苦笑)。シーケンシャルライトも12.5MB/sとかそんな感じ。とにかく書き込みが遅い。一方でXIOXIAの本物なのが確認できているものなので、データの信頼性は良いと思いたい。

てことで、これは一度書いたらほぼ読み込みのみに使う、回復ドライブとか、その手のに使う。それと機器のファームウェアアップデート用とか安価なので16GBをいくつか用意してデータ納品用、かな。

KIOXIA USBフラッシュメモリ 16GB USB3.2 Gen1 KLU366A032G

速度計測

うーん。基本的に上のやつと同じ傾向。が、コンパクトなので持ち歩くのにはいいかも。ってことでこれは一度書いたらあとは読む込みだけのCloneZilla起動用かな(^^;;;

トランセンド USB3.1 Gen1 Type-A/Type-C TS64GJF890S

速度計測

これはiPhone 15の動画データ移行用にと入手してみた。ひっさびさのトランセンド。まぁ、無印iPhone 15ってばUSB2.0な速度なのでUSB-Cならなんでもいいっちゃぁいいんだけど、たまにはトランセンドのも使ってみるか、と。選んだのはJetFlash 890でOTG対応のUSB-A/USB-C両対応のもの。Android向けとして販売されているモデルで、特に高耐久とも高性能とも書いてない普通のモデル。

が、SanDiskより良いじゃん!まじか。バランスがいい。しばらく使ってなかったけれど、うちのUSBメモリーは基本的にTranscend製にしよっかな。つか、高耐久、高性能モデルのJetFlash 920あたりはいつかテストしてみようかなぁ。でもその辺りになるとSSDの方が魅力度が上。やはり普通のモデルでバランスがいいものを探す方がいいかな。

ThinkPad X1 Carbon(Gen7)のUSB-C(Thunderbotl3)でも計測

うーん。X1 Carbon(Gen7)のUSB-Cが遅いのか、ubuntuのUSB-Cドライバがイマイチなのか、USB-A/USB-C両タイプのUSBメモリーが全てそうなのか、は、面倒なので検証していないが、X1 Carbon(Gen7)+ubuntuでは結果的にUSB-Aで使った方が速いという結果。まぁ、これぐらいでは体感上はかわらんけど、ね。

電脳-煩悩的 総評

読み込みとシーケンシャルライトに限って言えば速いのはKingston製だ。ランダムライトまで考えるとバランスがいいのがTranscend製、と(本物なら)SanDisk製。本物かどうかのリスクを考えるとTranscend製の方がいいのかも。

KIOXIAは・・・特に書き込みがUSB2.0なみに遅く正直お勧めしにくい結果となった。

ここには載せてないが、Buffalo製、Elecom製はSanDiskより落ち、ものによってはKIOXIAより遅い。SP製はKIOXIAのと同等ぐらいか、ものによってはKIOXIAより落ちる。だったらKIOXIAの方がいい。

てことで、電脳-煩悩的には1推しはTrancsend、2番手は読み込みの速さでKingstonかな。SanDiskは本物であればもちろんお勧め。

そう言えば、最近のコンパクトなUSBメモリーの構造ってどーなっているんだろう?

と、ふと思ってひとつUSBメモリをバラしてみた。

これね。ちなみにバラすのはAmazonにショップ展開していて、且つ、容量詐欺などのレビューもあるN⚪︎w Idia Shopで入手したもの(苦笑)容量詐欺を期待して入手したのだが、これは普通だった(苦笑)。が、んなもん使う予定もないのでバラす。

あぁ!そうなってたのね! 昔のようにボディ部に基板があってその上にコントローラチップとNANDフラッシュがあるのだとばかり思ってたら、ボディの方は放熱で、まさかのUSB-A端子とコントローラー/NANDフラッシュ一体型がさらに一体化しているCOBタイプだったのか。まぁよく考えてみればそうか。サイズがUSB-Aのまま伸びているタイプのUSBメモリーは、ほぼUSB-AのコネクタだけのサイズのUSBメモリーに使いやすいボディを足した感じなのかもね。

ボディが大きめの(というか昔ながらの大きさ、太さの)USBメモリーは昔ながらの構造ってことだね。ふむふむ。。。

以前ならもっと気にしてたところだけれど、まぁ、今はメインで使うのはポータブルSSDだから、なぁ(^^; USBメモリーの速度とかに目くじら立てることはなくなり、ちゃんと使えれば、いい、くらいなので、どーでもいーっちゃぁ、どーでもいいのだけれど。

こうやってみると、個人でデータの持ち運びなどに使うのはもうSSDの時代だねぇ

まぁ、基本的に持ち運びはせずCloud使うのが基本。データのやり取りも同じく。その上でどうしてもローカルで持ち歩きたいデータや、Cloudの転送速度がネックになるような大きなデータ(動画データなど)はSSDって感じだよね、もう。うちでも余ったNVMe SSDをUSB NVMe SSDケースに入れて持ち歩いてたりするけれど、仮に新たに買うなら低発熱なSATA採用のスティック型USB SSDの方がいいかな、やっぱ。

スペックとかみて500MB/sあたりのが多分そう。これとか小さくて使い勝手良さそう。発熱も少なそう。

1000MB/sあたりのやつはNVMeなので発熱が気になるかも。これとかレビューでも発熱のこと書いている人いるもんね。

USBで気軽に使うなら電脳-煩悩的には前者かなー。ま、余談だけれど。

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