明けましておめでとうございます。なんやかんやで気がつくと2009年に突入していました。このブログも相も変わらず今年もまったりと更新していきますので宜しくです。
さて、iPhone 3GでMac/Winの各種データを持ち出して、出先で利用するappが当然いくつか出ていますし、既にアップデートもされそれぞれに更に特徴の有るものとなっています。此処では比較をしながら、電脳-煩悩的なお薦めappをピックアップします。
まずはFileMagnet 1.1。800円。appサイズ0.7MB。専用のユーティリティーをMac/Win側にInstallすることでWiFi経由でFileをiPhone 3G側に転送して利用する。表示は快適で、PDFでもExcelファイルでも動画でもスムーズ。iPhone 3Gを傾けるとスクロールするなどiPhone 3Gのappらしい動作が実現されているのも魅力だ。転送速度も比較している中では一番速い。実際に利用していて使いにくいと感じたのは、転送ファイルが個別に入れ替え出来ない事だ。
上の画像で言えば例えばトップにある書類はもちろん入れ替え出来るが、トップにフォルダを置き、その中に更にフォルダをおいて中に各種ファイルがあるような場合、トップのフォルダ毎入れ替えが必要なのだ。これは非常に不便だ。Movieをトップにずらずらと置くような事は当然したくないので、Movieフォルダにまとめて入れる。全部で1GB有ったとすると、その中の一つでも入れ替えたいと思ったら1GBのフォルダ全部を一旦削除し1GBのフォルダを再度転送する、のような事が必要って事だ。面倒くさいのもだが、当然時間もかかる。FileMagnetの唯一にして最大の難点。これを難点と感じなければ転送は一番簡単で速いので万人にお勧め出来る。あ、あと、アイコンが素敵。これ、iPhone 3Gでは結構重要なファクターだと思うんですが、意外と手を抜いている者もあったりで、アレなんですが、FileMagnetはこの点では合格。アイコンと言えば、FileMagnetでは例えば画像ファイルやMovieファイルのサムネール画像が表示されるので探しやすいです。またappは日本語を問題無く使えるがapp自体は日本語化されておらず、利用方法も全て英語で説明されているので、英語が分からない方だとスマートにいかないかもしれません。
次はMobileStudio 1.1.1。230円。appサイズ1.9MBとFileMagnetより大きい。FileMagnetの前述の難点に我慢しきれずとりあえず購入して試してみたが、個人的には直ぐに却下。直接日本語のメモとかも取れるようになったとか、日本語が文字化けせずに利用可能になった、とかあるが、MobileStudioはiPhone 3Gへの転送にはFTPを使う。iPhone 3GがFTPサーバーになって、Mac/WinでFTPクライアントを使って転送するわけだが、FTPで転送する都合、そのまま転送すると日本語ファイル名が化ける。転送は遅くはないが、日本語ファイル名が化けたのでは意味が無い。FTPに慣れ親しんだ者なら転送も違和感は無いが、FTPを使ったことがない方だとまずFTPクライアントをお気に入りのものを見つける必要がある。(まぁ、定番はあるんだけどね)
どうかなぁ、個人的には微妙なだぁ。というか、アイコンがダサダサで嫌い。ファイルのアイコンはサムネール表示は無くMobileStudioで用意された専用のアイコンになる。またappは日本語を問題無く使えるがapp自体は日本語化されておらず、利用方法も全て英語で説明されているので、英語が分からない方だとスマートにいかないかもしれません。
3つめはFiles 1.2.1。800円。appサイズ1.5MB。FilesはWebDAVを利用する。のでMac以外ではWebDAVクライアントが必要になる。Macでは標準で対応しているので、Finder→移動→サーバへ接続でiPhone 3Gのそれ専用のスペースがFinderで表示されるというか、例えばUSBメモリーをFinderで開いたのと同じ状況になるので、普通にファイルを出し入れすればいいという簡単さ。FileMagnetでは出来なかった個別ファイルの差し替えも当然簡単。MobileStudioでは文字化けしていたファイル名の問題も無し。更にFilesでは起動時のパスワードにも対応しており、大事なファイルにロックをかけることも出来る。良いことずくめの感があるが、起動がちょっともたつくのと、ファイルのアイコンがサムネール表示ではなくFilesで用意された専用のアイコンになる事ぐらいか。
でもちょっとそのアイコンがダサいんだよなーあ。個人的には非常に気になる。サムネールのアイコンもダサいがappのアイコンはもっとダサい(^^; 紹介する中で一番ダサい。iPhone 3Gの画面で見るとなんかワクワク感がなく逆にヘタレな感じさえしてしまう。もちろん個人的な感想だが。またappは日本語を問題無く使えるがapp自体は日本語化されておらず、利用方法も全て英語で説明されているので、英語が分からない方だとスマートにいかないかもしれません。
最後に紹介するのは最後発のAir Sharing 1.1。600円。appサイズ1.9MB。Appストアのレビューも参考にし、開発サイトを見てよさそうかな、と思うモノを実際に、しめて2430円を使って4つ試してみた中では個人的にお薦めするのはこのAir Sharingです。Air SharingはWebDAVですのでFilesの所でも書いたようにMacなら標準でWiFiでつながる(他のOSはWebDAVクライアントを用意する)。繋がればネットワーク接続されたスペースに自由に出し入れ出来る。Filesと同等なのだが決定的なのはappがきちんと日本語化されている、という事、内蔵された利用説明が非常に解りやすく、先述の通り日本語で説明されている訳です。これはポイント高いです。アイコンもきちんとデザインされ、iPhone 3Gの画面で見つけやすい。起動時のパスワードにも対応。
FileMagnetの様にサムネールには対応していませんが、Mac OS X標準のファイルアイコンで表示されます。そうです、それで良いのです。下手に余計なことしてダサくなるより、シンプルに普通にOSでのファイルアイコンで良いんです。識別という事からしてもこの方が上だと思います。iWorkやMS Officeの書類、PDFやMovieはもちろん、Safariで保存したWebアーカイブにも対応、ソースコード(C/C++, Objective C/C++, C#, Java, Javascript, XML, Shell Script, Perl, Ruby, Python)にも対応しているなど、機能的にも充実。Mac使っている方なら尚更違和感ないと思います。試した4つの中で一番使い勝手もデザインも1ランク上のappに仕上がっています。
てことで、電脳-煩悩的に現況の一押しは、Air Sharing 1.1に。
【追記】
ビジネスのカテゴリーにあるので全然気がつかなかったが、Folders – with Password Protection 1.5なんてのも(app名がダサダサだな(^^; )あるようです。appサイズは0.2MBと小さい。通信方式は不明だが、app起動にロックがかけられる他、ファイルやフォルダに個別にロックがかけられる様です。個人的にはapp起動にさえロックがかかれば、一定時間が過ぎればiPhone 3Gはスリープとなり、appを再表示するときに再度パスワードを求められるので、ファイルやフォルダに個別にロックをかける必要性は感じませんが、絶対必要という方は試されては如何でしょうか。但し対応ファイルが少なくiWorkには対応していません。appアイコンからしても、どうも開発がWin系の方の様です。
【12/12日追記】
12月の時点では最強はGoodReaderかと。詳しくはこちら。
Airsharing 1.1はテキストファイルがUnicodeでも日本語テキストが文字化けしませんか?
golgoさんこんにちは(^^
えーと、当方の環境では全く問題無く、というか文字コードを意識する事など全く無く、日本語が使えています。golgoさんがMac以外だと仮定するならなんらかのWebDAVクライアントをご利用だと思いますが、そのWebDAVクライアントが(元々なのか、設定なのかは解りませんが)正常に文字コードを処理出来ていないという事は無いのかなぁと思ってみたり。。。