いや、正確にはmacOS Mojaveに限らずなんだが。Windows10にしろubuntu 18.04.1 LTSにしろ最近のOSでOSのせいでネットワークが遅くなるなんてことはまず無い。ちゃんとつながってればちゃんと速度は出る。OS側が要因となるとすればDNSキャッシュやブラウザのキャッシュなどのキャッシュ絡みくらいなもんか。macOSならOnyXででもキャッシュクリアすればそれが原因なら解決。
他、macOSの場合、Wi-FiでもEthernetでもいの一番にやってみることはネットワーク環境設定で「ネットワーク環境」の「自動」から自分で名前をつけた環境名を作成してみることだ。これだけで速くなる場合がある(これとてキャッシュやplist絡み)。繰り返し書くが、いろいろとやってみたがmacOS Mojave自体がnetworkを遅くさせる要因なんてのはハッキリ書けば今時はほぼほぼ無いのでmacOSやWindows10やらubuntuやらのOSの設定と格闘するより他の要因を突き詰めていった方が早い。
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macOS MojaveでWi-Fiの詳細情報を知りたい場合
以前はネットワークユーティリティー.appがその役割を果たしてくれたが、表から隠されてしまっていてさっとは起動できない。が、起動してみてもレガシーな作りなのか一部おかしいところもあったりしていまひとつ役に立たなかったり。なるほどね、裏に隠されるわけか。。。と思ったり。なのでそれは置いといてもっと簡単にWi-Fiの現状を知ることができるのでそれを使った方が良い。
Optionキーを押しながら右上のWi-Fiアイコンをクリック
すると
- IPアドレス:(macに割り当てられているIPアドレス)
- ルーター:(のIPアドレス)
- セキュリティ:(Wi-Fiの)
- BSSID:
- チャンネル:(Wi-Fiのチャンネル、周波数帯)
- RSSI:(後述)
- ノイズ:
- 転送レート:
- PHYモード:(IEEE802.11 xxxのどれでつながっているか)
が表示されるので、それを確認するのが手っ取り早い。IPアドレスが正常に割り当てられているか、他と被ったりしてないか、ルーターは間違いないかを確認したら、今の使用チャンネルを確認、メモ。下のRSSI値をチェック。
- -50以内(ばっちり)
- -60(いい方)
- -70(まぁまぁ)
- -80(ぎりぎり)
- -90以上(アウト、なにか対策が必要)
という感じなので、原因をしぼりこんで行けばいい。アンテナの近くにいるのにダメならチャンネルを変えてみるとか、2.4GHzを使っていたら5GHzに変えてみるとかしてみるといい。ちゃんと5GHzでつながっているか、転送レートはどのくらいかも確認できるので、便利。ここから下はOS関係なくなるが一応書いておく。
RSSIも問題ない、チャンネルの混信でもなさそう、でも納得できる速度ではない
例えば速度は出ているものの端末で計測してみると90MBpsとかで必ず頭打ち。でもONUのルーター直だと580MBpsとか出るんだよねーっていうのが結構ある(そもそものONUのところで速度が出ていない場合は以下をやったところで変化はなし、プロバイダーや回線自体の変更を検討すべき)
この場合はもちろん機材をうたがおう。Ehternetケーブルを床に這わせて踏み放題、椅子で引っ掛け放題なところが少なくない。断線ぎみになっていたりするところもある。長い間使っている古いEhternet Hubがあったらそれも疑った方が良い。
ケーブルはCat5は交換対象、Cat5eはギリギリで、できれば6、6e、7に交換。Ethernet Hubは古かったら素直に交換、そうでなければ電源を落とし10分ほど置いてからEthernetポートに挿さっているケーブルの位置を入れ替えて電源ON。意外と盲点なのが延長ケーブルや、延長コネクタ。
どこかにボトルネックとなっている部分がないかどうか探す。
ONU自体を疑う
ONUのLAN側Ethernetポートを繋ぎかえるだけでも良い場合がある。再起動するだけで良い場合もあるので、まずはそれらを試してみる。
ONU自体が古くてボトルネックになっている場合もあるので、その場合はNTTなどに電話してONUを新しいものに交換してもらうのも良いだろう。IPv6対応のものであることがこれからは必須なので、お使いのONUが未対応の古いものなら尚更だ。
設定で気をつけなければいけないのはLAN側のEhternetポートの設定ができる機種の場合余計なことはせず「自動」の方がいい。分からずにいじって100Base-T固定にしていたところがあった(苦笑) そりゃ頭打ちになろうて(笑)
プロでないなら出来る事っていうとこのぐらいだが、実は大概この辺りに原因がある方が圧倒的に多い。まずは自分でできることをやれるならやってみるのをオススメする。