2021年12月20日より「ドローン登録システム」の事前登録が始まりまったので早速登録した。

ドローン登録システム

もうあちこちで話題になっているので今更書くこともあまりありませんが、当日は混むだろうから、と、数日開けて情報収取集もしてからのぞみましたので、すんなり登録完了しました。ちなみに私はマイナンバーカードでの登録をしたので、登録申請料は900円でした。

無事登録も済んで「機体番号」も発行。

懸案だった「リモートID」は心配なかった

外付けの「リモートID」が必須になるとか、あちこちで情報や想像が交錯していましたが、蓋を開けてみると2022年6月20日までに事前登録を済ませた既存機体に関しては「リモートID」搭載は必須ではなく、発行される「登録記号」、つまり車で言えばナンバーを機体に明示・明記すればいいということになったようです。

詳しくはサイトのQ&Aを見て貰えばわかります。

DIPS登録し直し(ちょいトラブル)

「ドローン登録システム」に登録し「登録記号」が発行された機体をDIPSに連携するには、当該機体の許可申請を連携した機体に変更申請する必要があります。当たり前ですが。これも即日手続きをしました。

はじまったばかりの「ドローン登録システム」とDIPSの連携の動作確認が万全で無いようで、検査官から翌日修正指示が来ました。内容は「郵便番号を記載して下さい」というもの。しかし、「ドローン登録システム」ではそもそも郵便番号を入れるところもなく、扱いがありません。且つ、DIPSでの入力画面も連携した部分はロックがかかり、郵便番号を入力しようにもできません。つまり、申請者側の問題ではなく、連携のシステム側の問題、もしくは運営側の準備・周知不足の問題です。

この件をDIPSに問い合わせてサポートの方と話をすること15分。その後東京航空局の検査官と電話で話をして、結局「ドローン登録システムとの連携の場合は郵便番号なしがデフォルトということで、修正なしでOKです」という事に。

同様の問い合わせは数件あるようで、今後この辺のシステム不備は改善されていくのだとは思いますが、「ドローン登録システム」との連携にて修正申請や新たに申請する時には備考欄にでも「郵便番号は空欄ですが、ドローン登録システムとの連携のため、申請者側では入力できない」とでも書いておけば良いかも。

追記)そんなこともあって、ちょいおくれて2022.1.5に審査終了のメールが届き、登録記号付きで修正された許可証が無事発行されました。ほっ。

ところで、「ドローン登録システム」にはDJI Mavic3などの新しい機体やDJI mini2のような200g以下の機体も選べてサクッと登録できるようになってますが、DIPSの飛行許可申請の方は新しいDJI Mavic3もこれまで許可申請が要らなかった200g以下のDJI mini2も「ホームページ掲載無人航空機」の選択肢にはありません。ので、新制度が完全にはじまるまでの間、許可申請の際にはちょいと面倒というか 「ホームページ掲載無人航空機以外」での登録のままですので、そこは注意が必要です。

DJI mini2はいろいろ考えて手放しましたが、やはり個人的には手放してよかったと思ってます。200g以下の飛行許可申請が要らなかった機体だからこそメリットが私にはあったのですが、飛行許可申請が必要となるならDJI mini2である必要はなく、屋外での安定性の高いDJI Air 2Sの方が良いです。DJI mini2の代わりに先日記事にしたように100g以下で室内でも飛ばせるTelloを復活させた方がシチュエーションの幅が広がって個人的にはメリットが多い、てわけです。

「登録記号」の表示

登録記号(機体登録番号)の表示義務が課せられます。表示には

  • シール、油性ペンでの記載、刻印、塗装などの方法は自由(かんたんに消えない方法)
  • 表記する場所は胴体のわかりやすい場所で、ドライバー等の工具を用いずにかんたんに取り外しできない場所(バッテリーの蓋等はNG)
  • 墜落時に飛散しにくい場所(アームなどは折れて紛失する場合があるのでNG)
  • 記載数字の高さは25kg未満:3mm以上、25kg以上:25mm以上

となっているので、例えばDJI Air 2Sの場合はボディそのものに表示する必要があります。テプラやラベルで簡易的に印刷して貼り付けている方もいらっしゃるようですが、安価なテプラで熱感知式の場合消えてしまうし、ラベルはボロボロになりやすいし。昔のテープに刻印するタイプのラベラーなら良いのだけれど、ね。

てことで、そのままだとそもそもカッコ悪いし、そもそもその手の仕事している事だし、ってんでせっかくなのでこんなのをデザインしてみました。

んで、20mm x 40mmの耐候性ステッカーで、ナンバープレートっぽい感じに。

まだ出来上がって来てませんが、これをボディ両サイドに貼る予定です(^^

そういえば、うちのDJI Air 2Sにもつかってるラッピングスキンシールを出してるWRAPGAGEさんで、「登録記号ステッカー」が販売されています。

そう、耐候性ステッカーの方が当然持ちがいいんです。うちみたいにデザインするまででもないけれど、もう少しちゃんとしたものを・・・って方は「登録記号ステッカー」を頼んでみても良いかも、です。

あとは免許制度・・・

機体登録制度はこれでほぼ、個人的には問題ない感じで開始されましたので、ホッと一息ですが、残るは免許制度ですね。まだはっきりとは決まっていないようですので、どうなることやら・・・。そう言えば機体の方の車検制度のようなものもスタートするって話もまだハッキリしてないんでしたっけ・・・。ま、DJI機なら整備受ければ良いだけのような気もしますが、ね。

2 thoughts on “2021年12月20日より「ドローン登録システム」の事前登録が始まりまったので早速登録した。”

  1. 非常に説明がわかりやすく「ベリーグット」でした。相手お聞きしますが「DJI Air2S」は::機体登録でのリモートIDは内蔵型で機体に記入しなくてもよいのでは::と思いますが如何でしょうか。悩んでいます。

    1. コメントありがとうございます。多少なりともお役に立てて何よりです。

      > DJI Air2S」は::機体登録でのリモートIDは内蔵型で機体に記入しなくてもよいのでは

      あ、これ、勘違いされる方多いのですが、リモートIDだろうがなんだろうが「機体登録番号の表示義務」はあるのです。詳しくは国土交通省の「無人航空機ハンドブック」などをご覧いただくか、国土交通省に問い合わせしてもいいかと思います。ちゃんと教えてくれます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA