YKKリフォーム用玄関ドア ドアリモでDIYリフォーム

うちの玄関ドア、もう40年も経っていて、ドア自体腐食が始まっており、ドアクローザーも取り付け不可な感じになってきたのと、鍵も40年前のものなのと、今時ドアの高さが1800mmで完全に昔の規格なのもあって思い切ってリフォームしようかという話になり、まずは下調べ・・・。

費用はどんなもん?

今は「1日でリフォームできるリフォーム専用玄関ドア」なんてモノがあって、元のドア枠は残してその上に新しいドア枠を被せる工法。ふむふむ。

現状の「両袖ランマ付」のサイズを「ランマなし両袖ドア」に替えると仮定して調べてみると、断熱ではないアルミドアでよければ外枠・内枠も合わせてYahoo! Shopingで18万円! マジか。思ってたよりずっと安価じゃん!

ちなみに同じものを地元のサッシ屋に発注すると26万円〜。工事費を含めると55万円〜70万円・・・。当然自分でやるし、自分でやれば18万で済むのか。ぉし!やるか!

DIYでできるのか?

まぁうちの場合は父は引退したとは言え二級建築士で大工。私も設計・現場監督・大工の経験ありという感じなので趣味のDIYという感じではない。けれど、大工は新築時にドア枠は取り付けるけれどそのあとはサッシ屋さんの仕事なので、見て知ってる程度。ドアリモなら多分できそう、ぐらい。

これ、多分一般の方がDIYでやるのはかなり難しい部類だとは思います(なのでアフィリエイトリンクも貼らんでおきます(笑))。

最低限のスキルとしては

  • 建築図面が読める、ドアの図面が読める
  • 家の構造がわかる、ドアの納まりがわかる
  • ドアの調整がわかる

が必要。もちろん読むためには用語も知らないといけない。図面と睨めっこしてドアリモがどう納まるかをを把握しなくてはいけない。これらがわからないと現調ができないので必要な寸法がわからず発注すらできない。現場に合わせて必要な寸法ピッタリで発注するのだから、ね。「内付け・半外付けってなに?」とかいうレベルは無理。

取り付けのスキルとしては

  • コーキングが綺麗にできる
  • 現場合わせができる(状況に合わせた加工・追加の施工)
  • 現地調達部材の調達(状況に合わせた部材の選定・加工)

も必要。特に現場合わせが重要。

必要な工具も

  • スライド丸鋸
  • 電動ドライバー
  • 水準器・水平器
  • 電動グラインダー
  • できればレシプロソー

てな感じなので、素人にはかなり難しいレベルです。が、逆に言えばこれらをクリアするならDIYで出来るってことでもあるっすな、うん。

現調シートで必要な寸法割り出して発注

早速現調シートをYKKサイトからダウンロードして寸法を割り出し、色や必要部材、ドアハンドルなどを決めて発注。うちの場合40年前の建物だから高断熱高機密住宅なんて出てくる前の建物。間取り的にも玄関が断熱である必要はあまりないので、断熱ドア仕様ではなく、普通のドアリモ D30のアルミドアにした。それでもガラスは一応ペアガラス。十分十分。

一つ一つオリジナルな寸法で出てくるので2週間ほどかかって工場から送られる様だ。

2週間経って一式が届いたので早速施工開始(1日目)

西濃運輸が持ってきました。ガラスもあるのに、うまい具合に梱包されて5個口で届くんすなぁ。梱包にひとしきり感心。さすが YKK。

詳しい施工マニュアルが同梱されてました。が、これ、元大工の父がみても全く意味わからんかったそうで(苦笑)。確かに最近のドアや窓などの収まりとかを理解していないとマニュアルを理解するのも難しいのかも(私は大丈夫)。

で、元の玄関はこんな感じ。

下の方にマスキングテープが貼ってありますが、これはうちの場合、現状の下側収まりがドアの周りのタイルが下にも貼ってあり収まりが悪かったので一部タイルを剥がして新ドア枠が収まりがいい感じになるように前施工としてモルタルに変更してます(量はないけれど念のため2日放置)。

ちなみに唐突にドアが白いのは数年前に家族の誰にも相談せず父が独断で(両脇に見えている花台とポーチに使って余った)普通のペンキで刷毛塗りしたもの。当然、家族から大不評で大ひんしゅく(笑)。まぁ、なれちゃったけれどね。あと、写真では見えませんが、ランマのガラスは東日本大震災の時にヒビがはいったのだけれど、「そのうちに・・」って言うだけで結局そのまま放置でした(苦笑)。

さて、本題に戻って役割分担。私は新ドアの枠を組み立て始めます。

父は現ドアの解体。ひんしゅくをかったドアをはずし、ガラスを外していきます。

古いドア枠を外していきます。

残して大丈夫な外枠だけ残してどんどん外します。のこりランマの下枠のみ。

古いドア枠を残してもいい部分だけにして必要な調整をしたあと、マニュアルで指示のあったところにコーキング(変性シリコーン)し、終わったら組み立てた新ドア枠を設置します。おー。ランマなしにして正解です。

さて、ここが最重要部分。歪み、傾き、水平、垂直を確認し、固定ネジで膨らんだり狭まったりしない様に、現地調達部材を合わせて加工しながら設計通りになる様に固定していきます。

って、ここまで朝9:00から始めてすでに17:00(苦笑)。今日はブルーシート被せて寝るか? と一瞬思ったがそうもいかないので頑張ってドアと両袖ガラスをはめる。

ふぅ・・・。なんとかドアと鍵、ハンドル、ドアクローザーまで行けました。時間は19時50分。流石に今日は終了。両袖FIXガラスは仮固定のままだけれど、とりあえずこれで鍵は閉めて寝られるね。

初めての施工で、マニュアルを見ながらなので、ど素人では無いとは言えやっぱり1日では無理っすね(笑)。慣れてる専門のプロなら数人来て1日で終わるんだろうなぁとは、思う内容ではあるけれど。初めてでもとりあえず、ドアがついて鍵閉めて寝られる状態にまでなったからね、うん。

コーキングとオプションの外額縁(2日目)

今日は丸一日は時間が取れずに午後から開始。しかも私一人。仕方なし。

まずは新ドア枠のコーキングっすな。必要なバックアップ材を買ってきて隙間に詰め・・・ようとしたら大きな蜘蛛が「良い感じの住処!」ってな風に隙間に入り込んでいらっしゃったので丁重にご退去いただき、バックアップ材と変性シリコーンでマニュアルの指定通りコーキング。

それが終わったら外部の額縁を現場合わせで加工し、取り付け。

ここまでで19:00なので今日は終了。2日間でも終わらんかったー(苦笑)。

それでも外部は額縁のコーキング(最終)を残すのみ。内部は両袖FIXガラスの固定と内額縁取り付けとコーキングが残ってます。

3日かかるな(苦笑)。

(3日目)

まずは両袖Fixガラスの固定・・・、よし。次は内額縁の加工と取り付け。よし。ってところで時間を見たら15:30。むぅ・・・これからコーキングするか? ・・・。よし。最後のコーキングは日を改めて時間がとれるときにしよう。ドアの微調整をして、最後のコーキングだけのこしてひとまず完成としよう、うん。(後日、済)

まぁ、そんな感じで改めてbefore after。

before

after

だいぶ変わりました(^^)。あ、そうそう、ランマがなくなったことで暗くなるかと思う方もいるかもですが、逆です。ドア自体に明かり取りのガラスが入ってる新ドアの方が明るいんです。ていうか明かり取りがないドアはランマがあろうと暗い、と言った方が正解か。

てことで、満足です。

あ、そうそう、ついでに、beforeの方の写真に見えている軒天の玄関ライトもすでに40年経っていて、よく見りゃ腐食が進んでますなぁ。昔の器具だからガラスも厚くて重いのでちょっと不安。・・・ライトもLEDの軽いのに替えますか、うん。

2 thoughts on “YKKリフォーム用玄関ドア ドアリモでDIYリフォーム”

  1. わお!すごいですね。
    やってみたい・・・無理だけど(^_^;)

    古いものを大事にメンテナンス作業するのって、見てて気持ちいいです。
    YouTubeなんかにあったら見入ってしまいそう。

    1. motoマジマンさん、ご無沙汰です。

      1日でできるはずが3日かかりましたが(苦笑)無事玄関ドアリフォームできました(^^
      築40年ですので、あちこち手を手を入れなくちゃなんです(苦笑)まぁそれも楽しみなんですが。

      父は「最近のドアのクローザーは最後ゆーっくりしまるのな!」って感動してました。そこかい!(笑
      個人的にはh1800の古いドアからh2200のハイドアになったのが嬉しい。

      (事務所のドアも作らねば・・・)

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