の続き。M/BのIRSTでFake RAIDは使わずにmdadmでソフトウェアRAIDにしたのは先の記事でも書いたとおりハードウェアに依存しないほうが私の場合はメリットが多いと判断したから。で、ざっと手順を自分的メモ。
Contents >>>>>>>>
構成
500GB SSDにWindows10とubuntu18.04LTS
3TB HDD x2台RAID1をsambaでファイルサーバー領域とする
準備
システムを最新にしてmdadmをinsatall
$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade
$ sudo apt install mdadm
パーテーション
partedでext4パーテーションのRAIDディスクの準備
$ sudo parted /dev/sdb
GNU Parted 3.2 /dev/sdb を使用 GNU Parted へようこそ!
コマンド一覧を見るには ‘help’ と入力してください。
(parted) unit GB
(parted) mklabel gpt
(parted) mkpart primary ext4
開始? 0%
終了? 100%
(parted) set 1 raid on
(parted)p
モデル: ATA WDC WD30EZRZ-00G (scsi)
ディスク /dev/sdb: 3001GB
セクタサイズ (論理/物理): 512B/4096B
パーティションテーブル: gpt
ディスクフラグ:
番号 開始 終了 サイズ ファイルシステム 名前 フラグ
1 0.00GB 3001GB 3001GB ext4 primary raid
XSFで・・・とも思ったが私のところでは別にパフォーマンス求めるわけでもないので余計なことせんで素直にEXT4で。
これをもう一つのHDD(/dev/sdc)に対しても実行し、/dev/sd{b,c}1があることを確認する
$ ls /dev/sd*
mdadmでRAIDアレイを作成
つまり、HDDを2つ束ねた新たな(仮想的な)入れ物をつくる、的な。これがシステムからみたRAIDディスクになる。
$ sudo mdadm –create /dev/md0 –level=1 –raid-device=2 missing /dev/sdb1
※RAID1なのでlevel=1、hddが2つなのでraid-device=2、片方はmissingで指定せず/dev/sdb1のみとりあえず追加して/dev/md0をつくる。
/dev/md0ができたらもう一つのHDDを追加
$ sudo mdadm /dev/md0 –add /dev/sdc1
これでRAIDアレイの/dev/md0ができる。
RAIDアレイをフォーマットする
$ sudo touch /etc/mdadm.conf
$ sudo mdadm –detail –scan | sudo tee -a /etc/mdadm.conf
$ sudo mkfs.ext4 /dev/md0
と、最初やったが、そういえば、これでやると所有権がrootになるじゃんね(^^;
chownとかで進めようとか思ったけど、ふとGUIでやったらどぉなん?と思いユーティリティの「ディスク」を起動してRAIDアレイをext4でフォーマット。なんだイケるじゃん。
etx4でフォーマット。ついでにマウントポイント変更と、マウント。fstabにエディタで起動して書いても良いんだけど、こっちからやった方がはやい。
マウントポイントはsmb.confと合わせて変更し、「システム起動時にマウントする」にチェックを入れればOK。らくちん。
▶︎ボタンをおせばマウントされます。以後起動してもマウントされます。
RAID状態を確認する
RAIDアレイを作る時に一つずつやったので、ミラーリングが片方から片方へ作られていきます。状態を確認し、その進行状況もみてみます。
~$ sudo mdadm –detail /dev/md/idi-ubuntu:0
/dev/md/idi-ubuntu:0:
Version : 1.2
Creation Time : Mon Mar 2 15:34:58 2020
Raid Level : raid1
Array Size : 2930132992 (2794.39 GiB 3000.46 GB)
Used Dev Size : 2930132992 (2794.39 GiB 3000.46 GB)
Raid Devices : 2
Total Devices : 2
Persistence : Superblock is persistent
Intent Bitmap : Internal
Update Time : Mon Mar 2 20:22:26 2020
State : clean, degraded, recovering Active Devices : 1
Working Devices : 2
Failed Devices : 0
Spare Devices : 1
Consistency Policy : bitmap
Rebuild Status : 49% complete Name : idi-ubuntu:0 (local to host idi-ubuntu) UUID : 9eff48d4:a503df44:def374dc:3029f7f8 Events : 18611 Number Major Minor RaidDevice State 2 8 33 0 spare rebuilding /dev/sdc1 1 8 17 1 active sync /dev/sdb1
こんな感じに表示されます。現在49%だそうです。ちょくちょく進行状態を確認するにはこっち。
$ cat /proc/mdstat
因みに、100%まで行くまで待ってなくても使えはします。
あとは以前のsambaファイルサーバーのデータをRAIDアレイに移して、smb.confの内容と合わせて適宜設定して
$ sudo service smbd restart
リスタートし、mac mini 2018から見えれば・・・見えました。読み書きのテストして・・・OK。ふぅ。。。