ゆるキャン△の影響もあってバイクツーやソロキャンが一時期よりまた流行ってるらしーが、普通に道具を選ぶ分には多分問題はないのだが、ベテラン臭を醸し出した似非ベテランキャンパーの「キャンプ歴○年の僕がお勧めする道具」とかいうのがYouTubeにもブログにも溢れてて吐き気がする。そう言うのに共通するのがスペック厨。パソコンやスマホ、車やバイクなどありとあらゆるところにスペック厨はキャンパーにも居る。ほんと、スペックでモノを語っている時点でたかが知れるってもんだと思うが・・・。
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自分の目的に合った物を使う(揃える)のが鉄則
キャンプ道具に関しては特にだが「使わないスペックは完全に無駄」だ。登山もしないのに平地キャンプで靴にアイゼンつけるバカはいないのと一緒。なんでもありゃいいってもんじゃ無い。同じで山岳スペックのテントも普通のキャンプで使えないことはないが、それ用のテントの方がそれ用に作ってあるので快適なのだ。シュラフもキャンプ地・季節の気温によって適した物があるのは想像がつくだろう。が、まぁ、テント・シュラフに関しては個人差もあるだろうからあまり細かく言う気はないが、問題はストーブ(バーナー、以下ストーブ)やランタンなどの選び方にある。
ゆるキャン△の真似が実は一番良い
ゆるキャン△でリンちゃんが使ってるSOTO製OD缶のストーブ、先生が使っている同じくSOTO製CB缶のストーブ。大いに真似して欲しい。ゆるキャン△、題名がアレなのでしばらくバカにして見もしなかったが、ふとみてみたらどーしてどーして、ちゃんとしててビックリ。つか、ゆるキャン△はきもちがゆるいだけで、やってることはヘビィキャンパーだ(笑)。アルコールストーブの危険性もちゃんと描かれていたり、ソロキャンプの楽しさ大変さも丁寧に描かれていて、とても良い。なんの話だっけ・・・あ、そうそう、ガスをお勧めって話。
ちなみに鳥羽先生が使ってたのはSOTO シングルバーナー ST-301かな。CB缶はいまどき何処でも手に入るからね。コンビニにいきゃ売ってますし、100均一でも売ってますし、コスト優先なら一押しですね。
でも私的には低温下でも安定するこちらをお勧めするかな
リンちゃんが使ってたのはこれかな。4本五徳に変更。さすがわかってる爺様のお下がりという感じ。
他にもSOTO製品が多いですね。今ならSOTO製品で間違い無いと思います。私も今ならSOTO製品にするかな。PRIMUSのあれこれが壊れないのでPRIMUS使ってますが。
またそれた・・・えーと・・・ガソリン系はほんとに注意だ。初心者がよく手にしてホームセンターでも手に入るホワイトガソリンをつかったコールマン製品。車用のガソリンも使えるのもあってSOTOでいうとmukaとか
MSRのウィスパーライトなどかっこいいし
「を!? バイクで出かけて燃料がガソリン使えるとなると、バイク用の携行缶からバイクの給油とストーブの両方に使えて便利じゃね?」「赤ガソリンつかえるとなると燃料代やすくあがってよくね?」「え?MSRは灯油も使える?!緊急時に便利じゃね?」その通りではあるんですけど・・・。ガソリン、ほんと気をつけないといけない燃料だってことを忘れてます。整備もちゃんとする必要もあります。
山の人はガソリンの人も多いかと思います。なんせ-40℃でも気化するもんね。「どんな環境でも使える信頼性最優先」な山、燃料が手に入りやすいというのも遠征などではメリット多し。だけど一般キャンパーには高スペックすぎるでしょ。
ガソリンの危険性
なめちゃいかんです。OD缶、CB缶、ガソリン携行缶のどれが一番危ないかでいったら圧倒的にガソリン携行缶です。バイクのトップケースとか車のトランクルームにいれてて、揺すられて庫内の温度が思いの外上がって、圧力があがり、減圧しないで蓋を開けたら吹き出して、そのタイミングで静電気などで引火して・・・なんてのは容易に想像できます。よく「Q&A」に「バイクのタンクは炎天下に晒されてますが大丈夫ですよね?だから携行缶も大丈夫です」なんていう意味不明な回答している方を見受けますが、まるでズレてます。車やバイクの燃料タンクは携行缶とは一緒ではねぇです。そして基本的に危険物の免許があるスタンド店員が入れます。セルフスタンドでも必ず静電気を逃すやつにタッチしてからノズルを突っ込んで給油です。ところが携行缶の場合には自分で、いろんな場所で入れますから、つい、周りの状況考えなかったり、吹き出す可能性のことを忘れたり(知らなかったり)、静電気除去を忘れたり、危険性「かもしれない扱い」をしないで扱うことが「危険」なわけですよ。うん。かなり揮発性が高いので微量に漏れ出て周りのものをガソリン臭くしたり塗装やってしまったり。本来意外と扱いが難しいもの。ちゃんとした知識とちゃんとした扱いを責任持ってやれるならガソリンでもいいのだけれど、ね。
その辺をまるで分かってないでスペックだけで「これがお勧め!」なんて平気で言ってる似非ベテランキャンパー、スペック厨な(にわか)キャンパーブログがあったりするのでくれぐれも参考にしないように。ちゃんとほんとにベテランキャンパーな人でもコールマン信者な方はいるので、そのスタイルが好きなら、憧れるなら、十分に扱いには気をつけて、細かいところまでちゃんと真似して参考にして覚えてくださいね。そういう細かいところに極意があったりするので。
てことで、一般キャンパーにはガスが一番お勧め
OD缶、CB缶どちらもバイクのトップケースに入れてても多少のことでは心配する必要も無いし、ストーブなりランタンなりをつけて初めてガスが缶から出てくる仕組みを持っているので、火の取り扱いの注意だけしていれば(ガス管を炎で直に温める、極端に高温下におく、などバカなことをしない限りは)まず大きな事故になることはない。ツーリングでも、車でも、徒歩でも、目的がキャンプなら、無事に楽しく過ごせるように、ストーブはガス製品から選ぶのが絶対的にお勧め、と、私は強く思う。うん。
あ、ランタンはもう今時ならLEDで十分、かな。安全だし明るいし。
とかそんな事を、某YouTubeや某ブログの記事を読んでておもって、書いておこうと思った次第。うん。そういえば・・・
その他の装備
についてもチラリと書いておきましょうね。慣れないとわーっと一気に使うも使わないも分からずに買ってしまいがち。で、後で全く使わないものが半分くらい出てきたり、そもそもキャンプが自分には合わないってことに気がついたり(爆)、無駄なことこの上なしです。
今は昔と違い、レンタルもあるのでまずはレンタルからがお勧めです。そして、絶対に必要な物、絶対に譲れない欲しい物、から用意する。んで、家にある物で代用できるものは絶対に必要だとわかるまで買わない。必要だとはっきり分かった頃にはある程度の自身のスタイルだったり方向性だったりがなんとなしにわかったりするものなので、それにあったツールを十分に考え厳選して少しずつ揃えていく、が、お勧めです。ちなみに私の道具は30年ものがごろごろしてます(苦笑)。こんなもう骨董品と言っても良いようなかなり前に廃盤になったのもちゃんと使えます(笑)
長く使う(使える)ものですから、自分のスタイルにあったものを選ぶのは本当に大事なことです。なので、スタイルが分からないうちは清く「買わない」、そんで欲しい物わかって実際に買う時には自分に合った中で、懐具合と合わせて安物を買わずにできるだけ(高スペックじゃなくて、高品質という意味ね)良い物を買う。そーすると良き相棒になってくれると思います。
・・・あ゛〜・・・・テント買い替えねばなぁ・・・(遠い目)