2025にスマホジンバルを買うならInsta360 Flow 2 Proがお勧め。

↑で書いた通り昨年10月の時点では手持ちのものを色々と整理してFUJIFILM X-S20以外のカメラ系機材はDJIのみになっていた。Insta360製のものはX4とFlowを持っていたがどちらも手放した。私の場合だがX4はドローンの代わりとして入手したのでDJI mini3を入手した後は出番が少なく少し考えたあと手放した。Insta360製のスマホジンバルの初代FlowはDJI OSMO Mobile6の方が結局使い勝手が良く、少し不安定なところもあって、DJI OSMO Mobile6を残してFlowは手放した。

が、つい先日2025.1.17日にInsta360 Flow 2 Proが発表・発売開始されたので、ちょちょっと調べたあと、これは!とすぐにポチった。

初代Insta360 Flowからの利点が進化

いろいろと違いはあるのだがDJI OSMO MobileシリーズになくてInsta360 Flowシリーズにある大きな利点。これはこれ以外のメーカー製のスマホジンバルと比較してもそうなのだが、大きな利点が一つある。そう、冒頭の写真にもあるとおり、三脚内蔵なのだ。これは大きい。実際にスマホジンバルを使い始めてみるとすぐに実感できるが三脚が必要となる場面は意外と多い。つけたり外したりが面倒で使う時にはつけっぱになる。が、その分重くなるし大きくなる。ちょいと移動する時には三脚を外して別に持つ(その分余計な分量になる)か、つけたままにするか(大きくなるので嵩張る)だが、Flowシリーズは内蔵なので本体に仕舞えばそれでいい。これはとても便利だった。だったのだが、それを差し引いてもそれ以上にDJI OSMO Mobile6の方がジンバルとしてのトータルの使い勝手がよかった。長年ジンバルを出してきたDJIに1日の長があったってわけだ。が、Insta360 Flow 2 Proが届いてみて一変。使い勝手が大きく進化し(後述)、魅力度が拮抗した。すると「三脚内蔵」の利点の存在感は大きくなるってもんだ。しかも初代より大きくなりがっしりして三脚としての安定度が上がった。

Apple DockKit対応

これが今回すぐにポチった最大の理由。DJI OSMO Mobile6は基本的にその機能をうまく使うにはiPhone標準のカメラアプリではダメでDJI Mimoが必須。Insta360 Flowも同じでInsta360アプリが必須。それが一変。Apple DockKit対応になったおかげでInsta360 Flow 2 ProはiPhone標準のカメラアプリで追跡が使える。FaceTimeでもZoomでもGoogle Meetでも。ビデオでもシネマティックでもだ。個人的には特にシネマティックで使えるのが大きい。Web Site用のちょっとした動画でもシネマティックで撮影した方がモノ・人の存在感をあげられる。それにジンバルが使える。ちょっとした撮影ならわざわざ一眼+ジンバルを持っていかなくて良いケースも多くなるってもんだ。

操作部の使い方がより使いやすくなった

これはあらかじめサイトでマニュアルを調べて、これなら大丈夫だな、と確信した上でポチったのだが、初代はこのホイール部が微妙に使いにくかった。iPodと同じような操作ができるのだが重要な操作なのに反応が今ひとつで意図しない状態になったりしていた。それが整理され誤動作しにくいインターフェースに整理された。実際手元に届いたInsta360 Flow 2 Proを操作してみてみたが、初代の個人的不満は解消された。これなら(DJI OSMO Mobileシリーズとは違うところも多いので多少慣れは必要だが)感覚的に使える。

フリーティルトモード

これも意外と大きいメリット。特に初代は可動範囲がDJI OSMO Mobile6と比べて狭かったが、このフリーティルトモードで一眼カメラ用のジンバルのようにより自由度が増した。

テレプロンプターだと!?

まだつかってみてはいないがテレプロンプターが使えるようになっているとのこと。これは嬉しい進化。また、Apple Watchからの制御も進化してより多くのことができるようになっている。

Insta360 FlexiCare

これが嬉しい。初代の頃はなかった。「偶発的な損害に対する1年間の補償。プロフェッショナルで低コストの交換。往復送料無料。」つまりDJIで言うところCareRefresh。まぁ、2年の延長保証とは別のプランだが1,300円/年で通常保証対応外の何かあった時には1300円/回で部品交換・もしくは新品交換できるってものだ。ちなみに私は2年の延長保証はつけずにこちらをつた。

残念だった部分

スペックだけ見ても進化がすごい。が、実際に手に取って使ってみると、現段階でDJI OSMO Mobile6の方がいいかな、と思えるのはホイールの操作感。ホイールよるズームがInsta360 Flow 2 Proはスムーズにズームするのではなく、いくつかの段階的ににズームしていく。つまりカクカクとズームしていく(ホイールを使わずに画面でズーム操作をすれば回避できる)。DJI OSMO Mobile6の方はホイールに連動してスムーズにズームしていく。録画中にズームが必要な場面では実質Flow 2は使えないと思う。ここは非常に残念(もしかしたら設定でどうにかできるのかもだが、届いたばかりでそこまでは未確認不)。

またDJI OSMO Mobile6のホイールはフォーカスにも対応しているが、Insta360 Flow 2 Proでもフォーカスには対応していない。が、これはiPhone標準のカメラのシネマティックでも使えるようになったことで画面タップでどうにかできるので、そこまでネガティブな要素ではなくなった。

てことで

数千円の違いのDJI OSMO Mobile6と最新のInsta360 Flow 2 Pro。録画中にズームを多用するような撮影スタイル必須の場合ならDJI OSMO Mobile6の方がいい。どうしても手動でホイールでフォーカスをコントロールしたい場合もDJI OSMO Mobile6。

だが、それ以外はInsta360 Flow 2 Proの方がいい。残念だった部分もFlow 2 Proではどうにかできる術はある。それなら別途三脚を持ち歩かなくてよく、コンパクトで使い勝手もいいInsta360 Flow 2 Proの方をお勧めする。もちろん専用のInsta360アプリで録画した方がより多くの機能が使えるのだけれど、(何度も言うが)Apple DockKit対応でiPhone標準のカメラでも使えるようになったのは意外に大きなメリットだと思う。

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