まだ観るだろうけど、とりあえずまだ観てなかった映画を優先的に観てみた。
この世界の片隅に
主人公の声に(小さい子なのに明らかに年上の女性の声だったり・・・)始終違和感があったりしたけど、ま、すずがかわいかったのは間違い無い。が、そんな程度の違和感は遥か彼方に消し飛ぶほどの完成度で、今の言葉で言えば「じわる」映画。非凡な日常をうまくきりとれていてぐっと惹きつけられる。wikipediaに
中国の映画情報サイトMtime时光网は「結局のところ、罪と罰や善と悪についての歴史的結論はこの映画が語りたいことではなく、この映画の物語にあるのは政治化された視点ではなく完全に市民の視点である。歴史の節目に道徳上の判断を下すのではなく、普通の人々の情感と悲劇を真に表現するものである」と評した。
とあるがまさにそのとおりだと思った。いい映画。これはけっして反戦映画じゃ無い。「どうだこんなに悲惨なんだぞ」などという、そんな薄っぺらい映画じゃ無いからこそ、じわるのだ。
アメリカン・スナイパー
「レニングラード」が好きで何度か観たので、同じくスナイパーを主人公にした映画で最近の、と思って探したらレビューでの評価が一定だったので観たのだが、うーん・・・。今ひとつ振り切れていない、エンターテイメントなのかドキュメンタリーなのか、中途半端で入り込めなかった。なので、特に感想もなし(^^;;;
ロシアン・スナイパー
アメリカン・スナイパーを探してたらセットでできてた「ロシアン・スナイパー」。はぁ?!っていう邦題で、邦題だけでもう観たく無い気がするが、悪しき日本の慣例か、アメリカンスナイパーと同時期に公開されたのでと、安易に売りに走って大すべりって感じか。いつも思う事だが、ほんと邦題のつけかたどうにかしてほしい。
「セヴァストポリの戦い」
それが本当の題。もう、台無しである。内容はソ連の伝説のスナイパー、リュドミラ・パブリチェンコを軸として丁寧に描かれている。アメリカンスナイパーが50点だとしたらこちらは85点。ありがちな邦題が全てを台無しにしているのが本当に残念。が、中身は私はいい映画だと思った。
さて、次は何を観ましょうかね(^^
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