Windows11は色々とハードルが高すぎて切り捨てられるハードウェアが多数出る模様。

サポートCPUリストはググればいっぱい出てくるのでここでは割愛するが、大まかなイメージとしてはIntelは8世代以上のCPUが必要なようだ。AMDに関してはRyzenはほぼ3000番以上、Athronは200/220/240GEはアウトで300GE/3000GはOK。

なので、目安としては購入当初にWindows10マシンとして購入したものが第一ハードルクリア(CPUによる)で、そのなかでも低めのスペックのCPUはダメな様だ。言い換えればWindows7マシンやWindows8マシンとして購入・組み立てた様なマシンはほぼほぼアウトで切り捨てられるようだ。

これ・・・結構反発起きないだろうか? Windows11 はセキュリティ機能を前面に押し出したOSになるところからビジネス用途にも多く訴えてくるとは思うが、コロナ禍でなかなかスペックアップや買い替えを出来ない様なきびしい状態の企業が多い中、新しいOSの為だけに全台スペックアップ、買い換えなんてことが本当に起こるだろうか? Windows7からWIndows8でもゴタゴタし、さらにWindows10へのアップグレードではさらにゴタゴタし、最近やっと全台Windows10が動作するマシンになってきた感があるんだが、ここへきてその辺のマシンを全て切り捨て、基本的に最新スペックではないと動かないOSを出すことに、どれだけ意味があるのだろうか? Windows OSの使われ方から言って、実際にはたしてどんな状況になるのか、想像は尽きない。実際にうちの顧客のパソコンの大半は切り捨てられることになるので、「現状のPCでWindows11へのアップグレードはできません or 出来そうな場合でもすぐにはしないように」とお伝えしている状態だ。

このタイミングで、一部のパソコン必須の業務を除き、Windows11を見放しコストと管理の面から優位性のあるiPadなどに切り替えるところなども加速するような気もする。

正直、どうもWindows11は今の所あまり良いイメージはない。これまでWindows OSは一つ飛ばしで安定して業務で使えるOSとなっていた。以下、安定性・人気度・機能を加味して独断で評価をつけるとこんな感じ。(B2さんに言われてVistaとMEが記憶から消し去られていたのに気がついて修正)

  • Windows 3.1 △
  • WIndows 95 ○ / Windows NT ○
  • Windows 98 / 98SE △
  • Windows 2000 ◎
  • Windows ME × / Windows XP △
  • Windows Vista ×
  • Windows 7 ◎
  • Windows 8 / 8.1 ×
  • Windows 10 ◎
  • Windows 11 ?(さてさて・・・)

Windows95とNTはパソコンワークの基盤を作ったという意味でその功績はすごく大きい。しかし次の98はイマイチですぐに98SEを出す羽目になるが、その後のNT系の2000の安定性が抜群だったので多くの人が2000に流れる。95系の最後のOSのMEはクソ重く不安定で、2000のままの方が使い勝手が良かったぐらい。95系とNT系がNT系で統一された最初のOSがXPだが安定性はまぁまぁ。今思えば仕方なくつかうってのが多い様なイメージ。そして次のVistaが最悪でこれまたクソ重く不安定で記憶からすっかり消えていたほど。当時XPのまま使うことを推奨していたくらい。ハードウェアの進化とOSのまとまりとマーケティングがうまくいったWindows7はWindows2000と同じくらいの安定度で安心して使えるOSと(やっと)なった。が、その次の鳴り物入りで登場したWindows8は既存ユーザ完全無視してがらりとUIを変えてしまったのとクソ重いのと不安定なのとで大不評。慌ててUIを多少改善した8.1を出すものの結局受け入れられる前倒ししてWindows10を投入。Windows7からの真っ当な進化版という感じにやっと戻した・・・。という感じの流れだが、今度の11はまさに多くの現状のPCが切り捨てられる事から当時のWindows2000を使い続ける人Windows7を使い続ける人が多くいた様に、当然の様にWindows10を使い続ける人、というか使い続けざるを得ない人が多くなるように思うが、はたしてどうだろうねぇ。。。

改めてこうやって並べてみてみると、二重丸をつけた次のOSは過去2回は最悪なものになっている。

というかさ、Windows OSに限ってのことなんだけど、そもそもなんでOSの時点でリソースを使い切る勢いのクソ重いOSを作るかねぇ? linuxもMac OSもOS自体は軽い、というかバランスの良い作りになっているのに・・・。Windows OSに限っては独断専行でハードウェアが追いついていないのにOS自体でハードウェアにかなりのスペックを要求するっておかしくね?こんな思想だからハードウェアが追いつくのにOSが一つ飛ばしで駄作が生まれることになるってことなのか? うーん・・・。

(そうは言っても出たら、うちのメンテ/検証用のSub PCはWindows11にもちろんアップグレードするのだけれど)

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