メインの動画編集をFinal Cut ProからDavince Resolve Studioへ

Final Cut Expressが一番好きだった。

ものすごく昔、リニア編集もちょっとかじってはいたが、PCでの編集であるノンリニア編集もついでに少しかじった。Winodowsから2002年にMacへ移行してからはiMovie、Final Cut Express、Final Cut Pro X、Final CutとずっとFinal Cut Pro系を使ってきたが、実は意外に思う人もいるかもだけれどFinal Cut Pro Xになってからだったと記憶しているがあまり好きなインターフェースではない。それは現時点でも同じだ。これも意外に思う人もいるかもだけれど、同じ様に昔のFinal Cut StudioやFinal Cut Expressの頃の「ビン」を使うあのインターフェースや構造に慣れているとiMovieの上位版という立ち位置の現在の構造やインターフェースには「かなり」の違和感が、実はある。平たく書くと現iMovieに寄せたUIや構造に変わってしまってからあまり好きなアプリではなくなった。

いやiMovieしか知らない人はすんなりFinal Cut Proへアプグレード出来るのは間違いないのだが、現iMovieも昔のiMovieとは構造もインターフェースも違っており、個人的には現iMovieも好きではない。なんというか、説明が難しいが、独特すぎて私にとっては逆に直感的に使えなくなってしまっている。ライブラリ・プロジェクト・コレクションなどなどの用語やデータ構造がどうにも違和感があって、むずむずする(苦笑)

個人的に一番スッキリしているのはFinal Cut ExpressだったころのUIや構造だ。これが一番私にはしっくり来る。

Final Cut Proの一番我慢できないところは例に漏れずマグネティックタイムライン

これ、ほんと要らない。ていうかほんとに多くの人が思っていることだろうと思うが、設定で「ON/OFF」を切り替えられるだけでいいのに、と思う。我慢して我慢して使ってきたが、もう限界。自由度がないというか、作法にならえと要求されているようだというか。これに関連してFinal Cut Proでできないことの一つに

音楽を先に入れてそこに映像をあてていく

のが出来ない。タイムラインに音楽だけは先に入れられない。どうするかっていうと何かのクリップを捨てクリップ的にさして、そこに音楽をいれてから必要なクリップを入れていく。が、マグネティックタイムラインがここでも邪魔をして非常に面倒。

そう、最初にクリップを必要な時間にカット編集してそこにあとからBGMを差し込むというのには時間短縮になって便利なデフォルト機能なのだが、音楽や音が優先でそれに合わせて映像を当てていく、という方式で作る場合には途端に使いにくくなるのだ。YouTube動画のようなものを作るにはFinal Cut Proで全然困ることはないのだが、MV/PV的な手法で作ろうと思うと使いにくくなる。正直マグネティックタイムラインがOFFにできて音楽を先にタイムラインにおけるならFinal Cut ProのUIや構造の違和感を我慢してDavince Resolve Studioに移行しようかかんて思わずに使い続けたと思う。

Mac Studioに合わせてDavince Resolve Studioへ移行を決意

そろそろDavince Resolveもバージョン18になろうとしていてβを入れてみていたが、これがFinal Cut Expressの頃の感覚に近くて個人的には非常に好感触だ。ずっとポチろうかと思っってはやめ、無償版のDavince Resolveをちょくちょく試してみてはいたものの、立て込んでいたりするとメインで使っていたFinal Cut Proでやってしまった方が慣れている分早いのでなかなかじっくり触る機会もなく、また、Mac mini M1だったこともあって、素直に我慢しながらFinal Cut Proを使ってきたが、Mac Studio (M1Max)にメインマシンを変えてパワーアップしたので、もう我慢する必要もないだろう。

てことで某サウンドハウスのポイントも多少あったので某サウンドハウスにてポチった。

Davince Resolve StudioであればサブマシンのWIndowsマシンでも使える

今のところその予定はないが、Davince Resolve Studioであれば、そのライセンスのおかげで自身のMac/PC 2台にInstallして使える。サブで使っているRyzen 5のWIndowsマシンも使えることになる。まぁ、サブなのでGPUカードを刺さずにAPUのままで使っているので、本格的に編集でも使おうというときにはGPUカードも用意せにゃかとは思うが、手段を一つ確保できるのは嬉しい。Final Cut Proの場合には基本Apple IDひとつにつき1つだからね。もしくはファミリー共有したMac1つにつき1つだから家族4人でファミリー共有してそれぞれにMacを使っていれば4つ使えたりはするのだけれど、ちょっとウチの場合とは合わないもんねぇ。今のところ私個人でMac 2台要らないし。

え? Mac / Windows両対応の動画編集アプリならAdobe premierは使わないのか? 高いじゃん! PhotoShopとIllustratorは業務で使っている場合には入稿など他社との関係もあって代替アプリがないので仕方がないから毎年お布施しているが、Premierはそうじゃないので選択肢の一つってだけだ。なら毎年お布施が必要なPremierなんてバカ高いアプリを選ぶ必要性など、皆無だもんね。

Adobe Premier、Davince Resolve Studio、Apple Final Cut Proのどれを選べばいいの?なんて記事や動画が溢れているが、業務で仕方なく以外ならわざわざ個人でPremierを選ぶメリットなんざほぼない、選択肢からまず外していいと個人的には思う。Mac/Win両対応ならDavince Resolve Studio、MacオンリーならDavince Resolve StudioかApple Final Cut Proかで悩めばいい。

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