docomoのギガホとギガライト、auのデータMAXプラン、softbankのウルトラギガモンスター+。外でスマホを使う人には願ったり叶ったりなプランかもしれない。しかし・・・
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都市部を前提に発想されたプラン
だなぁという、感じで、田舎の私などは冷めた目で見ざるを得ない。そもそも総務省の「完全分離を義務付」というのも、よく考えてみると全くもって意味がわからん。かえっておかしくしている気がする。ま、決定したのだから仕方ないとしても、出てきたプランが特に安くもないし、万人向けでもないのに腹が立つ。どこのキャリアも「ギガギガ」騒いでいるが、そもそも「外でがっつりパケットを使う」というのは「外で動画視聴やゲームをする」のが前提。バスや電車などの公共交通機関での移動中以外に思いつかない。都市部なら移動は公共交通機関がデフォルトだろうし、カフェに長い時間いる(でもその間ずっとスマホいじってるわけ?)とか、待ち合わせの間、とか、ながら動画とか? まさか運転中や歩行中に動画はありえないというかしてはならないので想定外だろうけれど。つか、スマホに頼りすぎじゃね? リアルでなにか楽しみないのか?
それはそうと田舎では学生以外は車移動がデフォルト。一人に一台車。通勤も買い物も自家用車。なので移動中はナビ以外はパケットなんて消費しない(できない)。会社では仕事中にはパケットをがっつり使う様な事はないだろうし、家に帰ってくればWi-Fiはある・・・。どこにがっつりパケットを使うシーンがあるのだろう? キャンプに行って動画?は?バカじゃね?
そもそもゲームやYouTubeなどの動画にそこまで興味がない人もいる。YouTubeや映画なら家でゆっくりみるという人もいる。家族で割り引かれるプランばかりで一人で安くなるプランが少ない、仕事で使う人、年配者はそっちのけ、ギガなんてどうでもいいから充実した通話ができる安いプランを残しておいてくれよ、大手キャリアにしている意味が希薄になってくじゃんよ!と思うのは私だけだろうか?
とくにdocomoがそう。一般的な家族構成で家族全員でdocomoの時に割引感がでるようなプランになっている。一人での契約と比べると逆に割高感が出る。そうなってくると「んじゃ、格安SIMに移行しようか」となる。
「わかりにくいプラン構成を打破」 =「シンプルな2プラン」?
じゃねぇって。料金プランはいろいろあっていいんだよ。わかりにくいのは実質端末代0円とかの、通話料から端末代が毎月割り引かれるとかいう、アレのことだろうよ。だから分離しろって話で、分離した上で通信プラン自体をシンプルにしろって話じゃねーだろうよ。先述した様に使い方、使われ方には千差万別がある。2プランじゃ無理があるって。試算してみると案の定逆にこれまでより高くなる人も出てくる。意味ねーじゃん。どこがどう4割さがったんだよ?
そこいくとauが「auフラットプラン20」と「auフラットプラン25 Netflixパック」を残したのは必然だったとも言える。ちゃんとユーザを見ているというか。
もう少し、動向を見てみる必要がありそうだねぇ・・・。ちなみに私は今softbankの「スマ放題」+「データ定額ミニ2GB」だが、新しいプラン「ミニモンスター」の2GB使った時と「基本通話プラン」「通話定額オプション」を足すと今の方が安い。「1GB」までなら今より安い、という結果に。
どのキャリアもそうだが、安いのは最初の1年だけだったり、家族で多回線契約時だったり、新規契約時だけだったり、家の回線契約も含めたときだったりと「※」がついた料金が多いままなのはそりゃ通信量下げたんじゃなくて単なるキャンペーンと変わりねぇじゃんよ?!私の様に大手キャリアのままでいいのだけれど、そのなかでも少しでも安く、という向きにはなかなか厳しい。
広告やタイトルだけをみて「ほほぉ4割安いのか」と思わずに実際に試算してみることを強くお勧めする。
蛇足
しっかし・・・iPhoneのeSIM利用して通話は大手キャリア、パケットはeSIMで格安SIMってことになれば個人的には万々歳なのだが、そうはなってはくれないねぇ。。。端末代と料金を分離じゃなくて、通話とパケットを分離してくれた方が料金やすくなんじゃねぇかと本当に思うけど・・・。