NHKで配信されたproduction I.G制作のアニメ版「精霊の守り人」が大好きだ。アニメーションが緻密で完成度も高く、演出も秀逸で引き込まれる。さすがproduction I.Gというところか。が、同じくNHKの実写版「精霊の守り人」はなんだありゃ?! 評価できるのはバルサ役の綾瀬はるかのアクションシーンの頑張りのみで、演出もセットもCGも激ガッカリ。5分と見ていられずにすぐにチャンネルを変えてしまって、録画も取り消した。今後見ることもないだろう。あんなものを見せられるのなら、アニメ版で続編を見せて欲しかった、と、思うのは私だけではないだろう。実写版はなんと億単位の制作費なのだそうだ。自己満足もいいとこだ。受信料の無駄使い以外の何者でもない。アニメ版だったら、原作の全話出来たんじゃねぇのか?! しかも人気出たんじゃねぇのか?!
漫画やアニメの実写化は失敗することが多く、下手に手を出すとコケると言われる。「精霊の守り人」アニメ化では成功したけど実写化でコケた。個人的に惜しかったと思うのは「どろろ」と「蟲師」そして「20世紀少年」。もう一度見たいと思わせるまでには至らなかった。原作を再現しただけで、「で?」という感じが残った。
自分でも観て、成功した思う例だと「デスノート」「ALWAYS 三丁目の夕日」「ピンポン」、そして「のだめカンタービレ」と「るろうに剣心」。最後の二つは漫画(原作)→アニメ→実写とそれぞれに成功していると思う例です。
成功したと思えるものは、どれも原作を再現しているだけにとどまらず、プラスαがあり、圧倒的な世界観を見せつけてくれているものばかり。キャストも単に人気俳優を持ってくるとかそういうことではなく、違和感が無い(少ない)、原作の世界観を大事にしたキャスティングばかり。そうでなかった(原作ファンを裏切る)ものはことごとく失敗している。
すげー単純にいうと、入り込めるか、否か、って訳だ。
金使えばいいって訳じゃねぇっすよ > NHKさん!
さて、話題の銀魂実写化!
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