ひっさびさの大きなメジャーバージョンアップです。Mac OS 9がMac OS Xになり10.0〜10.15まで15年のバージョンアップを続け、ついにmacOS Big Surで11.0.1と大きな数字が1つあがりました。新時代へのOSの幕開けってわけです。
なので、いつでも戻せるようにTimeMachineで最新のバックアップを取ってから入れてみました。公開開始後早い時間にはサーバーエラーでダウンロードできなくなってたりしたようですが現在は復旧済み。さて、いつものように(Intel Macでの)動作検証を・・・(随時更新)
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動作を確認したサードパーティ製アプリ・ドライバー
Apple謹製アプリはアップデートが出ているのでこちらも全てアップデート。問題はサードパーティ製のアプリやドライバーだ。これが一番心配どころ。
動作確認できたもの
※注) 下記、アプリ・ドライバーは、いずれも最新版
- Adobe CC コンプリートプランのアプリ(PhotoShop,Illustrator,InDesignなど)
- Microsoft Office 2019 for Mac(word,excel,power point)
- LibreOffice 7.0.2.2
- Insta360 Studio 2020
- HandBrake
- Audacity
- DriveDx
- miテキストエディタ
- RATOC RAID監視マネージャー for Mac
- Transmit 5.7.0
- Mac DVDRipper Pro 9.0.2
- SampleTank4
- Lussen Mastering Console
- UVIWorkstation
- KORG M1(ソフトウェアシンセ)
- iLOK License Maneger
- Zoom Guitar Lab
- Disk Speed Test
- SpyderX Pro 5.7
- Download Shuttle
- FireFox
- Vivaldi
- GoodNotes
- Kindle
- Toast 19
- zoom(サインインし直しが必要だった)
- Evernote
- FileMaker 16 advanced(詳細は検証してません、とりあえず起動してさっと使えるかどうか試しただけ)
- ————————————————————————–
- Logicool C922(ドライバー・アプリとも)
- EPSON EP-812A(Big Sur対応ドライバ、アプリ提供有)
- RICOH SP 2300L
- M-AUDIO KEYSTATION49 MK3
- CalDigit TP3 Plus
- Sonnet eGFX Breakway Box 350(eGPU)
- AMD Radeon RX5700(eGPU)
- MACKIE ProFX10v3
- BHERINGER X-TOUCH One
- APC RS550S
完全にはサポートしていないなどの警告が出たりするが一応動作はする(ように見える)もの
- TechTool Pro 13(アップデート待ち)
動作せず起動しないもの
- Data Rescue 4(ライセンスが違うと言われる…なんで???)
- ESET Cyber Security Pro(アップデート待ち、『一部機能のみ対応した macOS Big Sur 11.0 暫定対応プログラムを「2020年11月下旬」に提供する予定です。』だそうです。)
- OnyX(対応版待ち)
特筆すべきはEPSONの対応。いち早くBig Surでの複合機での動作検証し、対応ドライバーとしてUPされてます。
心配なら様子を見てからInstallすべし
私は慣れているのと、何があっても元に戻せるのと、アドバイスする立場にもあるので即入れて検証しましたが、ざっと普通に使う分には特に大きな違いはありません。大きな目玉機能があるってわけでもありません。Apple silicon対応が大きな目玉ですのでIntel Macとしては特に急いでInstallする必要もないかとは思います。待てるなら次の11.0.2あたりを入れるのが多分問題は少ないかと思います(それまでに未対応のドライバーやアプリがあっても対応してくると思いますし)。
macOSの起動音が復活
個人的に一番嬉しいのは、この、起動音の復活だったりします。サイレントに起動していると何か問題があった時、たとえばモニターがつかない場合に再起動しているのかどうなのかはさっぱりわかりません。起動音があれば起動音はなっているのに画面がつかないなら、ケーブルか端子かモニター本体、と、問題を切り分けることもできます。なんで、一律に起動音を無くしてしまったのか、理解に苦しみましたが、復活したということは望む声の方が多かったってことでしょうね。よかった。
Big Surの使い心地や細かいことなどは、すでにあちらこちらで解説されてますので、いつものようにそれらを参照してください(笑)。さらっとだけ感想をかくとmacOS Catalinaよりイケてる、と思います。UIがよりわかりやすくなってスマートになってます。個人的には今回のUIの変更は気に入ってます。個人的には特にMail.appのUI変更がお気に入りです。左の複数メールアカウント表示方法が独自のUIからThunderbirdのような普通のUIになったことで、とてもわかりやすいです。複数のメールアカウントがあって、常に開いているアプリなのでとてもうれしい。
すでにあちこちで記事が出ているとはいえ、ほぼほぼコピペ記事で、アプリケーションやドライバーなどの検証を実際にしているところは圧倒的に少ないので、うちでは(自身がつかってるものだけですが)そちらを上げました。何かの参考になれば幸いです。
それから、今のところ、うちの環境ではmacOS Catalinaより安定して動作しています。
てことで、先述のとおり私の環境では仕事には影響しなさそうなのでそのままBig Surを使いたいと思います(^^
しかし、これ、M1チップではどうなるんだろうねぇ?
Big Sur自体ではこんな感じですけど、M1チップでは大幅に違うだろうねぇ。例えばMicrosoft OfficeはM1でも動作するuniversal版のベータ版が出たようですが、そうでないと初回起動Rosetta2による変換に20秒を要するとのこと。
それにプリンターはAir Printに対応していれば「とりあえず」は印刷できるだろうけれど、CANONの複合機でAir Printのみ対応の使えなさ、とりあえず感はかなりがっかりするので、これもちゃんとM1対応のドライバーが出るのかどうか・・・。他にもドライバーが必要なハードウェア系は軒並み対応待ちになる可能性もありますねぇ。
ネイティブで動作するアプリが出揃うまで、ドライバーの類が出揃うまで、簡単なOfficeワークや個人利用では問題なさそうですが、クリエイティブな業務で使ってる場合は厳しそうですねぇ。