Mac mini M1をポチった

しばらく悩んでいたが、つい先日頼まれてMacBook AIr M1を納品し、設定して色々といじったのだが、思いの他快適なのを改めて確認できた。顧客にM1チップ搭載のMacが増えてくることを考えると仕事柄こちらも揃えておかなくちゃという思いもあったのだが、パフォーマンスが分かるまでは・・・と、思ってたがほぼほぼ大丈夫そうなので、意を決して12/2にポチった。今使ってるMac mini 2018と同じSSD 256GBモデルにし、BTOでメモリーのみ最大の16GBのモデルにしたので届くのが来週以降になる予定。

届くまで色々と準備やら思うことやらが出てきたのでちょいと書いておこう。。。

ブログを徘徊すると出てくる「eGPUが使えないから使い物にならない」「落とし穴」的な記事・・・

eGPUはThunderbolt3の帯域を利用して実現してた外部GPUだが、それが使えなくなるのはせっかく用意して使ってる今のeGPUが・・・という思いもあるが、それが要らないくらいトータルでのパフォーマンスが優れていれば、消費電力も少なくなるし、もともとApple製品は個別のベンチマークやら数値やらで勝負するのではなく、全体のパフォーマンスでどーよ、的な勝負をしてきた。のでeGPUを使えなくするというのはそれなりの勝算があってのことだと。かくいう私もeGPUが使えないのは残念だなぁ・・・とか思ってた口だが流石に「使い物にならないものになる」とは思ってはいなかった。

いざ蓋を開けてみりゃびっくり。ゲームなどでのGPUをガシガシ使うものに関してのベンチマークではMac mini 2018+Radeon RX5700XTとMac mini M1では想像通り前者が勝るが、ゲーム以外の実際のアプリケーションでのベンチマークはなんとM1の方が上! Logic Pro XにしてもFinal Cut ProにしてもM1の方が快適に動作するというじゃないか。4K動画の編集も書き出しも、だ。

つまりはCPUとGPUとの接続方式と効率、そしてMemoryとの接続方式と効率がものすごくいいのだろう。そもそもの設計や思想が違う。だからGPUそのもののベンチマークを比較したところでたいした意味はない、という感じか。

それともう一つ

ずっとeGPUのみで使ってきたが先日ほぼ起動のためだけに本体HDMIに15inchのモバイルモニターをつけて本体iGPUも使う状態になっているのだが、例えば写真.appなどで「外部GPU優先」のチェックをつけていても写真.appで作業をしていると編集作業などはiGPUの方を使っているようなのだ。

唐突に出てくる上のグラフの盛り上がりがまさに写真.appでレタッチなどをしたところ。eGPUは使わずiGPUを使っているのがわかるかと思う。これ写真.appだけではなくて他のアプリでも作業によっては起こる。完全にeGPUに任せるには本体HDMIコネクタになにもつなげなければいいのだが、以前から気になっていたことの一つ。

こんなややこしい状態になってeGPUのフルパワーが使えないシーンがあるならM1チップのパワーをフルに使った方がいんじゃね?となんとはなしに、というのもあった。

ブログを徘徊すると出てくる「Memoryが最大16GBって少なくね?だめじゃん」「落とし穴」的な記事・・・

上のこととも関連するんだが、つまりは完全にアーキテクチャが違うのだから必要とされるMemory量、その効率も違ってきて当然、というところにどうして気がつかないのだろう。中には「出たばっかりなのでそれ以上のMemoryを積む技術がまだない」的な発想をするやつまでいる始末。違う違う。そもそもIntel系のパソコンの考え方とは違うのだ。なのでその考え方で必要Memory量を推測ってはダメだって話。事実8GBしか積んでないM1 Macでびっくりするぐらい快適に動作している報告が次々上がっている。が、メインで使おうと思っていて、少しでも予算に余裕があれば後から追加はできないMemoryは最大の16GBを積んでいた方はいいかとは思う。

繰り返すがIntel PCと同じ考え方、尺度で比較したり語ったりするのは間違っている。そもそもゲームするならPC組んだ方がいい。Macはそーゆーのに使うんじゃねぇ、的な。

M1チップで動作するアプリ・動作しないアプリ、簡易版

お客様のをざっと触ってやってみただけなのであくまで簡易版程度だが意外と載ってなかったのもあったりするので書いておく

  • プリンターはAir Print対応なら(M1対応ドライバーがなくても)使える
  • Adobe Air使う「はがきデザインキット2021」はAdobe Airが動かないので動作せず(Rosetta2でもダメ)
  • Microsoft OfficeはRosetta2で一番最初だけ起動に時間がかかるがそのあとは普通に動作する

加えて他のブログやらの記事より

  • Logic Pro X(ネイティブ)とAUプラグインはほぼほぼ動作する
  • Adobe CCもほぼほぼ動作する(一部すでにネイティブβ版がある)
  • Final Cut Proはもちろんネイティブ

てことなのでうちでは大きな問題は無しっぽい。加えてうちにはRyzen5 3400Gにしたばかりのubuntu/win10マシンもあるし、ま、どーにかなるな、ってことで決意。サポート求められて「あぁ、まだM1チップMac使ってないんすよー」とは言えないので、ね(苦笑) かといって仕事に大きな支障をきたすわけにもいかんとも思ってたけれど、大丈夫そう。

そうは言ってもネックはやっぱりある

そう、拡張性の問題だ。Mac mini 2018には4つあったThunderbolt3/USB3.1 Gen2コネクタは、Mac mini M1では2つのThunderbolt/USB4コネクタになった。USB3.0コネクタは2つで変わらず。Mac mini 2018のThunderbolt3ポート4つをフルに使ってた身としてはここは大きなネック。

うちではThunderbolt3 DockのCalDigit TS3 Plusがあるのである程度はどうにかなるが、持ってない人は必要になるやも知れませんね。デュアルモニターもCalDigit TS3 Plusのおかげで本体HDMIとCalDigit TS3 plusのDisplayPortでOK。

でも先述の通り、うちではもっとコネクタが必要だったりするので、一瞬日本で販売し、すでに売り切れになったOWC THUNDERBOLT HUBというのを買い逃してしまって

これ、Thunderbolt 4対応(もちろんThunderbolt 3互換)の、ありそうでなかったThunderboltのHubになっててMac mini M1の少なくなったThunderbolt3ポートを増やせるありがたい奴で、かなり使えそうな奴(26000円くらい。安くなって23000円くらいだった)なんだが、先述の通り買い逃して地団駄踏んでたんだが、本国のOWCのサイトの通販を見ると$149でPre-orderしてるじゃん(まだ本国でも発売開始してないのね)。DHLのshipping料を加算しても$180くらい。2万円切るじゃん!てことでそっちから買うことにしてPre-orderした。12月半ばに発売開始ってことだから上手くすれば今年中に届く、かも?

これで2つしかないThunderbolt3ポートは2つともDock/Hubで拡張されます。吊るしのままでも十分って人はいいですが、あれこれ繋げる予定の人はUSB HubではなくてThuderbolt3を拡張する予定を立てておいた方がいいかもしれません。(もっとも私はUSBもHubで拡張するんですけど(笑))

もう一つのネックは2台以上のモニターの場合

Thunderbolt 3 /USB4ポート経由の外部モニターは仕様の制限で1台まで。2台繋いでも1台のみ。Mac mini M1には本体にHDMIポートがあるのでこれでデュアルモニタは大丈夫。うちではこれでOKだが、それ以上は工夫が必要となる。小さくていいならiPadをSidecarで使う手がある。ほんとに3台目のモニターを繋ぎたいならDisplay Linkチップを搭載したUSB HDMIアダプターがあればイケるようだ。Thunderbolt3/USB4ポート経由に制限があるのであって、USB3.0ポートには制限はないってことらしい。でも、使ったことがある人はわかると思うが普通に使えた代物ではなく、遅延があったり不安定なところがあったりするので、どうしても、という人のみの裏技的な、ですが。

しかしなんだねぇ。。。

AppleはかつてNewtonというPDAで失敗し(アイディアに技術が追いついてなかった)代わりにPalmのPDAが一斉を風靡したが、のちにそのNewtonのDNAはiPhoneで大きく開花しiPadも加えて大きな成功を収め、iOSと共に培ったハードウェア技術を今度はMacにフィードバックし、新たなMacの世界を築く一歩を目の当たりにしているというのは、やはり感慨深いねぇ。。。

一方で、高効率でx86系(Intel/AMD)PCを動作させるLinux系は別としても、つぎはぎだらけのWindowsは一体どこに行くのだろう? もっと言えばIntelはどこに行くのだろう? AMDがM1対抗チップの開発をしているという話がふと引っかかった。AMDがM1対抗チップができればLinux系もIntel系のx86アーキテクチャからARMアーキテクチャ版が進むかもしれん。そしてそのパフォーマンスによってはAMDが自作派を牽引することにかも・・・。もともと既にubuntuデスクトップなどは普通に使う分にはWindowsと遜色ないほどデスクトップOSとしてもいけているOSになっている。より深く使おうと思ったらスキルは確かに必要だがそれはWindowsも一緒。安価でがっちりパフォーマンスがあがるなら・・・。一般ユーザではスマホやタブレットで十分間に合うひとも多くなっている・・・。

ふと足元見渡すと既にゲーマーと特定の業務アプリと会社間のファイルの互換性と頭の硬い古い上司のためだけにあるようなWindows+Intelになってしまっているじゃんか。Windowsにまだ夢を見られたのはWindows2000の頃まで。あれからWindowsに対してなんの期待も持たなくなり、まだPowerPCだったMacにスイッチした。そしていまでも相変わらずWindowsにときめきも期待もない。それは現Intelも同じでubuntu/Win10マシンをAMD Ryzen 5 3400Gに切り替えた理由の一つでもある。今後果たして・・・(略)・・・とか妄想は尽きず(笑

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