ちょっと感動すら覚えた。Anker Prime Power Bank (12000mAh)

こんにちは。まだ体調は8-9割もどったってくらいでしょうか。万全ではないので、雪かきが必要となったら・・・どうしよう・・・。。。うーん。。。そんな感じで、

↑の、続き。では、と、最新のAnker PrimeシリーズからAnker Prime Power Bank (12000mAh)を入手してみた。

何かの感覚を呼び起こす

何を大袈裟なといわれそうだけれど、正直な感想だ。手に取った瞬間、経験したことがある不思議な感覚を呼び起こされた。

うーん・・・なんだろ、あ!わかった。本物を手にした時の感覚だ!

子供用のプラスチックのミニスキーしか使ったことがなかったのを、初めて本物のスキーセットを手にした時の感覚。おもちゃのトランシーバーで遊んでた子供の頃の記憶と本物のトランシーバーを手にした時の感覚。安物の果物ナイフから本物のナイフを手にした時の感覚・・・。いや、目的を果たすという意味だけで考えればある程度どちらでもいけるのだけれど。その違いがわかるだろうか。

このモバイルバッテリーはそんな感じ。手にした時の本物感。「軽くてコンパクト」ではない。これまでのモバイルバッテリーの記憶からするとある程度重くて12000mAhにしては大きい。だがそれを打ち消してあまりある存在感。重さも「本物だからこの重さ」と思える。

重さ大きさの比較と品質

手持ちのモバイルバッテリー。重さを実測して比較

  • CIO SMARTCOBY Pro 30W 10000mAh、179g
  • Anker PowerCore 10000 PD Redux 25W 10000mAh、194g
  • Anker Prime Power Bank 12000mAh、369g
  • CIO SMARTCOBY TRIO 65W 20000mAh、397g
  • Anker PowerCore III 19200 45W 19200mAh、409g

なので10000mAhと比べるとCIO SMARTCOBY Proではほぼ倍の重さ。20000mAhのSMARTCOBY TRIOに近い重さ。

この中で一番古いのが2021.6に入手したAnker PowerCore III 19200 45Wで2年半。一番使っているのも実はAnker PowerCore III 19200 45Wで毎日というかコロナ禍対策の非接触体温計に常時使っている。でも、ヘタらない。次に使っているのが同じくAnker PowerCore 10000 PD Redux 25Wでこれは充電容量の自然放電が少なく、必要な時にさっと使えるので気に入っている。問題なのだCIOの二つで、前のエントリーでも書いたが感覚的には1週間以内に使い切る使い方でないとダメ。しかもだ、Ankerの19200mAhでは非接触体温計につけて4日ぐらい持つのに、CIOの20000mAhでは2日で無くなる・・・。容量詐欺?いや、ヘタリ具合が酷いのだろうと想像している。つまり品質の問題。同じ理由でCIOの10000mAhも使いたい時に使えない方が多くてちゃんと使えていない。

で、Anker Prime Power Bank 12000mAhである

12000mAhにしては「重い」と感じるが、この「ぎっしり詰まっている感」は安心感がある。いや、そもそもちゃんとしたモバイルバッテリーを作ろうとしたら本来このぐらいの重さがあるんじゃないか?と好意的に思えるほどの造り込み。Ankerのことだから余計なものなど入っているハズもないので必要なものだけ詰まってこの重さなのだろう。じゃぁ軽いやつって一体?と逆に考えてしまうほど、だ(笑

残量の表示はもちろんのこと、バッテリーの状態(ヘルス、温度など)、各ポートの詳細が入出力時にわかる、など、モノとしてちゃんとしている。

ここまでちゃんとしたものを作られると、他のがおもちゃに見えてくる(苦笑

モバイルバッテリーに求めるもの

そうは言っても、AnkerでもCIOでもその他のメーカー製でも、5000mAh、10000mAhあたりはより軽くてよりコンパクトな方が人気はあるだろう。Anker Prime Power Bankの半額、いや1/3ぐらいの価格で買えるし。モノに充電するという目的は達せられるし。それ以上を求めない方にとってはAnker Prime Power Bank はただ重くて大きいだけの無駄なものになること請け合いだ(苦笑

しかし、そうだなぁ、誤解を恐れずに書くとこれはプロ用とでも言えばいいのか。各ポートの状態を知る必要があって、充電時、放出時のW数を知る必要があって、バッテリーの状態を知る必要があり、且つモバイルバッテリーに信頼性を必要とする方向け。12000mAhではあるけれど各ポートそれぞれに65W出力出来るのでNotePCの「あとちょっと」ぐらいなら対応可能だし、出先でのモバイルモニターやあれやこれの電力供給に安心して使える。

・・・うん。業務用と言うのがピッタリ

違う言い方をすると、「モバイルバッテリーのゴツいの」というよりは「ポータブル電源のマイクロサイズ」という方が感覚が近い。中華製のmakitaの安物互換バッテリーとmakita純正バッテリーぐらいの違いも感覚が近い。

そんなわけで、決して万人に手放しでお勧めはしない。しないが、本物というか「道具としてのモバイルバッテリー」を求める方にならイチ押しする。

しかし、Ankerすごいなぁ

こういうの出してこられると、日本メーカーの衰退がいやでもわかるというか。Ankerがグローバルで本気のものづくりをしているのだ、とはっきり認識できる。わかってるじゃないか。必ずしも安くていいものだけが良いわけじゃない。真っ当な価格で良いものなら受け入れられる。自社で設計して自社工場で品質徹底して組み立てて、カスタマーサポートも充実。そういう土台がないとこう言う製品はなかなか出せない。ただの格好だけになるからだ。それを出せると言うことはAnkerの本気度が伺える。DJIにしろInsta360にろそうだが、これは(安かろう悪かろうだった)Made In Chinaとは言わせない、もうMade In Ankerなのだと言いたい、そんな気がする。

・・・一部から叩かれそうだけど、はっきり言う。例えばかつてのSONY全盛期の頃のSONY、Toshibaの存在感があったころのToshibaより、ものづくりは良いんじゃないか?と思ってしまった・・・。

このあたり、CIOは日本の若者がプロダクトを主導し設計して、中国のどこかの工場に造らせて、結果、先述のように品質に問題を抱えたりしているのとは対照的だ。コストがかかっても販売価格が上がってもMade In Japanにこだわった方が結果、よいのではなかったのだろうか、と、考えてしまう。というか手持ちのCIO製モバイルバッテリーからそう思わざるを得ない。クラファンで12月中に届く予定のコンパクトな20000mAhの新しいSMART COBY Trioが1月にずれこんで手元にないので想像でしか書けないが、出荷直前で品質問題が発覚して予定変更を余儀なくされている状態をみるに、いろんな意味で既に期待が出来なくなっている・・・。

てことで

Anker Prime Power Bank 12000mAhは持ち歩き用として、私の使い方だと容量もちょうど良く、重さは車移動なので問題無し。65W出力であらゆるシーンに対応でき、信頼性が高いので、私にはうってつけのモバイルバッテリーとなった。

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