少し前からよく耳にし、目にするワード。
モンベルおじさん・おばさん = ダサい
というアレだ。全身mont-bell製品を纏って(街着にして)いるのがダサい、という訳だ。私はキャンプするのでmont-bellの会員になっているし、いくつか「これは!」という製品やウェアも持っている。ウェアはアウトドアでも着るし、普段着としても着たりする。流石に全身mont-bellで固めたりはしないが。自身、若い頃はDCブランドと呼ばれたショップで働いてたりもしたので別にファッションに否定的なわけではない。
そんな感じの私が、これに関していうことは一つ。
「だまれ小僧!(小娘)」
それともっと酷いのが「おじさんはパーカーを着るな」ってのもあるな。なんだそりゃだが、ついでにこれにも
「だまれ小僧!(小娘)」 (2回目)
だ。ファッションが全てファッション命のやつらが見れば「なに?もんべるって?ダセぇ」「全身モンベルってないわー」ってなるのだろうが、世の中ファッションが最優先の人種ばかりではない。逆にファッション誌やオシャレと言われているやつのコーディネイトをみると???なものも実は多い。全身同じブランドで固めてるやつだって相当数いるように思う。その時の流行を追いかけて、最先端をいき、なんなら先導できるぐらいのやつが偉い世界。
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思想が違うのだ
ファッション性は置いといて、清潔感と機能性とコスパを最優先にしている人たちの方が多分きっと多いと思う。もっといえばファッションなどどうでもよくて日々一生懸命生きている人たちもいる。ワークマン、しまむらすら上等でもっと安価なもので切り詰めている方々もいる。
山が、アウトドアが趣味で休日になると機能を優先して(機能的にまず間違いのない)mont-bellウェアで固めているのかもしれない。趣味まで嘲笑するのかい?
モンベルおじさん・おばさんと嘲笑するものたちはそういうのをいっぱからげて嘲笑していることに気がついていないのだろうなぁ、と、思うし、とても気分が悪いワードだ。
そういうことを言われると逆に言いたくなる。ファッション優先の服で固めたものたちのその服のその同じ価格なら、ほぼほぼのモノがmont-bellのものの方が遥かに性能がいい。
ファッションとは自身の身だしなみであり、アイデンティティであり、思想であり、時には楽しみでもある。「あの人おしゃれだね」と他者から評価されてなんぼなものだ。ゆえにその評価基準・価値観もまちまちなのだ。ある人からみれば、あなたのそのコーディネイト、イケテナイと思われてるかもよ?
いかにも汚く臭くボロボロなやつだと思ってたら、全身超高価な古着だったとか、実際いるもんね。でも、そういう人は他人を気にしないし、自己完結していて逆にかっこいいけれど。
(人のファッション)をダサい、と、いう奴が(考え方・生き方が)ダサい
あからさまにおかしいコーディネイト、TPOを無視したコーディネイトならまだしも他人の服装に、それもmont-bellという機能性重視のアウトドアウェアを「ダサい」と、背景もわからずいっぱからげにそれを揶揄して「モンベルおじさん・おばさん」とは、ファッションを語る資格なし、とも思う。逆に「おしゃれ」と言いつつ(言われつつ)TPOを無視したファッションをしているやつもおおいのだがなぁ・・・。
年齢の違いも大きいのだろうなぁ
年齢を重ねてきて、生活をしていると、基本的に「ファッション」の重要性はかなり下がる。究極的にはどうでも良くなる。子供最優先だったり、趣味最優先だったり。TPOで使い分けるし、他人から「かっこいい」と思われようというのがなくなるので、優先すべきは清潔感や機能性のみで普段着はユニクロ・ワークマン・しまむらとかで良くなるってわけだ。私から言わせればそれも身だしなみであり、アイデンティティであり、思想であり、つまりファッションであると思う。
ちなみにmont-bell、決して安価なブランドではない。たとえばユニクロ製品の1-2段くらい上をいく。が、機能を考えるとコスパがいい、だ。
結局なにが言いたいかというと、上から目線でそういう嘲笑するなら、こうだ
モンベルおじさん・おばさん、なんて嘲笑しているうちはまだまだだな
だ。少なくともそういう嘲笑をすればするほどブーメラン的に自身への目も厳しくなるのは理解していた方がいい。場合によっては「そういうワードが口から出る程度の人」と思われるかも、だ。加えていうならファッションという切り口でしかモノを見られない了見の狭い人、とも言える。mont-bellのなんたるかを知らない、単なるファッションブランドの一つとしか捉えられていない、というのが丸わかりのワードと思う。
ちなみに「おじさんはパーカー着るな」に関してはただただ差別的で人を蔑むだけの、かなり悪意に満ちたワードなので完全無視でいいかと思う。逆にそんなワードを無意識に発してしまう(先述と比べても酷い)あまりの了見の狭さに(自粛)だが、まぁ当のおじさんならそんなワード笑い飛ばせるくらいには人生経験積んでいるかとは思う。
// そういう私は今はもう「どうでもいい」になっちまったけれど(わっはっは)< そういうとこだよ //
おまけ