eGFX Breakaway Box 350 & Raden RX560 意を決してポチる

しばらく悩んでいたがMac mini 2018のIntel UHD Graphics 630についてで書いた通りPhotoShopで一部力不足が露呈。Illustraorでもやんわりと力不足。スリープからの復帰に失敗してメインのHDMIポートにつないだメインのモニターが赤くなってしまうなどの問題も。クリスマスが近くなってくると物流も混み合うし必要な時になかなか届かないのでは困ったっことになるし、そもそも在庫がなくなるのも困るのと、当初から「ちょっとでもきっかけがあればeGPU導入を考える」と言っていた通り、早めにeGPU導入することにした。

eGFX Breakaway Box 350

ポチったのはSonnet TechnologyのeGFX Breakaway Boxの一番下の350wのもの。Akitio NODE Thunderbolt3グラフィックボード専用とどっちにしようか迷ったが、対応GPUボードの互換性表示がちゃんとしている事、重量、サイズ、消費電力を見て、サイズが小さめなeGFX Breakaway Boxの方に決定。

  • Akitio NODE :145mm x 227mm x 428mm
  • Sonnet eGFX Breakaway Box 300w: 185mm x 202mm x 340mm

って、Akitio NODE、428mmって・・・(^^;;; 置き場所に困る。それとAkitio NODE(グラフィックスモデル)はAppleのサポートリストに載ってないのもちょっと引っかかる。いや動作するんだろうけど。
他に最初からRadeon RX560が搭載されたよりコンパクトなeGFX Breakaway PuckもあるがACアダプタがアホほどでかくて重いという話と7万円近い価格で断念。350wにしたのはそもそも超高性能GPUボードをつける予定がなかったのとできる限り省電力、コンパクト、静かなこと、そしてコストの方が重要だったから。eGFX Breakaway Boxは某秋葉館で33,000円(税込送料込)で買えた(^^

ASRock Phantom Gamming Radeon RX560 2G

GPUカードはRadeon RX560で探す(NVIDIA製はeGPU経由ではMacでは動作しないので)。GPUメモリーは私の場合2GBで十分。兎に角ゲームはしない、触ろうとも思わない、興味すらない、というかIllustratorやPhotoShop、もしかしたらたまにFinulCut Proを仕事で使うのでそれらが快適に動作すれば良い、というだけなのである。もっと言えばこれまでのメイン機iMac 27inch Late2013のGeForce GT755M(1GB)より高性能ならそれでいいというくらい。
そんな程度なので現時点の最新鋭のGPUボードなんて【全く】必要ないし、高い使いもしないGPUボードつけてベンチマーク自慢するつもりもまったくない(笑)。
このASRockのRadeon RX560は、RX560本来のStreamProcessor数が1024基、ComputeUnit数16基のフルスペックPolaris11ではなく、StreamProcessor数が896基、ComputeUnit数14基のRX460とスペック的には同じ。が、補助電源を必要とせず、ショート基盤でコンパクト、低発熱でファンも低回転で静か。そして何より11,740円という価格(笑)。Radeon RX 570で2万円台、Radeon RX590で4万円、Radeon RX Vgega64だと10万円もするもんね。そこからすると先述のeGPU Boxと組み合わせても4.5万円弱。GPUボードが今後貧弱に思えてきたらまたGPUボードだけ買い換えれば良い。しかもその時の最新GPUボードではなく、なんなら1世代前の安くなったのでも良いし、最新世代の一番下でも多分いける。VRが今後どうなるのか分からないが、もっとVRゲーム以外にも積極的に使われ始めてから考えれば良い。まさに自作PCのGPUボードを選ぶのと全く一緒の感覚だ。
今使ってるサブPCのubuntu/win7のマシンなんざGPUは完全に旧世代のnvidia GeForce 8400gs 256MBだ。でも問題なし!・・・と、言いたいところだが流石に10年以上も前のローエンドGPUボードなのでそろそろ今イッチバン安いSapphire R5 230 1G DDR3(3,500円!)あたりに変えようかとは思ってますが(苦笑)。
ちなみにGPUボード全般に言えることだが、今回eGPUを導入しようと思ったきっかけのPhotoShopだったりのちょっとした力不足はGPUの癖だったりドライバーの所為だったりってことがあるのでやこしい。ベンチマークでソコソコの数値が出ていてもそんな症状がでるGPUボードもあるし、逆に全然数値が出てない旧世代のGPUボードでも意外とイケたりする。Intel UHD Graphics 630は4Kで動画再生もできるけれど、4Kモニター目一杯に表示したPhotoShopでの作業がちょっと・・・という感じなだけで、FullHDでなら問題ないかもだし、意外と実際動かしてみないとなんともということもあったりする。
さて話を戻すと、Sonnetのサイトでは互換性表にはASRock製のGPUボードの記載がないのがちょっと引っかかってはいたのだが、Akitio NODEとこのボードの組み合わせでMac mini 2018で何の問題もなく動作した!というのを目にしたので、それならこの組み合わせでもほぼほぼ動作するだろう、と。ま、実際には全て揃って繋いでみないと何ともだけど、かなりの高確率で大丈夫だろうと。
そもそもASRockはPC向けマザーボードでも高品質で人気も高い。それがGPUボードも作るようになったって感じなので特におかしな作りはせず至極普通の作りだと思われ、その点も私からすれば好都合。そう、要はRadeon RX560が使えれば良いだけなのだし。

Thunderbolt3ケーブルを買い足す時には注意

Thunderbolt 3(USB-C)はとてもややこしい(苦笑)。まず、USB-Cというのはあくまでコネクタ形状であって、USBそもそもの規格ではない。USB2.0にもUSB-Cはあるし、USB3.0にもUSB-Cはあるし、USB3.1 Gen1にもUSB_Cはあるし、USB3.1 Gen2にもUSB-Cはある。加えてThunderbolt3もUSB-Cタイプのコネクタってわけだ。
Mac mini 2018に採用のThunderbolt3(USB-C)は、Thunderbolt3機器を繋げばThunderbolt3として動作し、USB3.1 Gen2機器をつなげればUSB3.1 Gen2としても動作する(もちろんUSB3.1 Gen1, USB3.0, USB2.0も下位互換で動作)。
eGFX Breakaway Box 350付属の0.5mのThunderbolt3ケーブルは40Gbps対応の高速なもの。これはメタル線だと最大2mまで。ただしプラスしてUSB3.1 gen2としても動作させようとすると(Thunderbolt3ドッキングステーションなど)0.5mまで、とややこしい。
付属の0.5mケーブルで短いなぁと感じた方は別途ケーブルを用意することになるかと思うが、その場合には「40Gbps」対応の高速なものを選ぶべし。20Gbps対応のものは安価だがこの場合GPUパワーを生かせないし(実際危なく間違えて買うところでした(苦笑))、あまつさえ形状が同じだからとUSB3.1 Gen2対応の10GbpsなUSB-C/USB-Cを買っても意味がない。もっと長いケーブルは光ファイバーを使ったThunderbolt3ケーブルもあるが価格は跳ね上がる。てことでどうにかして0.5mで間に合うように設置する方法を考えた方が安上がりだ。

しかし楽しいねぇ、Mac mini 2018

Macなんだけど、こんな感じに色々と自分好みにカスタムしたりパワーアップしていけるのはPCを自作したりする楽しさと通じるところがあります。情報もまだまだ少ないのであちこち必死に調べたりして。(あぁ楽しい(笑))
iMacにしていたらこう言う楽しさは味わえなかったろうなぁ。さらに、バラバラに選んでシステムが出来ているので調子が悪かったり壊れたり、力不足になったら最小限の取り替えですむ可能性があるってのもやはり安心感がある。
え?「そんなこと言うならHackintoshにしたら?」いやいやいや(笑 楽しそうではあるけれども(笑
ま、そんな感じでポチったので届いて実際に使ってみたらまたエントリーします。購入と選択の経緯の参考まで。

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