自前サーバでもレンタルサーバでもオープンソースのownCloudやNextCloudを使い始めている人が多い様ですねー。自由度高いですもんね。iCloudとGoogle Driveと、そしてBoxを使ってましたがBoxをownCloudに切り替えました。
ubuntuでもWebブラウザ経由ならどのクラウドサービスでも使えるんですが、クライアントアプリがあったりWebDav経由で比較的便利に使えたりっていうと意外と選択肢が絞られるってもの理由の一つ。Boxの場合ubuntuから使うにはちょっとアレだったり(略)、もっと細かいことだが、Macのクライアントのアイコンがヘッドホンのbeatsのアイコンと酷似していて紛らわしかった、ってのも実はあったり。
Contents >>>>>>>>
ロリポップでは今現在ownCloud 10.5は動作しない模様
うちで使ってるロリポップではownCloud 10.4.1が簡単インストール出来ます。ただしPHPは7.3にする必要がありますが。ちなみに、ownCloudの「アップデーターを開く」は機能しません。メジャーバージョンアップである10.5だから、とう事なのかもと思って、SSHログインして手動でアップデートを試みましたがPHPでエラー(PHPを7.3にしても7.4にしても)等々でうまく起動しませんでした。意地になって検証しようかとも思いましたがめんどうくさくなってownCloud10.4のまま使うことに。ま、気が向いたらそのうち状況を詰めてみますが。
で、ubuntuではどう使う?
ubuntuの、っていうかLinuxのクライアントがあるのでInstallしてGUIベースでもCUIベースでも使えますが、実は何もせんでも使えます。
ownCloudはWebDAVに対応しているので普通にWebDAVで接続すりゃいいんす。これはうちのメイン機のMacにも言えることで、わざわざクライアントを使わないでもWebDAVで接続した方が便利な場合も多い。
ubuntu 20.04 LTSではこの様にある程度のオンラインアカウントを登録できる様になっており、Google、NextCloud(ownCloudがないのが残念)、Microsoftは網羅している。Google Driveを使うなら単にここからログインすればデフォルトのファイルマネージャーでアクセスできる様になっている。
デフォルトで用意されているオンラインアカウント以外は、上のスクリーンショットの様にファイルマネージャーの下の方、「サーバーへ接続」にWebDAVの接続先を入れて「接続」を押せばいい。IDとPASSWORDを入れれば繋がる。
ownCloudへWebDAVで繋ぐにはownCloudと同じURLではダメで、専用のURLがある。WebブラウザでownCloudへログインした画面の左下の歯車アイコン
を押すとWebDAV用のURLが表示されるので、そのURLを使えばOK。もうひとつ。そういう仕様(ownCloudのURLではなく専用のURLでアクセス)だからか、ubuntu側ではファイルマネージャーの左側のownCloudのサーバ名を単にクリックしてもアクセスできずこんな画面にいってしまう。
ので、「サーバーへ接続」した後、ファイルマネージャーの上の
つまり、ownCloudで指定されたWebDAV用のURLの最後のフォルダのボタンを押して「ブックマークに追加」をして、そのブックマークから以降はアクセスすればいい。
Mac / iOSでownCloudを扱う
MacでWebDAV接続してもubuntuの様にブックマークを作らなければいけないことはなく、普通に使える。件のURLを入れてログインすればいいだけ。
iOSではいくつかownCloudのクライアントアプリが出ているのでそれでもいいが、わざわざ入れなくてもiOS標準の「ファイル」でもアクセスできる。ただし、同じ様にownCloudに接続する時にはWebDAV専用のURLで入力する必要があるのは注意、デス。