Mac mini 2018の温度を本気で下げる その1

Mac mini 2018だが、ミニマムな構造をしているので、結構熱くなる。熱くなるだけならいいのだが、CPU温度やらが100度を超えることがしばしばある。とくに

  • Logic Pro X
  • Final Cut Pro

では顕著だ。Logic Pro Xでは熱くなりすぎるとノイズが出始めたりでLogic Pro Xを再起動したりと面倒なのと、そんな症状が出るくらいなのはちょっと不安なのと、面白いのでいろいろと実験してみた。ちなみに写真の通り後ろ側が結構あつくなるのですでにヒートシンクをつけているがま、気持ち程度であまり変わらないと思ってもらっていい。実験したのはLogic Pro Xで1分ちょっとのサウンド素材(ピアノを録音したもの)に、Logic Proの音源からトライアングル、SampleTank4からタンバリン、UVI orchestral Suiteよりxylophoneを加えただけの簡単なもの。これをループして再生。

ノーマル状態

ループ3回目で下記の状態になる。本体ファンが効き始めるため正確ではないが、CPUが軒並み黄色(90度以上)になり、時には100度を超える。ただ超えると本体ファンがマックス近くで回り始めて下げようとはする。それともう一つ、内蔵SSDが58度〜60度くらいまで上がる。Thunderboltチップの温度も77度と全体的に温度が高い。

上に140mmファンを置いてみる

こんな感じ。この場合の温度はこのぐらい

しばらく眺めていても100度を超えることはなく、Max 94度くらい。ただしケース外から冷やしているため表面を触ると冷えている気はするがCPU以外の温度はさして変わりはない感じ。

ケース下面のフタを外し、140mmファンを下に配置してみる

う・・・うーん。。。いろいろやっている方もいるようだが、コレをみる限りそんなに効果はなさそう。

それよりもファンコントローラーで内蔵ファンをMaxで回すのが一番いいということもわかった。

ちょっと待て。なんでこのくらいでこんなに温度が上がってんだ?

そう、疑問はそこである。これ見て欲しい。アクティビティモニターのGPUの履歴グラフだ。

eGPUが多少動いているのはeGPU経由のサブモニターにもいくつか表示しているからだ、「外部GPUを優先」のチェックを外して本体のHDMIポートにつないだメインモニターで表示しているLogic Pro XはCPUもiGPUも使うってわけだ。そりゃ発熱するわな。。。では、と、「外部GPUを優先」にチェックを入れて再度テストしてみると

こうなるのだが、iGPUの負荷自体はさておきeGPUを目一杯使っているのはわかるかとおもう。

「外部GPUを優先」ON、上から冷やしてみた

温度はこんな感じ。

一番MaxのところのショットなのでCPUは黄色まみれだが、iGPUの温度が下がっている。なぜか内蔵SSDの温度も5度ほど下がっている。

「外部GPUを優先」ON、裏蓋を外して下から冷やしてみた

すると・・・

をを!  CPUは85〜94度あたり、ほぼ90度以下を推移するように。そしてThunderboltチップの温度も72度まで下がり、内蔵SSDも52度まで下がった。Memoryの温度も60度を切った。

「外部GPUを優先」ON、裏蓋を外して下から140mmファンで冷やす&上から120mmファンもあててみた(笑

そこまでするかという感じだが(笑)ちなみに上の120mmファンのUSB変換アダプターは昇圧タイプでファンがMaxで回るタイプ。LEDもつく(笑)。こうすると

をを! CPUは90度超えなくなった。且つ、内蔵ファンもさして回ってない。iGPUも85度まで下がり、Memoryは55度、Thunderboltチップも69度と70度を切った。そしてそして内蔵SSDは49度まで下がった。ただちょっと上のファンがマックスで回ってるのでやはり多少うるさいけど(笑

結論。そもそもiGPUを使う限りはファンだけではどうにもならん。

CPUを使った状態でiGPUも使ってるのだから仕方がないといえば仕方がない。それで素の状態で外からだけ冷やしても基本的には変わりなし。内蔵ファンを回す方がはるかに効果的。

でも、eGPUがあるなら話は別。画面描画をeGPUに任せて負担を軽くし、裏蓋を外して裏から風を当ててやればだいぶ違うことも判明。それに加えてケースに伝わった熱を上からのファンで放熱してやれば効果的に冷やせる。

CPUもだけど、Thunderbolt回りもごくたまにおかしくなることがあったりしたけど、熱じゃね?とか、内蔵SSDやMemoryも心配だったりしてたので、基本的問題がなければeGPUを使い、さらに上下からファンで冷やすことにしました。

ファンの音が気になるかなと思ったけれど、上に置いた120mmファンの変換コネクタを昇圧タイプから普通の(つまり5Vで駆動になるので低速回転になる。LEDファンは使えなくなるので別な手持ちのファンに交換)に代えてみたが、安定するぐらいには冷やせ、且つ静か。下に置いた140mmのファンもファンが大きいため低速では十分に静か。高速に切り替えてもさほどでもない。むしろRAIDケースの40mmファンの方が回り始めると(小さいファンなので)うるさいくらい(苦笑) うちではこの状態で作業していても問題は出なくなったし、よほどの高負荷をかけても、いざとなれば140mmファンを高速にするなりさらに内蔵ファンをファンコントローラーアプリでMaxにするなりすればいいしね。うん。

今回用意した機材

アイネックス 140mm USBファン。ゴム足&強弱スイッチ付き。Mac mini 2018の裏蓋外しておくのにちょうどいいサイズ。

他、変換コネクタ

120mmのファンは手持ちの余ってたファンで実験しました。

もうちょっと続く。。。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA