Microsoft Office。WordとExcelとPowerPoint。そしてAccess。世の中というか日本の官公庁や企業の多くが依存しており、そしてそれぞれに独特の使い方があったりして、それ以外の書類を扱えなかったりなんて事もあるぐらいデファクトスタンダードになっているアプリケーション群だ。パソコン教室=Word/Excel教室という時期もあったぐらい、パソコンとは切っても切れない仲・・・だった。だった・・・というのはパソコンの使われ方、環境が大きく変わって、Officeが必要な場面が大きく変わった(もちろん未だに変わってないところも多いが)。Microsoftはライセンス形態を段階的に変えて来て、今はAdobeと同じく年契約のOffice 365がメインになっている。が・・・Macを使っている人は無料のiWork(Pages/Numbers/Keynote)があるし、そうで無くてもLibreOfficeを初めとするFreeのOfficeスイートもある。これからもMicrosoft Officeを使い続ける事に意味はあるのだろうか?
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個人的にはどうか
個人的にはワープロアプリを使うことは年に数回あるかないか、だ。綺麗な書類やページを作るにはそもそもの構造が違うIllustratorで仕上げる。文章に特化したワープロアプリはほぼ出番がない。あっても本当に文章とちょっとした写真や図を入れるぐらいだ。なのでMicrosoft Wordじゃなくても良く、Apple PagesやLibreOfficeのそれで十分に間に合う。
PowerPointは個人的には全く使わない。プレゼンはKeynoteでする。しかしたまーに官公庁などから(wordで良いだろう?的な)書類をPowerPoint形式で求められることがある(その逆でwordで欲しいページ形式のデータをPowerPointでよこす奴がいてこまる)。ま、これも複雑でないこととコツさえわかっていればKeynoteやLibreOfficeのそれから書き出すことが可能なので問題はない。
問題はExcelだったが
問題はここでも何度か書いている通りExcelだ。Excelのマクロ機能とVBAがなかなか捨てられなかったのだ。でもここに来て(Excelのためだけに)使ってたMicrosoft Office 2011 for Macが10/10にサポートを終了する。macOS High Sierraの一部の環境では使えないという報告も出ているので早急にどうにかしないといけないタイミングでもあったので、現時点で再度よーく思案して見た。
私もたまにしか使わないので知らなかったのだが、LibreOfficeがVBA互換になっていた!というかVBAの記述が一行加えるとLibreOfficeで動くようになっていた! びっくりだ。どこまでの記述がサポートされるのかはじっくり調べて見ないとなんともだが、ウチが顧客向けに書いているVBAぐらいなら動くかもしれないし、最悪本来のLibreOfficeの記述言語で書き直せば良いだけ。しかも、実は意外とLibreOfficeの日本語の扱いが優れている。正確に、細かくエンコードができたりする。
そうか、複雑なことをさせるにはLibreOfficeと、簡単なのはNumbers、で良いかも知れない。顧客向けにはLibreOfficeで組んだやつに切り替えてもらうってんでも良いね。Freeなので金額的な負担をさせる事も無く、バージョン違いで動く動かないとかいう問題からも解放されるし、MacとWindowsで完全互換だしね。ふむ。。。良いかもしれない。
脱Microsoft Office宣言
てことで、うちではMacもWindowsも基本、MicrosoftのOfficeから段階的に完全脱却するという結論に達しました。ついにExcelでなくても良い状況が整った、ってことでもありますねぇ。。。
あれ?Accessはどぉすんの? いや、そもそもAccessは一般人は使わないだろうし、Accessで開発して配布するような人は相手にAccessを求めないし。個人的に思うには普通に使う分にはFileMakerで多くの場合十分だったりすんだよね。高スペックすぎる。
開発が進み、日本語化も進み、良い感じに成長したLibreOffice。びっくりするほど使えますよ! (ExcelからNumbersに移行するより簡単。書籍も意外と出ているので、ワープロ、表計算自体が初めてでも比較的安心。)
(あ、因みに、ですが、LibreOfficeをインストールするには本体のインストーラーと日本語訳インターフェースインストーラーの二つが必要です)