Aftershokz OpenMove 骨伝導イヤホン(ヘッドセット)入手してみた

昨年秋に発売になり最近ニューカラーが出て、一部で話題になっているAftershokz OpenMove骨伝導Bluetoothワイヤレスイヤホン(マイクもついているので正確にはヘッドセット)を試してみたくて入手してみました。ニューカラーが出たというのにホワイトを購入(苦笑)。

ブログやYouTubeでのレビューではいいことばかりを書いている方が圧倒的に多く「最高!」とかいう記事ばかり。デメリットはちょっとだけ。ほんとに?!でも確かに便利そうではあるしってことで電脳-煩悩的には試さずにはいられません。

正直、音楽をじっくり聴くレベルの音質はありません

これ、とても大事なので最初に書いておきます。音楽をじっくり聴くするレベルの音質はありません。はい。これは間違いないです。

モニターヘッドホンのAKG K271 MkⅡをメインに、サブにAKG K72とBeats Solo 3 wirelessを使ってるけれど、そのどれも比較にはなりませんです。

が、オーディオテクニカの2000円しないヘッドホン、ATH-S100レベルの音はします。その程度の音質だという認識は必要かと思います。私は他の骨伝導イヤホンを知りませんから比較できませんがよくブログにある「骨伝導なのに音質がいい!」というのは他のものがとてもじゃ無いが音楽を楽しむレベルにすらなく、ATH-S100レベルの音質も実現できてなかった、ということなのでしょう。想像ですけれど。

が、これの真価はそこにあらず

ここは多くのブログ記事などで書かれているとおりで「耳を塞がない」というのが最大のメリットであり、特徴であり、ここを生かす使い方を想定するかどうかで真価が変わると言えるかと思います。

  • 環境音や他の音、声などを聴きながら、つまりBGM的に音楽を流す
  • ウォーキング、ランニング、自転車など、基本的に耳を塞いではまずい環境
  • テレワークでのZOOMなどのヘッドセットとして

これらの用途ならすごくいい感じです。カナル型イヤホンをして歩くあの不快感や振動でカサカサとする感じ、オーバーヘッドを含む密閉型ヘッドセットでのマイクの自分の声の違和感が皆無。片耳Bluetoothヘッドセットは片耳を塞いでませんので自然ですが、ステレオになっても自然なまま、というイメージ。

先述の通りじっくり音楽を楽しむのには全くもって向いていませんが、シチュエーションによってはこちらの方が圧倒的に向いているシーンがある、って訳です。

音は、漏れます

「音漏れなし」なんて平気で書いているブログもありますが、私の感覚からすると、かなりあります。オープンイヤーヘッドホンぐらいにはあります。なので電車やバスや飛行機などで隣の人にはそれなりに聞こえるかと思います。音をある程度小さくても自身には聞こえ、他人には聞こえにくくはなるのですが、そうするとBGMとしてはいいんだけれど、音楽として楽しめるかってぇと微妙。もちろんビデオの視聴も同じく。そういうシーンなら骨伝導よりノイズキャンセリングイヤホン・ヘッドホンの方が良いです。当たり前ですが。まぁ、この辺は「音楽を楽しむ」と一口に言っても人それぞれなのでなんともですけれど。

用途によってはかなりアリ

って感じが正直な感想。どこぞのブログで書いている様な、これ一つで他のがいらなくなるとかそういう万能なイヤホンでは決して無いです。シチュエーションによって骨伝導と普通のイヤホン・ヘッドホンを使い分ける、の、方がいい感じになるんじゃないかなぁと思うんで、先述の用途の方にはかなり「アリ」なイヤホンかと思います。あくまで用途によっては、ですが。

個人的にはBGM用のイヤホン自転車で使えるものが欲しかったので、アリアリです。電話がかかってきてもそのまま話せますし。iPhone12通話用のヘッドセットとしてJabla Talk 25もあるんですけど、それにもとって変わるような気がします。

あ、ちなみに補聴器使ってる父に試してもらったら、テレビの音はかなり聞こえやすくなったとの事。全ての人が改善するわけではないだろうけれど、普段聞こえづらい人は骨伝導ってのはありかもです。

発売されたばかりのニューカラーは9999円ですがブラックとホワイトならさらに安価で実売7600円ほどなので、試しやすいってのも良いです。

2月1日追記 BGM用途/ヘッドセットには本気でお勧め!

オフィスでBGMを流しながら作業したりする時に、32inchモニターの両脇にあるTANNOYで本格的に鳴らすのはちょっとってことで、背後にあるTASCAMも3inchのモニタースピーカー(Amazon EchoとBluetooth接続/Windows・ubuntuと有線接続)をBluetooth経由でAmazon Musicを鳴らしてたんだけど、背後からなるのでほんとになんとなく鳴らす、という感じ。この状態で電話がかかってくるとEchoを操作して音量をさらに下げて、電話に出る。必要ならヘッドセットを接続して通話する。

それが、

  • 長時間つけていても耳が痛くならない
  • 他の音も普通に聞こえる
  • マルチペアリングで同時に2つのデバイスに接続し、切り替えは自動

というこのAftershokz OpenMoveの特徴を活かしてBGM用途で使うとどうなるかというと、例えばMac mini M1のiTunesの音楽を聴いていたとして電話がかかってきた場合、自動でiPhoneに切り替わりそのまま電話に出てAftershokz OpenMoveでハンズフリーで通話できる。

zoom専用で使うにしても周りの音も自分の声も自然に聞こえて、疲れない・痛くならないってのはほんとにいい。

1週間ばかり使ってみましたが、BGM/ヘッドセット用途の普段使いにはほんとに向いてます。片耳のBluetoothヘッドセットなんてもう使えません(苦笑)。ただしつこいぐらいに書きますが「じっくり聞く」ほどの音質はありませんので、それ用途には別なものを、です。

2月7日追記 自分用にと父にも追加購入

耳が遠くて補聴器のお世話になっている父。が、テレビの音は補聴器ではうまく聞こえない様で、Bluetoothヘッドホンを選んであげてそれでテレビを視聴していたのだが、耳を塞ぐとチャイムなどが聞こえず、つまり、火災報知器などの警報も聞こえない。自分が使ってみてよかったので父にもちょいと試したらよさそうなので追加で購入。

早速テレビにつけているBluetooth送信機とペアリングして、Regzaのヘッドホン専用ボリュームを調整して試してもらったら、これまでにないぐらいクリアにハッキリ聞こえる!と超喜んでました。加齢によって耳が遠くなった方みんなが改善するわけでも無いだろうけれど、改善する場合もある、可能性があるってことが大事です。

あまりにも快適なので自分用には、iPhoneとApple Watch用で1つ、追加でMac mini M1とiPad 8th用に(FaceTime/Zoom用)1つとしました。ほんとは一台で4台とか、beats wireless Solo 3の様に(Apple機器には台数気にする事なくシームレスにつながる)使えれば最高なんですけど、ね。ま、わがままはいうまい。

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