の続き。
場合よってはショックマウントが欲しい場面があるのだが、Portacaptureには純正のショックマウントは用意されていないのでサードパーティに頼ることになる。なるのだが、これが汎用となると探しても3つしかない(苦笑)
Contents >>>>>>>>
BOYA BY-C10 ハンディレコーダー用ショックマウント
調べてみると現状Amazonではオリンパスから出ているOEM品と
外見が同じなBOYAの偽物(品質まで同じかどうかは不明)
が、あるのだが、(上のがそうだとは断言しないが)中国メーカーのさらなる中国の偽物は品質が悪い(にせてあるだけで素材が同じともかぎらない)ことがかなり多いし、価格もさらに高くなってたりなので、買うならオリンパスのものかBOYAの正規品が買えるSoundHouseから買うのが良いだろう。
ただし載せられる重量は少なめだろうと構造から想像はできる。Portacapture X6の電池込み387gはどうみても無理がありそう。
Rycote RYC041119 ポータブルレコーダーサスペンション
Amazonでは扱いがないがSystem5などで扱っているライコートのレコーダー用サスペンション。品質は折り紙付きでいいのだが価格が税込で1万円を超えるのでBOYAの3倍以上の価格差。まぁ、それだけの品質はあるのだが。
そしてもう一つ、このRycote RYC041119は載せられるのは300gまでなのでPortacapture X6はダメ。ライコートで300g以上に対応しているのはこちら。
Rycote RYC041130 ポータブルレコーダーサスペンション HD
同じくAmazonでは扱いがないがSystem5などで扱っているライコートのやつの上位版。300g以上にも対応。System5での価格はさらに上がって10978円・・・。いや、ものがいいのはわかっているのだが、音の専門のプロならまだしも、毎日使うものでもないし、よく考えてみりゃZOOM H1nが買える価格でショックマウントってのはやはり躊躇する。てことで
とりあえずBOYAを買ってみることに
ライコート高いし、ちょいとゴツすぎるので、SoundHouseのポイントもあり結果千円ちょいで入手できるのでテストがてら(冒頭の写真にあるように)BOYAのやつを買ってみました。
届いて早速そのまま載せてみた写真は撮ってなかったのでアレですが、想像通りこれにはPortacapture X6の387gは完全に重すぎで水平で固定で使うならまだしもハンドルにつけて持ち歩いたり、傾けたりするとサスペンションが完全に潰れ変形して全くダメです(苦笑)。横方向にも前後にもダメ。
あぁ、やっぱりダメだったか。といったんは諦め。
小一時間ぼーっとながめた後、ふと「サスペンションが弱いなら増強すればいんじゃね? ライコートのと違って空間があるのだし、ヨレにくく潰れにくくすればいんじゃね?
と、思い立った。この隙間にサスペンションになるものを足してやれば、と。素材はただのゴムとかでは音は伝わってダメだろうなあ。人工筋肉なんて呼ばれているソルボセインあたりが良さそうだなぁ・・・。って、あれ、そういえば以前なにかで使って余ってるやつあったな! それが冒頭の写真右に写っている黒い四角のモノです。3cm四方で厚みは1cmあります。
あてがってみるとちょうどいいじゃん! Portacapture X6は重心が下側にあるのだけれど、三脚ネジは上の方についているので縦に使って下にずらした方が重心的にも都合がいい。そうするとちょうど手持ちのソルボセインのインシュレーターがピッタリ収まる。ソルボセインのインシュレーターを上側はそのまま、下側は形に合うように(貼りつけ面が増えるよう)ちょいと加工して3Mの両面テープで貼り付け、念の為輪ゴムで一晩固定。
↑ちゃんとくっついたようなのでテスト。
左右のフレはだいぶ少なくなった! 前後は
うん、多少傾けたぐらいでは全然大丈夫。それどころか真上や真下でも踏ん張ってくれてますな。ソルボセインがうまく機能してPortacapture X6の重さにも耐えてくれてます。ソルボセインなのでここから変な音が伝わることも無し。これでハンドリングノイズを抑えられますし、室内で三脚につけた時の床からの音も軽減できます。
てことで、安価にPortacapture X6用のショックマウントが用意できました。ぃぇぃ!
まぁ、私と同じようにするにはBOYAのショックマウントとソルボセインと3Mの両面テープがなければいけないのだけれど、こんな方法もあるよってことで。